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学連幹事としての思い。(辻柾次)

2012.11.13

今回私は「学連幹事」という悲しくも馴染みの薄い役職についてと、仕事と選手との両立の中で感じたことを書きたいと思います。

学連とは、「関東大学サッカー連盟」のことで、一番皆様に馴染みの深いところで言えば、白熱するリーグ戦の準備などをマネジメントしている組織です。我々慶應義塾体育会ソッカー部を含む関東1部2部の計24大学から各大学2~4名代表者を派遣して構成されています。その構成員が学生幹事と呼ばれ、慶應ソッカー部からは私と3年後藤、2年鶴岡が慶大の「学連幹事」として働いております。本部事務所は御茶ノ水にあるJFAハウスの一室をお借りしていて、そこで日々業務を行っております。また、「幹事会」と呼ばれる定例会議が毎週水曜日御茶ノ水で行われ、週末の試合を問題なく運営する為に様々な確認をしているのです。

私はその中でも経理部という部署に所属しており、代々慶大の学生幹事の先輩方が所属してきた部署でもあります。毎週行われるリーグ戦のお金の手配や各会場への振り分け、収支のチェック、試合は一日中の運営となる為大量のお弁当の手配、先日行われた笠松など遠方での会場では学連の前泊宿を手配する等、仕事内容はお金にまつわること様々です。かなり高額なお金を扱わせていただいており、責任のある仕事でやりがいはとてもあります。また、連盟内での仕事だけでなく、所属チームである慶應ソッカー部と連盟を繋げる連絡係でもあり、チームへの連絡に綻びがあれば大きな伝達ミスとなるので、これもまた重要な役割として丁寧な仕事ぶりが求められます。大まかに言えば業務内容はこの様なものが中心となりますが、その他にも仕事内容は多岐に渡っております。実際に学連幹事として働き始めてから「こんな仕事もあるのか」と思った経験は数えきれません。

関東大学サッカー連盟学連幹事として働く皆のバックグラウンドは人それぞれです。大学サッカーの発展に大学生活全てを費やそうという熱心な学生幹事や、私の様に選手と兼任で仕事に携わっている者や、部のマネージャーとの兼任者もいます。関東大学サッカー連盟で働いていると、選手活動への時間的な制約があることは否めませんが、皆がそれぞれの環境の中で精一杯裏方として尽力している姿に、グラウンドに居るだけでは受けられない様な刺激をもらうことが出来ます。私がサッカーの練習に取り組んでいる間にも、毎日のように事務所に通いつめて準備をしてくれている人達には、同じ学生幹事として頭が上がりません。

そして、後輩の後藤、鶴岡の優秀さには助けられてばかりです。本年度から選手としてリーグ戦に関わる機会をいただいており、大変喜ばしい限りなのですが、その反面試合当日の運営に関わることが出来ず、学連メンバー、後輩達にも迷惑をかけてしまっているのですが、嫌な顔ひとつせず私の分をカバーしてくれる仲間達には感謝してもしきれません。また、学連の一つの特徴として、「仕事の実態が直接的に関わるピッチの選手達の目には届かない」ということが挙げられます。もちろん、大学サッカー界全体への奉仕ではありますが、自分自身も経験しており、その苦悩も分かっているつもりです。裏方で働いてくれている人達の姿を身近で最も知る選手というのもなかなかいないので、そういう意味では選手としてもしっかりと結果を残し、運営当日以外の仕事と両立することが私の最大の使命であると思い練習に仕事に励んで参りました。

どのチームの学連幹事も最大の目標は「チームと一緒に学連を引退する」、すなわちインカレの決勝まで行き、最後の最後まで所属チームの運営を行うことだと思います。残念ながら、選手としてもインカレ出場を逃し、学連幹事としてもその目標を達成することが出来ませんでした。今年のインカレはピッチ上に慶大のいない運営となりますが、多くの経験を積ませてくれ、自分を成長させてくれた大学サッカーの為に感謝の気持ちを持ってインカレ運営に臨むつもりです。残り2週間の選手生活と、1か月半の“大学サッカー生活”、4年間の集大成を見せたいと思います。

残り2試合、黄色のユニフォームを纏った荒鷲にどうぞご期待下さい。また、年末年始は大学最高峰の大会、「インカレ」にも是非足をお運び下さい。
長々と書いてしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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