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「間違いじゃなかった」(岡田舜立)

2022.10.16

金子紹介ありがとう。なんか色々と褒めて?くれてて嬉しくなりました。

金子とは学部も研究会も一緒で、一緒のカテゴリーでプレーした経験もあり、とても仲が良いと勝手に思っています。最初は全力の笑顔で話しかけてもそっけなく返事をされてしまい、嫌われてるのかなーと思っていた時期もありました。今でも相変わらずそっけないのは変わりませんが、内心私のことが大好きだということを知っているので安心して好き放題話すことができています。ちなみにこれからも抱きつくことは辞めません。

先週の研究会は金子が欠席していたため、1人で寂しく電車に乗り、悲しい思いをしながら家に帰りました。今週は絶対一緒に帰ろうね!!

これ以上金子の話をすると愛が溢れて長くなりそうなので、本題のブログの方に移りたいと思います。最後のブログということで何を書こうか迷いましたが、ありきたりのことを書いてもしょうがないので4年間の出来事や感じたことを素直に書きたいと思います。坂巻のように本当にまとまりのない拙い文章になると思いますが、日本語検定「外国人上級者」レベルの人間が頑張って書いたんだなと思いながら読んでいただければ幸いです。

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よく私は色々な人に「しゅんたは悩み事とかなさそうで毎日楽しそう」と言われる。流石に考えたり、悩んだりすることはあるけど、確かに毎日楽しい。基本的に自分の感情のまま、自由に行動して生きてきたし、高校までの人生を振り返ってみると何かで悩む回数も多くなかったような気がする。でもソッカー部での4年間は、人生で1番苦労して悩んで考えた期間だったと自信を持って言える。

まず私がソッカー部に入ろうと思った理由はシンプルにサッカーがしたかったからだ。大学にサッカーチームがあると聞き、Googleで「慶應 サッカー」と検索すると一番上に「KEIO UNIV. SOCCER TEAM」と出てきた。私は大学でもサッカーがやりたいと考えていたので、ここならサッカーができるとあまり深く考えず入部することにした。

サッカーは人生において必要不可欠な存在であったため、あまり考えずに決断ができたのだと思う。私は人生のほとんどを海外で過ごし、転校を何度も繰り返した。何度も友達や慣れている環境から離れ、新しい環境に放り込まれたが、いつもサッカーだけは隣にいてくれた。サッカーのお陰で友達もすぐできたし、環境にも馴染むことができた。楽しいからサッカーをやっていたが、コミュニケーション手段の1つとしてやっていた部分も大きかった。

とにかく大学でもサッカーを続けることを決めた私は、入部条件であった3050mを12分以内という条件を死にそうになりながらも全力で走り、なんとか入部が許可された。やっとサッカーができる!と考え、ウキウキしながら初回の練習に向かったが、待っていたのは厳しい現実だった。

まず、私は敬語が話せなかった。一応敬語の存在は知っていたが、何が敬語なのかわからなかったし、どのように目上の人に話せば良いのかわからなかった。今になって考えると、人生で敬語を使う機会がほとんどなかったのに敬語なんて話せるわけがなく、入部して1週間目で社会人コーチの方に「え、ゴールここ?」とタメ口で話しかけるという失態を犯してしまった(読んでいるかわかりませんが、髙橋さんあの時は本当にすみませんでした)。最初は怒られている理由がわからなかったが、話し方で怒られていたということを先輩が丁寧に説明してくれたお陰で理解することができた。

その日から日本語を勉強しよう!と考え、大学の語学選択を母国語であるはずの日本語にしたり、先輩に社会人とのLINEの仕方を教えてもらったり、社会人の方と話す時、自信が付くまでは「はい」「いいえ」「わかりません」の3択のみで会話をしようと決めたり、日本語のYouTubeを見まくった。他にも工夫したことは色々あるが、こうした工夫のお陰で今は問題なく話せているのだと思う。

他にも、高校時代のオーストラリアのコーチに「Looking sharp Shunts, love the quiff son!(シュンツ、イカした髪型だね!良い髪型だ!)」と絶賛された髪型がソッカー部に相応しくないと注意されたりと、多くのカルチャーショックを受けた。様々な国で生活をしたことがある私だが、体育会で1番カルチャーショックを受けたと思う。それ程までにピッチ外では本当に悩まされた1年だった。

また、ピッチ外だけではなくピッチ内でも本当に厳しい現実を見た。一応高校ではオーストラリアのセミプロチームで飛び級という形で年上の人たちとサッカーをしていて、それなりに自信があった。しかし、慶應の練習に行くと自分がいかに下手だったのか思い知った。1番下のカテゴリーでプレーをしていたが、とにかく練習についていくのが必死で、毎日全力で食らい付いていた。全力で毎日の練習に取り組んだものの、結果としては1年目公式戦出場0回。メンバーに入ることも1度もなく、人生で初めて1年間公式戦に出られないという経験を味わった。

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2年目はサッカー面で大きく変化を遂げた年だった。今年こそはIリーグ(公式戦)に出ると決心し、変化が必要だと感じた私は中高でプレーしていたボランチを辞めてシャドー(攻撃の選手)にポジションを変えた。私は攻撃のセンスが全くなく、シュートも壊滅的に下手だが、前線でボールを追い回し守備に貢献することで試合に出られるのではないかと考え、シャドーでボールを永遠に追い回した。

その結果、1番下のカテゴリーではあるが、公式戦全試合出場を果たし、チームにプレーで貢献することができた。試合ではボールにほとんど触っておらず、「岡田守備良かったけど走っただけじゃね」と言われたり、途中でサッカーをやっているのか、マラソンをしているのかがわからなくなったこともあったが、とにかく試合に出られることが嬉しかった。当時の4年生やグラマネのあべしんさん(R4卒)、社会人コーチの塩木さんが自由にやらせてくれたお陰で本当に充実した1年間を送ることができた。

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3年目は1番悩み苦しんだ1年間だった。
2年目で試合に出られるようになっていたため、「このまま上のカテゴリーまで行ってやる!」と考えていたが、怪我を繰り返してしまい試合どころか練習もあまりできていなかった。この時初めて「なんで部活/サッカーをやっているんだろう?」と本気で考えてしまった。他にも本当に色々なことが積み重なり、「部活に入ってる意味はあるんだろうか」「日本の大学に入って正解だったのかな」「なんで毎日練習に来てるんだろう」などと本気で毎日色々なことを考えた。自分の今までの行動や選択に急に自信が持てなくなり、部活を辞めようと真剣に考え始めた。そして気が付くと、部活やサッカーのことを考えると体調が悪くなる体になってしまい、社会人コーチやグラマネのともきさん(R4卒)と相談して部活を休むこととなった。

部活から離れていた時期は1日中家にいた。特に何かをするというわけでもなく、寝たり食べたりもせずただ永遠とベットでボーッとしていた。当時はなんでそうなってしまったのかわからず、本当に頭がおかしくなりそうだった。

どのくらいその状態だったのかは思い出せないが、ある時ソッカー部で兄弟のように仲の良い天田と島田に話したいと思い、それがきっかけとなり地獄のような状況から抜け出すことができた。人生の中で人に悩みを打ち明けることはなかったが、その時の感情や状況を包み隠さずに話すと、島田と天田は驚きながらもちゃんと聞いてくれた。話したことで特に何かが解決したわけではなかったが、肩から荷が降りたような気がした。前を向く元気をもらえた。

天田とゆーだい、あの時は本当にありがとう。恥ずかしくてあんまり言ってないけど本当に感謝しています。

すぐに元通りというわけにはいかなかったが、少しずつ前を向くことができ、自分の決めたことを信じようという気持ちになれた。練習に行く頻度を週1、週2と徐々に増やしていき、家に引きこもり真っ白になっていた肌が少しずつ元の黒さを取り戻していった。

最終的に部活を続けようと決心できたのも同期のお陰だった。それは学生コーチ、横幕の言葉だった。横幕は覚えてないかもしれないが、「岡田、復帰してC2(当時横幕が担当していたカテゴリー)に来てよ。C2にお前が必要だ」と言ってくれたことで復帰する理由、目標が生まれた。純粋に仲の良い横幕がそう思ってくれていたことが嬉しくて、横幕の下でサッカーがしたいと思うようになった。復帰しようと本気で思うようになり、復帰に向けて自分なりに頑張った。C2で力になれたかはわからないが、Iリーグ後期に少しだけ絡むことができて、微弱ながらも貢献できたのではないかと思う。

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部活に残ることを決心したが、4年目になり悩みが減るわけではなかった。

1番下のカテゴリーでシーズンを始め、とりあえず上のカテゴリーに上がるという目標で目の前の試合に全力で取り組んだ。その結果、1つ上のカテゴリーに昇格することができた。しかし、横幕に「もう落ちてくるなよ」とカッコ良く見送られたのにも関わらず、あっけなく元のカテゴリーに戻ることになってしまった。

落とされてしまい、目標を見失ってしまった私は何を目標にサッカーをしているのかわからなくなってしまった。落とされたのは自分の実力なわけだが、何をどうすれば良いのか本当にわからなくなった。

けれど自分には前線でボールを追うことしかできないと思ったし、それでしかチームに本当に貢献できるとしか思えなかった。本当に自分のプレーで勝てるのか、チームのためになっているのか正直わからなかったが信じて走ることにした。

Cチームは、チームとしては本当に良いチームだったが、1試合も勝つことができていなかった。合宿やサーキットなど身体的に厳しい練習を重ね、個人としてもチームとしても強くなったものの、チームとしての勝利はゼロ。本当に意味あるんだろうかと思うこともあったけれど、それでも辞めずに試合では全力でボールを追い回すことを続けた。正しいと信じて走り続けるしかなかった。

悩み続けながらも10月8日に首位の国士舘との試合を迎えた。相手はIリーグ1部昇格を狙っているチーム。自分たちはリーグ戦初勝利を狙っているチーム。試合内容は本当に厳しく、私自身もいつも通り走り守備をすることしかできていなかった。厳しい試合ではあったが、少ないチャンスをものにし、最後までチームとして守り切った結果2-1で試合終了。シーズン初勝利だった。試合終了の笛が鳴り、ベンチの喜びの声、横幕の笑顔が見えた時、4年間の苦しい瞬間や悩んでいたことが全て肯定されたような気がした。

悩みながらもボールを追った日々。毎回吐きそうになりながらも走ったラン。永遠に走った山中合宿。嵐の中自転車で部活へ行き、自転車が転倒し手足が血だらけになった日。試合に出られなくて悩んだ時期。部活を辞めようと本気で考えた時期。本当に色々な大変なこと、苦しいことがあったが辞めずにここまで続けて良かった。信じて走って良かった。自分の選択は正しかった。間違いじゃなかった。心の底から本気でそう思えた瞬間であった。

この感情は4年間辞めずに続けていたからこそ味わえた感情で、今後人生で同じ感情を味わうことはないと思う。この感情を体験できたことが部活に入った意味だと思うし、4年間の報酬なんだと私は思う。

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長くなってしまい、引退したかのような文章を書いてしまいましたが、まだIリーグは終わっていません。残りの試合を全勝できるよう、最後まで走り切りたいと思います。

横幕とレンへ
いつも迷惑かけて弱音吐いてばかりでメンタルの弱い頼りない4年だけど、それでも信じて試合に使ってくれてありがとう。横幕がいなかったら最後まで部活に残れた自信がないし、レンが後期もCチームを見てくれたからここまでチームとして成長することができたのだと思います。メニューを毎日考えてくれたり、毎日試合に勝つために全力で考えてくれていることに本当に感謝しています。2人とも本当にありがとう。

Cチームのみんなへ
おれはCチームのみんなが大好きです。キツい時、みんなには本当に何度も助けられて最後までやり切ろうと思えました。最後にこんな良いチームでプレーできて本当に恵まれています。残りのIリーグ1試合でも多く勝ってぶち上げましょう。最後まで宜しくね。

同期へ
こんなわけのわからない日本語が下手な日本人を受け入れてくれてありがとう。この代じゃなかったら多分無理だったし、この代で本当に良かったです。部室で話せなくなるのが本当に悲しいからみんなもっと話そーね。

両親へ
ブログの最初の方に「いつもサッカーだけは隣にいてくれた」と書きましたが、そう思えるのも何不自由なく自由にサッカーをやらせてくれた2人のお陰だと思っています。引越しをする度、新しい家と同じくらいのスピードで新しいチームを見つけてくれてありがとう。色々な試合に連れて行ってくれたり、スパイクを買ってくれたり、試合を観に来て応援してくれたり、感謝することが多すぎて書き切れません。ここまで育ててくれて本当にありがとう。

次の担当は慶應の永遠のガキ大将、島田雄大(4年・慶應義塾高)です。彼と天田とはこの4年間ずっと一緒にいるような気がします。よく後輩から「怖い」という印象を持たれがちな島田ですが、ずっと一緒にいる私からしてみれば、本当は悪いことや目立つことが大好きなただの可愛い奴です。「エンターテイナー魂」を掲げている彼はド派手な服装やイカついサングラスで遊びに来たり、急に嬉しさのあまり道のド真ん中で踊り出したり、一緒にいて飽きることがありません。最近はお腹が緩いことが悩みのようで、何度か恥ずかしい思いをしたそうです。そんな周りを楽しませることが大好きな雄大がどんなブログを書いてくれるのか、みんなお楽しみに!!!

《NEXT GAME》
10月22日(土)関東リーグ戦 第19節vs 明治学院大学 @非公開 11:00キックオフ

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