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「タラレバ」(小山彬)

2021.10.27

平素より大変お世話になっております。田島凜太郎から卒業ブログのバトンを受け取りました、法学部政治学科4年、主務の小山彬です。

リンタロウ、紹介ありがとう。僕もいつから仲良くなったのかは分かりませんが、きっとTOPチームで共にサッカーをし始めたのがきっかけなのでしょう。サッカーは素晴らしいスポーツです。国籍も年齢も問わず、皆が繋がることが出来ます。4歳年上のリンタロウとも絆を深め、今では同じ学生スタッフとして苦楽を共にすることが出来ています。改めてサッカーに感謝です。
いかなる立場でもチームのために献身的に行動し続ける彼の姿勢にはいつも刺激をもらっています。彼にとっては苦しい時間が長いかもしれませんが、最後は彼と笑顔を分かち合いたいです。そのためにも残された時間を共に全力で過ごしたいと思います。最後まで頼むぞ。

いよいよ自分に卒業ブログのバトンが回ってきました。毎日リリースされる同期の個性豊かなブログを読むことは僕の大きな楽しみです。この文章を書いている直前にもハシケン(4年・横浜FCユース/希望ヶ丘高)のブログを読み、あのゴールは偶然ではなく必然であったのだと確信させられています。まだまだここから、その左足を振りまくって下さい。
さて、自分は何を書きましょう。ここ最近、チームの中心選手達による非常に熱く、重く、ためになるブログが続いているような気がします。自分の後ろに続く人を見ても、アベシン(4年・多摩大学目黒高)とあの酒井(4年・慶應義塾高)です。どんなブログになるのかは誰しもが想像付くでしょう。このタイミングで回ってきた自分のブログに求められる役割は何なのか。きっと息抜きです。書きたいことは沢山ありますが、今回は主務としての生活を中心に、リンタロウに言われたように素直な想いをのんびりと書き記していこうと思います。リラックスして読んでいただけますと幸いです。
無意識に熱く、重いブログになっていたらごめんなさい。それでは、始めます。

「僕がこの代の主務をやって良かったのか」
主務としてのこの1年間、抱き続けた想いです。いや、悩みと言った方が良いかもしれません。

そんなことで悩んでんじゃねーよと三浦から言われそうですが、悩んでもしょうがないことは分かっていても、悩み続けました。主務辞めちまえよと秀太から馬鹿にされそうですが、正直何度も辞めたくなりました。俺が主務やりましょかと景の関西弁が飛んできそうですが、君にはまだ任せられません。横幕と廣田はつまらないので割愛です。来年、このどうしようもない5人と仕事をする蓮が心配です。冒頭をお借りして、生意気な3年スタッフ陣の名前を出してあげることで、とりあえず彼らを喜ばせておこうと思います。僕にとって家族のような存在でした。ありがとう。頑張れ。

すいません。いきなり話が脱線しました。グッと力を込めて戻します。
もしも自分ではなく他の同期が主務を務めていたら、今この部活はどうなっていたのでしょう。少し想像してみます。

僕は人に厳しく物を言うことが苦手です。酒井のように人に厳しく要求出来る熱い人が主務だったら、きっと粗相や仕事のミスは減り、チームの雰囲気はより良く、締まったものになっていたでしょう。
僕は細かい作業が苦手です。苦手というより嫌いです。アラタ(4年・FC東京U-18/都立駒場高)のように丁寧かつ迅速に仕事管理ができる人が主務だったら、きっとチームマネジメントや試合運営の質は上がり、より選手がソッカーに集中出来る環境となっていたでしょう。
僕は人見知りです。竜一(4年・FCトリプレッタユース/広尾学園高)のようにコミュニケーションが上手く、人に寄り添える人が主務だったら、誰にも気付かれないところで涙を流して苦しむ人はいなくなり、より一体感のあるチームとなっていたでしょう。

どれも凄まじい「タラレバ」であることに間違いはありませんが、部で何かが起こる度にこんなことを考えていました。今年のソッカー部(毎年かもしれませんが)は、毎日何かが起こります。(決して問題ばかりではありません。楽しいことも沢山起きています。)すなわち、ほぼ毎日のように「僕が主務をやらなかったら」、「他の人が主務だったら」と頭を悩ませています。これを悩んで行きつく答えが、「それでも自分がソッカー部の主務をやるべきだ」であれば、もしかしたら主務として合格なのかもしれません。しかし、僕はそんなポジティブな人間ではありません。大体の場合、答えは「自分は主務をやらない方が良かったのかな」に行きつきます。今この文を読んでいる全ての人が、どのくらいの確率でその答えに行きつくのか気になっているでしょう。そうですね、アラタのスライディングにボールが当たる確率(p.586)ぐらいです。
それでも、僕は主務です。自分が何を思おうとも、部のリーダーとして、部員の決断や選択を正解に導き続ける責任があります。例え、傍から見れば間違った決断を仲間がしたとしても、自分が何とかしてその決断を結果的な正解にしなければなりません。正解に導けなかったとしても、必死に導こうとする姿を見せ続けなければなりません。悩んでいても、悩みを吐き出したり、悩む姿を見せている暇も時間もないのです。
これは、同期が僕に主務を任せるという決断にも当てはまります。何度も言いますが、自分が主務をやるべきであったかどうかは分かりません。もしかしたらこの学年のその決断自体はあまり良くなかったものなのかもしれません。しかし、主務になったから、任せてもらえたからには何としてでも同期の決断を正解にしなければならないと思い、「自分に出来ることは何なのか」、「自分らしさとは何なのか」、自分なりに考えながら泥臭く取り組んできました。

「時間を費やすこと」
これは主務として大切にした2つのことの1つ目です。とにかくどんな時も、どんな場所でも常にソッカー部のことを考え、優先することを意識しました。やることがなくても出来るだけ下田に身を置くようにしました。おかげさまで、今年は100日以上合宿所に宿泊していました。「非効率的だ」、「時間の無駄だ」と思われるかもしれません。それでも先述したように、僕は細かいことが苦手です。不器用です。そんな僕にとって貢献とは、まずは量だと考えています。誰よりもソッカー部に時間を費やすこと、それが僕なりの主務像であり、それしか出来ませんが、同時にそれは自分にしか出来ないことなのではないかとも思っています。一般的には無駄だと思われることを苦にしないこと、これも誇れることだと勝手に思っています。

「相手を信じ続けること」
これが2つ目です。ありきたりな言葉です。でも、何よりも大切なことだと思います。そして、意外と難しいことだとも思います。全てが思い通りにいくとは限らないからです。信頼して仕事を任せても、その人がミスをするかもしれません。とてつもなく信頼していた相手に裏切られたと思うこともあるでしょう。実際に、主務としてそのような経験は沢山してきました。それでも、相手を見捨てずに我慢してでも信頼し続けることを大切にしました。明日は我が身だからです。自分だって沢山ミスはするし、いつ相手を失望させてしまうかも分かりません。でもそんな時、助けてくれる仲間がいること。これ程心強いことはありません。信頼されるための第一歩目は、信頼することだと思っています。

ざっとこんなことを考えながら、僕は主務を務めています。と言っても、なかなか想像はしにくいと思います。まあ主務なんてものはそんなものです。そんなに面白くはありません。サッカーをやっている方が圧倒的に面白いです。「サッカーをやっている方が?」と思った方もいるかもしれないですね。僕は一応現役のサッカー選手です。「走れない主務はいらないよー」と監督に喝を入れられたり、タカキコバヤシに背中を押されたりしながら、TOPチームの練習や活動に毎日必死で食らいついています。だからこそ、先日の早慶サッカー定期戦当日、僕は主務として運営に走り回っていましたが、運営をしなければならない自分が悔しかったです。目の前のピッチで、自分達が作り上げた会場で、自分の目標だった舞台で躍動する仲間の姿は、正直見るのが苦しかったです。「もしも主務をやっていなければ」といつも通り、答えのない問いが頭にちらつきました。でも、あのハシケンのゴールが全てを吹き飛ばしてくれました。ソッカー部に関わる全ての人々が報われる姿を見て、自分もどこか報われた気がしました。また仲間に救われました。
「僕がこの代の主務をやって良かったのか」は今も分かりませんが、あの瞬間、「僕はこの代の主務をやれて良かった」と心から思うことが出来ました。主務をやれて幸せです。こんな僕に任せてくれて、支えて続けてくれてありがとう。

気付けば文字数も増え、少しだけ熱いブログとなってしまった気がします。息抜きとなったでしょうか。ならなかったですよね。でも、ここまで書いてきてしまいました。もう戻れません。ここまで来たら、恥ずかしさなど捨てて、自分なりにとことん熱くしてこのブログを締めたいと思います。

リーグ戦の残り2試合、必ず勝とう。勝って歴史を作ろう。
早慶サッカー定期戦、10年ぶりに勝利出来た。まさに歴史を作れたと思う。歴史を作った時の景色や雰囲気は忘れられないと思う。最高の笑顔を分かち合えたと思う。
今、自分達は崖っぷちにいるのかもしれない。無理だろうと思われているかもしれない。
ならば、無理やりにでも這い上がってやろう。そんな逆境を跳ね返すための鍛錬を積み重ねてきたのだからきっと大丈夫だ。

勝負は常にここからです。とにかく自分達を信じて、最後にまた笑おう。
最後となりますが、この場をお借りして日頃より私達ソッカー部の活動をご支援いただいている全ての皆様に感謝を述べさせていただきます。先の読めない社会情勢の中でも、こうして自分たちは何不自由なく日々の練習や試合に取り組ませていただいているお陰で、非常に充実したソッカー部生活を送ることが出来ております。こうした環境の実現にご尽力いただいている関係者の皆様、どんな時も変わらずご支援ご声援を届けて下さる全ての皆様に心より感謝申し上げます。
誠にありがとうございます。今後とも宜しくお願い致します。

さて、明日のブログは早慶戦でのカップを掲げる姿の記憶が新しい、グラウンドマネージャーの阿部真吾です。彼のサッカー人生の中で初めての経験だったみたいです。この1年間、アベシンとは最も多くの時間を共にしたと思います。練習や試合はもちろん、関東リーグの準備や移動、スタッフ部屋での生活など常に一緒にいたイメージがあります。何度一緒に怒られたかも分かりません。何度お互いの悩みをぶつけ合い、励まし合ったかも分かりません。主務として悩む姿を見せられる数少ない部員の中の1人です。彼もまた家族みたいな存在ですね。いつもありがとう。
スローガン「Be a hero~誰かのために~」の考案者でもあり、下田2階経理財務部長でもある彼のブログにどんな言葉が書かれているのか、僕も楽しみに待とうと思います。

《NEXT GAME》
10月27日(水)関東リーグ戦 第15節 vs 駒澤大学
@非公開  17:00キックオフ

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