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「底辺から這い上がる忍耐力」(荘田真吾)

2021.10.18

荘田平素より大変お世話になっております。宮崎より紹介預かりました、オンラインミーティングで部内一イケメンに映ると言われ素直に嬉しく思っております、総合政策学部4年の荘田真吾です。

皆さんご存知かも知れませんが、実は宮崎、大好きな外車を一目見ようとNicole BMW サテライト・ショールーム武蔵小杉店に足繁く通っています。購入する気は毛頭ないのに来客用の椅子に深々と腰を掛け、マブダチの店員さんと話す姿は逞しく映っていました。しかし私が店員だったら、来るなら頼むから買ってくれと願うばかりです。

さて、ここからは「ソッカー部の4年間」で学んだこと、後輩に伝えたいことを中心に想いを綴りたいと思います。拙い文章で恐縮ですが、最後まで読んでいただけると幸いです。

「底辺から這い上がる忍耐力。」私の体育会生活を表す上で真っ先に浮かぶ言葉だ。

ソッカー部体験入部初日(2018年4月12日)
私は部員150名と比べ、サッカーの実力が劣ることもあり、「明日から来なくていい」と当時4年生の先輩に言われた。これからサッカーを頑張っていく、そう期待を胸に飛び込んだ矢先、突き返されるこのような言葉に意気消沈したのを覚えている。(今では仲良くさせていただいています。)
なんやかんや2年生の先輩の助けもあってソッカー部に入部した私は、「絶対に見返してやる」という思いで、ユース出身の選手や先輩に教えを請いながら無我夢中に自主練習に取り組んだ。そうしてその姿を見た先輩や同期からは「お前は今年1番伸びる選手だ」と声を掛けてもらうことも増えた。
しかし、同期は次々とステップアップしていく中、Dチームのメンバー外(常連)だった私は2年間一切公式戦に出場することはなく、この部での居心地の悪さを感じるようになった。同時期に毎日ミーティングや役職決めでの部員間衝突、派遣や仕事など当時の自分には「割に合わない」と思えるこうした試練の数々は、部活を辞めるには十分すぎる条件ばかりだった。
それでも、逃げたくない、見返したい、切磋琢磨してきた仲間と勝って喜びたい、先輩や指導者の方々の期待に応えたいなど、そんな多くの想いが自分を奮い立たせた。

「Iリーグ開幕戦 vs國學院大(2020年11月7日)」
自分の初の公式戦を迎えた特別な日。公式戦に出られなかったそれまでの努力が、チームを勝利に導くんだという強い想いに繋がっていた。そう望んで挑んだ試合は、後半ロスタイムに1-1の状況で、慶應はハーフライン後ろからFKを得た。多くの自主練を共にしてきた依田(4年・桐蔭学園高)がキッカーとしてボールを置き、ラグビー選手顔負けのロングボールが宙を浮いた。

その時、この瞬間がこれからのサッカー人生を左右する最初で最後のチャンスだと感じていた。ボールはまるで走馬灯のようにゆっくり自分の方向に向かってくる。皆はよく知ってると思うが、この視野の狭い私が、この時はあり得ないくらい周りの状況がはっきりと見えた。そしてストッパーとして慶應を後ろから共に守ってきた亮平君(R3卒)が触ったボールが自分の元にきた。「荘田君!」いつもそう呼びかけてくる千代田(2年・慶應義塾高)の足にピタっと止まる愛情いっぱいのパスを繋いだ。そして、数秒後には彼が放ったシュートがネットを突き刺した。

これが決勝ゴールとなり2-1で慶應は勝利した。嬉しさの余り全力でベンチに駆け寄り、地響きのような喜びを皆と分かち合ったのを覚えている。どん底を経験した分、この時は心の底から嬉しかったし、自分に自信を持てるようになった。

亮平君がこっそり教えてくれた後日談なのだが、塩木さん(R2卒)、あべしん(4年・多摩大目黒高)が「自信を持つだけであれほど人は変わるのか」と言っていたらしく、2人のご指導の元、多くの経験を積ませてもらい、現在はBチームでプレーしている。Bチームでは福本コーチ、れん(3年・慶應義塾湘南藤沢高等部)、三浦(3年・慶應義塾高)の3人の下、これまで先輩方が残してきたIリーグ1部の舞台で開幕戦に出させてもらった。その後は思うように結果を残せていないがまだ諦めていない。

こうした経験から学んだことを最後に後輩に繋ぎたい。
私は2年と7ヶ月、公式戦に初めて出場するその日まで
耐えることで、試合に出られない選手の分頑張れた。
耐えることで、1試合にかける思いが人1倍強くなれた。
耐えることで、1つの成功体験がとんでもない自信となった。
この部活は、TOPチームで関東1部や早慶戦に出場して勝つことを目標にする人が多い。部員150名もいればこの目標に到達できる人は限られてる分、思い描いていたソッカー部生活を送れていない人がほとんどだと思う。
そんな時こそ、今皆が感じている悔しさだったり焦り、嫉妬が自分を強くする力になると思う。そのために必ず来るチャンスを逃さないこと。サッカーはいつ誰にチャンスが来るか分からない。1回のチャンスを掴めるか掴めないかで人生が変わる。その緊張感を楽しみながら思う存分チャレンジして欲しい。失敗してもアドバイスやサポートをしてくれる仲間が周りにいる。チームが勝つために今自分が出来る役割を全うしよう。

そして多くの喜怒哀楽の感情を共にした同期。学生スポーツ最後の年、今慶應は苦しい時期にいるけど、「最後は笑えるように」を体現しよう。
ピッチ内外の模範としてあるべき姿を示してくれた先輩。学生の力だけでは至らない多くの部分をご指導いただいた監督や社会人スタッフ・OBの方々、そして大河淳司さん。沢山の方々の教えがあって今の自分があります。この場をお借りしてお礼させていただきます。ありがとうございます。
また、大学入学以前・以降の友達には会うたびに、「最近サッカーどうなの?」と気にかけてもらい、試合で活躍してると言えないもどかしさを感じながらもその度に頑張ろうと思えました。皆ありがとう。
生まれてから今まで色んなことに挑戦する機会を与えてくれた両親。自分が頑張る原動力となった兄。いつも応援してくれてありがとう。これから少しずつ恩返しします。

さて、いよいよブログリレーも残り10人となりました。次は皆が大好きな鈴木一弘です。エピソードを掘り出したらキリがないのですが、学年ミーティングの際、「俺の夢は隆弘とピッチで共演することだ。」と弟への愛を語り、家族想いで名高い熱い漢です。無尽蔵の体力が武器の彼ですが、数ヶ月前にぎっくり腰になったと聞いた時は同期で大笑いしてしまいました。ごめんなさい笑 そんな皆から愛されている彼がどんなブログを書くか乞うご期待!

《NEXT GAME》
10月24日(日)関東リーグ戦 第21節 vs早稲田大学 / 第72回早慶サッカー定期戦-早慶クラシコ-
@味の素フィールド西ヶ丘  17:00キックオフ

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