オフィシャルブログ

「しあわせもの」(宮崎諒)

2021.10.16

平素よりお世話になっております。法学部法律学科4年の宮崎諒です。
紹介文ありがとう晴!自分の趣味がなさ過ぎて小学生の頃の趣味であったプラモデルにしたことを思い出しました。晴とはドイツ遠征を機に一気に仲良くなり、彼は私が起こした「学芸大学道路の中央で大の字事件」の数少ない目撃者の1人です。詳しいことはその場にはいなかったが何故か詳しい廣田(3年・暁星高)に聞いて下さい。
さて、快(4年・國學院大學久我山高)から始まった同期のブログを読んでいると、自然とこれまでのソッカー部での活動を振り返り、初めて練習に参加した日のことが昨日のことのように思い出されます。

2018年3月29日。1年間の浪人期間を経ての入部となった私は、Dチームの練習に全く付いていけませんでした。ポゼッションの練習では自分がパスを受ける度にボールを取られ、同じチームのメンバーから厳しい声が降り注ぐのを必死に耐えていました。そして次第にボールを受けることが怖くなり、遂には自分に来たパスを避けるという奇行に及び、パスを出した先輩から「今、お前ボール避けただろ」と本気で怒られる始末。1年半ぶりのフルコートでの紅白戦では、何故かボランチを任されたことで開始数分で体力の限界を迎え、コンビを組んだ友己(4年・慶應義塾高)と後ろでCBを務めていた誉貴(4年・清水東高)に大迷惑を掛けました。このようなソッカー部での初日から3年半が経ち、卒業ブログを書く日が近付くにつれ、本気でサッカーに打ち込むことの出来る日が残り僅かとなっていることを身に染みて感じます。
今までの出来事を思い返していく内に涙が出そうになってきたので、そろそろ本題に入りましょう。

突然ですが私は大学に入ってから周囲に「すごい」と言われる回数が格段に増えました。
中学からの友人から
「慶應入って、体育会でサッカーやってるお前はすごいよ」
他にも、他大学の友人やソッカー部のポロシャツを身に纏う私の姿を見かけたマンションの知り合いの方からも言葉を掛けていただくことがありました。
「慶應の体育会のサッカー部なんだ!すごいね!」
部員の多くがこのような言葉を受けた経験があるでしょう。
しかし私はこのような言葉を受けると、「すごい」という言葉に何か違和感を感じることがありました。
自分は「すごい」のだろうか。
―好きなことに本気で打ち込んでいるから「すごい」のだろうか?―
いや、私は、所属しているサークルの活動に対して尊敬する程熱量を持って取り組んでいる人物を何人も知っています。
―ソッカー部=サッカーが強い=サッカーが上手いというイメージだから「すごい」のだろうか?―
それも違うでしょう。ソッカー部でも活躍出来るレベルにありながらサークルでプレーしている人を何人も知っています。
これらを見て分かるように、私は自分自身が「すごい」という言葉に値する等微塵も思いません。では、どんな言葉に私は値するのだろうか?最近その問いに対する答えが自分の中ではっきりと出てきました。
それは、「しあわせもの」です。
(急に何言ってんだこいつ。と思う人が多いと思いますが、とりあえず続きを読んで下さい。)
なぜ自分自身を「しあわせ」と評するのか、それにはいくつか理由があります。

まず、助けてくれる仲間の存在です。
4年間を振り返ってみると苦しいことの方が多かったと思います。1年生の時はシーズン通してDチームの公式戦のベンチにすら入れず、2年生の時は異国の地ドイツで竜一(4年・広尾学園高/FCトリプレッタユース)の深いタックルを受け、シーズンの半分をプレーせずに過ごし、3年生になると一時は憧れのTOP着に袖を通したものの数週間で降格。更にその後グロインペインを発症し、リーグ戦に出場したのは僅か3試合。そしてラストイヤーの今年はシーズン開始前の足の怪我とクーパー走の影響で前期リーグは全く試合に絡めず、ようやく後期から出番が増え、出場することが出来るようになりました。そしてこのようなキツイ時期に手を差し伸べてくれたのが大切な仲間達でした。自分が下級生の頃から増田先輩(R1卒)や八田先輩(R2卒)などは頻繁に話し掛けて下さり、社会人になった現在でも相談にも乗って下さります。後輩に目を向けると蛯名(2年・慶應義塾高/横浜FCユース)や牧野(3年・駒場東邦高/東京武蔵野シティFC U-18)は守備のコツなどを親身になって教えてくれました。また忘れてはいけないのが学生コーチ達です。三浦、蓮、横幕、秀太、本当にありがとう。ここには述べ切れない程感謝しています。
そして同期の皆。自分達の時間を使ってまで手を差し伸べてくれてありがとう。この恩は一生忘れません。どんなに練習やランがキツくても、疲れを忘れさせてくれる部室でのくだらない会話やジュースじゃんけんが何よりも好きでした。残り僅かとなったソッカー部での生活に全てを捧げて、1部残留を成し遂げよう。

そして次に、尊敬出来るとある人物の存在です。
その人物は私が入部した時のお世話係でした。しかし彼からは初回の練習の開始時間さえ伝えられず、同期のカズ(4年・城北高)から教えてもらった時間にグラウンドに来ると「あ、時間言い忘れてたわ!なんで来れたの?」と驚きながら言葉を掛けてきた姿を見て、今まで味わったことのない不安に駆られたのを鮮明に覚えています。またピッチ外ではだらしなく、遅刻癖があり(時には練習にも?)、尊敬するポイントを見つけ出すのが大変な人物ですが、ピッチの中では誰よりも声を出し、誰よりも熱くプレーし、誰よりも仲間想いの選手でした。彼が4年生の時、残念ながら試合に出場する機会は限られていました。しかしそのような状況の中でも彼は不満を口にすることや落ち込む素振りは一切見せず、常に明るく振る舞い、なかなか勝てずにいたチーム全員を鼓舞して練習に臨んでいました。正直当時はそこまで尊敬はしていなかったと思います。しかし自分が最終学年となり、前期試合に絡めないという彼と同じような経験をしてから、いかに彼の行動が素晴らしく大変なものか身をもって感じました。彼は目標である関東リーグ出場は叶いませんでしたが、私にとってはどんな関東リーガーより格好良いプレーヤーだと思っています。なかなか彼のように振舞うのは簡単ではなかったですが、前期の途中から彼のように明るく振る舞い、同じ境遇の仲間を鼓舞してきたつもりです。部内の各方面から宮崎チルドレンと呼ばれている入江と慈英と茅野には私の姿が深く刻まれたことでしょう。

そして最後に、両親の存在です。
感謝すべきことを挙げるときりがないので2つだけ挙げます。まず1つ目は、サッカーに出会わせてくれたことです。サッカーというスポーツに出会っていなかったら、最高の仲間に囲まれた今の自分は絶対にありません。そして2つ目は、今まで一度も何不自由なく育ててくれたことです。朝・昼・晩の食事が必ず食卓に並んでいること。小学校から私立に通わせていただけたこと。受験・浪人の選択を受け入れ、塾の学費を払ってくれたこと。今までのスパイクやユニフォームなどのサッカーの用具代、遠征費、月々の部費を出してくれたこと。全てに感謝です。そして将来自分に子供が生まれたら、同じような暮らしをさせてあげたいと思う程幸せに思っています。ありがとうございました。

これら3つの存在に囲まれている状況こそ、私が自分自身を「しあわせ」と形容する所以である。

ここからはこの場を借りて感謝の言葉を伝えさせて下さい。

社会人スタッフの方々へ
サッカーに打ち込むには完璧と言っていい環境を提供して下さり、ありがとうございます。
特に友峰さん、ご迷惑ばかりお掛けして申し訳ありません。プレーが悪く、逆サイドから怒られた際は思わず震え上がりましたが、普段の優しい姿やジョークを飛ばす姿に助けられました。またランのお陰で諦めない気持ちに磨きがかかった気がします。
もっちゃんこと福本コーチ、ラストイヤー、一緒に過ごせてとても嬉しいです。現役やKSSの時とは違う厳しい一面を見せていただけたことで、自分の甘さに気付くことが出来ました。

学生スタッフの同期へ
今シーズン通してチームが厳しい状況にある中、一番チームのために大変な思いをしてるのはスタッフ陣だと思う。ありがとう。
綜一郎、プライベートで凹んでる時、「こういう時こそサッカーに全力を注ぐんだよ」っていうアドバイスのお陰で、その後試合に出られるようになったことは今でも感謝してる。チームのために時には主将として嫌われ役を買って出る姿は、尊敬するしかっこいいぞ!
彬、オフの日や就活とか一緒にいることが多かったけど、選手と主務の両立は本当に凄いと思う。これからも待ち合わせで頑張って俺のこと待ってくれ。
新汰と凜ちゃん、2人とも苦しい時期があったと思うけど、副将という立場でチームを纏めてくれてありがとう。
あべしんと友己、サッカーが上手くてTOPチームを目指せたであろう2人が選手としてではなくチームのためにグラマネになる決断を下したこと、本当に大きな決断をしたと思う。ピッチ内外のマネジメントありがとう。
誉貴、何度も大怪我から復活し試合で体を張ってる姿は頼もしい。最後に同じピッチに立ちたいな。

リサーチの皆へ
苦しいシーズン程リサーチもやってて責任感を感じると思う。それでも諦めずにチームの助けになっているんだという強い気持ちを持って取り組んでほしい。りょうすけ、カズ、隆、一緒にリサーチやれて楽しかった。

クーパーズへ
真聖、後は頼んだ。
秀、副リーダーとしてサポートしてくれ。

まるで受験の際に小論文のテストをクリアできた人物とは思えない程、纏まりがなく拙劣な文章となってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

次の担当は荘田真吾です。オンラインミーティングの際にはパソコンの画面にソッカー部で1番イケメンに映ると言われているまさにオンラインの申し子。そしてソッカー部4年最大派閥である“ヤマヒロ軍団”の影のボス!髪の毛が表しているように強い癖のあるナイスガイだ。是非彼の書くブログをお楽しみにして下さい!

《NEXT GAME》
10月17日(日)関東リーグ戦 第20節vs流通経済大学
@AGFフィールド  11:00キックオフ

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