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「カッコ悪い4年生」(荒貴史)

2021.10.10

荒平素より大変お世話になっております。商学部4年の荒貴史です。
この4年間、多くの場面でいつもそばにいてくれた川村からバトンを受け取りました。共に練習に励んだ日々、応援部門での活動。プライベートでもガンバ対マリノスの試合を2人で観に行くなど、彼のそばにいたいと思えるのは彼の熱量が好きだからでしょう。普段の練習でも、応援部門の活動でもアツく、全力な姿に何度も励まされました。4年間ありがとう。引退まで宜しく。そして引退後もお世話になります。

さて本題のブログに移りたいと思います。最後のブログは自身の4年間で学んだこと、そして今後のソッカー部を背負う後輩達に伝えたいことを綴ります。ソッカー部員にとっては、貴重な貴重な、とっても貴重なオフ前日の夜の時間だとは思いますが、最後まで読んでくれたら嬉しいです。

「あなたの中で、カッコ良い4年生はいますか?」

僕の中には該当する先輩方が沢山います。
天皇杯予選でPKストップをし、吠えてた先輩GK。人間離れの身体能力で慶應のピンチを何度も救った先輩GK。
皆も関東リーグを観て「はしけんさん上手くてカッコ良い」とか「酒井さん強くてカッコ良い」と思うのではないでしょうか。慶應のエンブレムを背負い、ピッチで活躍する4年生は誰が見てもカッコ良いです。
僕もそんな4年生になりたいと思っていました。

しかし、現実はそう甘くはありませんでした。4年生として統率するどころか、練習でもミスを重ねる自分。試合に出られない自分。就職活動が上手くいかないことを練習に引きずる自分。開幕戦のメンバー外練での走り込みで悔しさのあまり泣いていた自分は、きっと誰から見てもカッコ悪い4年生だったなと思います。
今年の春あたりは、何もかも上手くいかず、更にはチームや大切な仲間に何も貢献出来ない自分が情けなく、18年間のサッカー人生で最も辛い時期でした。

そんな自分を変えたのは関東リーグの第6節、明治大学戦。前節までメンバー外だった僕が初めてメンバーに選出された日です。

初のベンチ入りという自分のことで精一杯になりながらアップを済ませた僕が見たのは、普段とは全く違う同期の顔でした。
ピッチで必死に戦う同期。チームのためにベンチで必死に声を出す同期。更にチームのために仕事をする同期。
交代枠を使い切り自分の出場の可能性がなくなっても声を出し続ける姿や、試合に出られない悔しさを抑え、チームの仕事に徹する姿を見て、自身の情けなさを痛感しました。普段の部室などの会話で彼らも辛い時期であることを知っていたからこそ、自分の私情を堪えてチームに貢献する同期が本当に「カッコ良い4年生」でした。頭では分かっていたつもりでしたが、ベンチに入って初めて感じたものがありました。

下田に戻っても、トップチームに限らずカッコ良い仲間が沢山いました。
Iリーグで躍動する仲間。ラストシーズンに大怪我をしてしまっても、出来ることを全うする仲間。毎日練習メニューを考え、この部に多くの時間を注いでチームのことを考えている仲間。
きっと今年の4年生で満足のいったシーズンを送った人はいないと思います。それなのに皆がこの部で出来る精一杯を捧げる姿に、改めて心を動かされました。

この時期から残りのソッカー部での時間はチームのために動こうと決意しました。
常に自分自身が出来ることを考え、練習の日は悔しさや自分の感情をピッチに持ち込まず、レギュラーを勝ち取るために全力で練習に励み、試合の日は仲間が思う存分にプレー出来るよう、試合に出られない悔しさを胸にしまい、サポートに徹しました。試合の結果に直結しないようなものも多くありましたが、身近な人のため、そしてそれがチームのためになると信じ、やり続けました。

「滅私奉公」
私を滅し、公に奉ずること。
明治戦で見た同期、そして今までの先輩方がカッコ良く見えた理由はこれだと思います。メンバーに入れない、試合に出られない、大怪我等の悔しさを胸にしまって、チームのために尽くす。これが4年生としてあるべき姿だと学びました。
後輩達にも、今の立場に関係なくこの言葉を心の片隅に置いて欲しいです。また関東リーグ、Iリーグ関係なく、毎試合の勝利のために沢山の人が尽力してくれていることをもう一度胸に刻んで下さい。
この言葉を体現出来る学生が1人でも多くいればこの組織は強くなりますし、それがソッカー部の長年続く大きな強みだと思います。
僕もこのブログで書いただけに留まらず、残り1ヶ月も後輩達に背中で示していきたいと思います。

そして話は変わりますが、ちょうど1週間前。
ずっと控えの選手だった僕に大きなチャンスが訪れ、10月2日の明治大学戦にて関東リーグ初出場を達成することが出来ました。大学4年目のこの時期での初出場は、入部前の自分が思っていたより遥かに遅く、苦しい日々の方が多かったです。ただ試合前日にある後輩から「荒君が出るのは、チーム全員が嬉しいと思う。」と言われた時はさすがに言い過ぎだろうと思いつつも、とても嬉しく、これまで諦めることなく取り組み続けて良かったと心から思いました。

さらに昨日。
筑波大学戦にて初勝利を飾ることが出来ました。どちらの試合も前日からかなり緊張しましたが、色々な人の想いが僕の背中を押してくれました。この想いを感じることが出来たのも、控えの時期が長かったからかもしれません。

残り4試合。トップチームの皆はこのチームを支える沢山の想いを背負って戦いましょう。Bチーム、Cチーム、フットサル、学生コーチ、マネージャー、学連の皆、いつもありがとう。もう少しだけ、力を貸してください。
そして、全員の力で関東リーグ1部の舞台を残しましょう。

最後になりましたが、この場をお借りして4年間支えて下さった方々への感謝の思いを綴らせてください。

淺海監督
3年前のドイツ遠征ではまだ仮入部だった自分の面倒を見て下さり、ありがとうございました。遠征後も下田での挨拶で「頑張れよ」と励ましの言葉を何度かいただいたことが心に残っています。1部残留に向けて残りの4試合、この4年間の全てを捧げる所存です。最後まで宜しくお願い致します。

髙橋コーチ
4年間本当にお世話になりました。きつい練習もありましたが、文字通り心身ともに鍛えられ、今の自分があります。膝の大怪我など、ご心配とご迷惑をお掛けしましたが4年間ご指導いただきありがとうございました。最後まで自分の出来る精一杯を尽くしますので宜しくお願い致します。

後輩GK陣
慶應のGKとして大切なものを来年以降も繋いでください。あとポスト磨きも。桐蔭横浜戦85分のピンチをポストが守ってくれたのは、磨いたお陰だと大真面目に思っています。継続力が大事な時に運を味方にしてくれます。偉そうに言ってますが、僕が始めた訳ではなく偉大なる先輩方から続いてます。慶應のGKとしての姿、そしてポスト磨きは継承してください。坂巻、将太、頼んだぞ。

応援していただいた皆様
どんなに遠方でも、雨風が強くても、会場に足を運んでいただき、応援して下さり、時にはカッコ良い写真を撮っていただきありがとうございました。高校時代はなかなか勝てず、また大学ではあまり試合に出場出来なかったですが、こんな自分を応援して下さりありがとうございました。
また自分の関東リーグ初出場を誰よりも喜んでくれた某大学の副将さん。いつも応援ありがとうございます。これからも宜しくお願い致します。

同期
個性溢れる同期といる時間が大学生活での宝物です。楽しいだけではなく、ブログで書いたように多方面でチームに貢献する姿に多くの刺激をもらいました。綜一郎(4年・慶應義塾高)、彬(4年・南山高/名古屋グランパスエイトU-18)、あべしん(4年・多摩大学目黒高)、友己(4年・慶應義塾高)はいつもこのチームのことを考えてくれて、皆の知らないところでソッカー部を支え続けてくれて本当にありがとう。学年会が開催出来るのなら4人に一番呑んでもらいます。少し気分が暗くても部室に着けば皆がいて、なんとか頑張れた日もありました。同期の皆、ありがとう。

川村、瑠架、新里、隆
4人がいたから頑張れました。本当に。誰かが辛い時は皆で寄り添い、支え合い。誰かが無失点勝利を飾ると皆で祝福し合う。一生大切にしたい4人です。2年前5人で呑んだ時は何故か空気が重かったですが、引退後は終始笑い合ってお酒を酌み交わしましょう。

家族
やはり一番感謝を伝えたいです。父は何も話していないのに、次の対戦相手、会場、キックオフ時間を把握していた時はびっくりしました。けどそれだけ応援してくれているのが伝わって凄く嬉しかったです。母の作る料理は美味しいのはもちろんですが、どんなに疲れた日も、辛い日も、食べたら元気になる味です。中学時代は23時を過ぎても、大学では6:30練の前でも、美味しい料理を準備してくれました。弟は現在選手権を目指しながら、大学受験に励む高校3年生です。こんなに文武両立に励んでいる身近な人はいないです。ソッカー部にも多分いないです。年下ながら尊敬しています。頑張れ。皆どんな時も応援してくれてありがとう。これまでも、これからも迷惑を掛けるかもしれないけど、必ず恩返しします。18年最高に充実したサッカー人生でした。

この場で伝えきれなくて大変申し訳ありませんが、本当に多くの方々の応援、支えによって18年間のサッカー人生を充実した日々を過ごすことが出来ました。この場をお借りして、18年間携わっていただいた全ての方々へ感謝致します。ありがとうございました。

大変長くなりましたがブログを読んでいただきありがとうございました。今後共ソッカー部のへご支援、ご声援の程宜しくお願い致します。

次回の担当は平田賢汰です。彼とは4年間同じカテゴリーの時期が多く、よく自主練習に付き合ってくれました。結局4年間で、彼のカットインからのシュートは止めることが出来ませんでした。
試合では持ち前のドリブルで観客を魅了しますが、今回はブログで我々を魅了してくれるでしょう!乞うご期待!

《NEXT GAME》
10月17日(日)関東リーグ戦 第20節vs流通経済大学
@AGFフィールド  11:00キックオフ

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