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「1460日の修行」(松岡瑠夢)

2020.12.18

平素は大変お世話になっております。みんなが繋いできてくれた4年ブログのバトンを受け取りました。アンカーを務めます、今シーズン主将の松岡瑠夢です。まず、この様な厳しい状況の中、関東大学サッカーリーグ開催にご尽力いただいた皆様、お陰様で、1年間真剣勝負をすることが出来ました。誠にありがとうございました。
ソッカー部に入部して自身が感じた成長と主将をやらせていただいて感じたこと、学んだことを書いていきたいと思います。

私がこの体育会ソッカー部に入部を決めた理由は、2つあります。1つ目は、逞しさを身に付ける為です。今までJリーグの下部組織でしかサッカーをしたことがなかった僕からすると、高体連の選手や部活でのサッカーはルールが厳しくきつい練習を乗り越えた逞しい選手達と言うイメージがありました。
そういった高体連のチームとの試合は大体苦戦したのを覚えています。普段から厳しい練習を乗り越え、気合が半端ではない高体連のチームには大体相性があまり良くないイメージがあります。(ここまでは僕の勝手な個人的見解なので当てはまらないこともあります。)
サッカーを始めた頃からプロのサッカー選手になることを目標にしてきた僕は、高校を卒業する時に、しっかり自分の現状を把握し、分析し、プロになる力はまだないと感じていました。何が足りないか考えた時に色々足りないことだらけでしたが、僕なりに出た答えは、高体連の選手達が身に付ける一選手として、一人の人間としての大きさ、逞しさが僕には足りないと感じました。4年間しっかりと自分と向き合って過ごすことで、それを身に付けられると思ったことが入部を決めた1つ目の理由です。

2つ目の理由は、幼稚舎出身ながら、黄色のユニホームに袖を通しプレーしたことが一度もなかったことから黄色のユニホームへの憧れがありました。人生で1回は慶應のユニホームを着て活動したいと言う強い思いです。この2つの理由で、覚悟を決めて初めての部活。慶應義塾体育会ソッカー部に入部しました。

そんな思いを持って入部したこの部活での生活もあと少しで終わります。4年間充実していたと思うし、この部に入部を決めた1つ目の理由である一選手として、一人の人間として大きく、逞しくなることはある程度出来たと思っています。卒業を控えている今、この組織はピッチ内外に於いて自分次第でとことん成長出来るチャンスが転がっている素晴らしい組織であると感じています。

ここからは自身が感じた成長、主将をやらせていただいて感じたこと、学んだことを書いていきたいと思います。
4年生になり自分は以前より人間的に大きくなれたと感じています。
日頃から自分変わったなと感じる場面は多くなっています。
それを代表する様なことがありました。
今年に入り幸運なことに複数のJクラブのチームの練習に参加させていただきました。
11月。あるチームの練習試合に参加させていただいた際、ピッチ内でのプレー、ピッチ外での言動、行動を観て下さっていた監督の方が「君を見れば慶應が何を大事にしているのか、何を言われているのか、何を大切にしているのかが分かるし見えた」と仰っていただきました。僕はこの時、ソッカー部に入って良かったと。自分が選択した道は正解だったと。自分はちゃんと入部の時の目標である一選手として、一人の人間として大きく、逞しくなれている。成長出来ているのかも知れないと感じ、少し誇らしくなりました。同時にこれは主将としての役割も少し果たせたかなと感じました。

私が主将と言う役職を経験させてもらって本当に多くの気付きがあり、学ばせていただいたと思っています。
主将になるに当たって同期のみんなは色々心配してくれたし話してくれました。その中でも心配の理由で1番多かった意見が、僕の独特なプレーは主将という重責を背負うことにより崩れてしまうのではないかということ。やってみなきゃ誰にも分からないこの問題も僕は強くなる為に乗り越えなければならないと自分に言い聞かせ主将を務めることに決めました。シーズン当初はあまり主将を気にせず良い感覚でプレー出来ていました。でも、上手くいかない時期は少なからず来ます。関東リーグが始まりあまり納得いくプレーが出来ませんでした。みんなが心配してくれていた、主将を務めることで自分のプレーが出来なくなることは残念だから止めてくれという言葉を気にしていた僕は、主将という立場を気にしないで今まで通りと自分に言い聞かせてプレーすることにしていました。でも、練習前の円陣をするのも、練習後のスピーチをするのも、試合中全員を巻き込んで判断するのも主将の役割。その役割をやっているのに主将を気にしないと割り切ることはどうしても出来ていませんでした。
ただ、プレーが中々上手くいっていない時も同期のみんなは温かかったです。色々気に掛けてくれたし、めちゃくちゃ熱いラインをくれるたくさんの仲間の存在に感動しました。この内容は本当に感動したので携帯のメモに送ってくれた同期の名前を記録しています。
みんな同期からプロが出て欲しいと言ってくれて背中を押してくれたのでみんなの想いも背負ってサッカー出来たことは一生の思い出です。
後期リーグも決して満足のいく結果は出すことが出来ていないし納得はいっていないけど調子はかなり良いです。みんなに後期リーグは変わった、凄いねと言ってもらえてます。何より僕のプレーを見て「心を動かされた」、「よくあんな走れるな」、「どんだけゴール目指すねん」だったりとソッカー部が大事にしている、人の心を動かす様なプレーが少しは出来てきていると実感しています。これは選手として大きく逞しくなっていると言えるかも知れません。

後期リーグ、自分が主将らしい責任のあるプレーが以前より出来ているのは先程述べた様に前期リーグ、上手くいかない時もいつも声を掛けてくれた同期の存在が大きいです。
ただ、1番の要因は監督のお陰だと思っています。一切の妥協を許さない監督の元、主将をやらせていただいてまだまだではありますが本当に人としても選手としても強く大きく逞しくなれたと思います。
特に、今年はコロナの影響でプロ志望の選手にとっては思う様にJリーグチームへの練習参加が出来ない時期もあり、一般企業への就活生にとっても今年の4年生は、イレギュラーでとても大変な年だったと思います。そんな年でも同期のみんなは次々就職先に内定していて凄いなと思っていました。ただ、それこそコロナの影響を諸に受けて、上手くいっていない仲間もいました。でも、上手くいかなかった仲間も、妥協するのではなく、来年就職しないでもう1年自分が入りたい会社に行く為に就浪する選択をした仲間もいました。仕事への覚悟がかっこいいと純粋に思いました。そんなみんなが僕の原動力になりました。
自分も思う様に進路の方が進まない時期がありました。監督からは常日頃色々なアドバイスをしていただきましたが1番上手くいってない時期にこんなアドバイスをいただきました。「先の事を考えすぎないで訳分からない位走ってみたら?」と。
主将として前線の選手の僕がどういうプレーをすれば正解なのか悩んでいる時にこの言葉はとても響きましたし、答えが見えた気がしました。
答えを見つけてから自分でも新たなプレースタイルが出来たと思っていますし次のステージを掴むことも出来ました。本当に感謝しています。

最後に、4年間を振り返ってこれっぽっちも後悔はありません。それは自信を持ってサッカーに自分の4年間を捧げることが出来たと言えるからです。上手くいかないこともありましたがそれは実力不足なので後悔はありません。
自分が望んだ1460日の修行はもうすぐ終わります。最終節の結果が4年間の集大成です。1460日の修行の成果が出る試合になります。修行の成果を見せます。

そしていつも近くで応援、サポートしてくれている家族、全部の遊びを断っても、仲良くしてくれている同期のみんなありがとう。ブログに名前が出て来たら喜びそうな同期の名前を上げときます。
勉強をこれでもかと手伝ってくれた立石(4年・慶應義塾湘南藤沢高等部)、鶴田(4年・桐蔭学園高)、草野(4年・桐蔭学園高)、高津(4年・桐蔭学園高)。(立石4割、鶴田4割、草野1.8割、高津0.1割、その他0.1割)朝早く、少し遠回りしていつも車で拾ってくれた石原(4年・杉並学院高)。毎日練習後の自主練を笑顔で手伝ってくれた16年間ずっと一緒の心の友の関俊太朗。(4年・慶應義塾高)。本当にありがとう。これからもずっと宜しく。

そして、1年時大変お世話になった須田元監督、2年目の怪我の年、大変お世話になった冨田元監督、4年間常日頃色々なアドバイス、熱いご指導していただいた社会人スタッフの皆様、いつも変わらぬご支援ご声援いただいたOBの皆様、4年間本当にありがとうございました。次のステージでも自分らしく慶應義塾体育会ソッカー部で学んだことを軸に大きく逞しくなっていきます。

今後共ソッカー部への変わらぬご支援ご声援の程宜しくお願い致します。
最後までお読みいただきありがとうございました。

《NEXT GAME》
12月19日(土) 関東リーグ戦 最終節 駒澤大学
13:30キックオフ @非公表

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