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「主体性」(新津裕也)

2020.09.03

平素より大変お世話になっております。文学部3年の新津裕也です。拙い文章ではございますが、最後までお読みいただけると幸いです。

タイトルにもあります「主体性」という言葉は入学後2年間ずっと私を苦しめてきた言葉です。私は去年までの2年間で3度のカテゴリー落ちを経験しました。1年生の時に戸田さんに「お前はお客さんか」と言われたのを初めに、毎回主体性のなさを問題のひとつとして提示されました。しかし言葉の意味は何となく分かっていても、実際何を変えれば良いのか分からなかった私は、いつもより意識して声を出す、味方に強く要求する等、自分の中で主体的だと思う行動をしました。しかし何も変わらず、この様なことをしても意味がないと思う様になってしまいました。そしていつの間にか元の自分に戻っていたのです。勿論評価は変わらず、どうしたら良いかも分からず、サッカーが楽しくも感じなくなりました。去年は初めてサッカーを辞めたいと本気で思った時期があった程です。その様な中グラウンドマネージャーを決めるミーティングが始まり、同期から選手を辞め学生コーチになる人を選ばなければならないという中で、今までのチームへの貢献度を問われ、何も答えられない自分がいました。「サッカー部なのだからサッカーで頑張っていればチームに貢献していなくても良い。」と正直思っていた私でしたが、その様な考えが同期と話していく中で変わっていき、清水凜太郎(3年・William Fremd High School/Sockers FC Chicago Academy)に誘われてフィジカル部門に入りました。それまではただアップを先導しているだけという印象でしたが、毎日ステップやスプリントのメニューを考えて、それをアップ含め30分間先頭に立って実施するということで、やってみるとかなり大変なものでした。しかし、今までジョグの時も、ステップの時も後ろの方に並んでいた私にとって、自分次第で練習の質も雰囲気も変わってしまう立場になったことで、今まで味わった事のない様な責任感を感じました。そこから、どうしたらチームが良い雰囲気で、良い練習が出来るのかを本気で考える様になりました。また、先導する立場として誰よりも速く正確に、という気持ちで毎日取り組める様になり、今までよりも一歩に拘れる様になりました。これが自分になかった「主体性」だと思います。それまでの自分は監督やコーチに与えられた練習に対して受け身の姿勢で取り組み、選手が作らなければならない練習の雰囲気等は何処か他人事にしてしまっていたのです。上記で述べた様に、それまでも練習で声を出そうとした時もありましたが、それは本気でチームを良くしようという気持ちからではなく、自分の為に何となくやっていたのだと思います。

先日、OBの川田修様の講演会があり、「利他の心」の話をして下さいました。皆んなの為に犠牲を払って何かが出来る「利他の心」を持っている人は魅力的で、その様な人の所には人が集まるという話がとても印象的でした。自分もそれを経験したからです。フィジカル部門として、大学に入って初めてチームの為に自分の時間を割いて行動しました。すると自分に協力してくれる人が増え、多くの選手が一緒にアップを盛り上げてくれる様になりました。それは今までにない感覚で、楽しくやりがいを感じました。自分の考える主体性と利他の心というのは似ているのかも知れません。

こうした主体性の重要性に気付いてからは日々成長していくのを自分でも感じ、サッカーがまた楽しくなりました。評価もそれに比例して上がっていき、遂にトップチームまで辿り着きました。技術やフィジカルが急激に成長した訳ではなく、それ以上に以前に比べて主体的に取り組める様になったことにより、練習やサッカーに対する意識が変わったことが要因だと思います。しかし、これはゴールではなくスタートラインです。トップの選手は役職の有無に関わらず、多くの選手が主体性を持ってサッカーに向き合っている様に感じます。サッカーの技術だけではなく、こうした人間性の部分も上に行くには必要不可欠だということを実感したので、その両面でこれから更に成長していけたらと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後共ソッカー部へのご支援・ご声援の程宜しくお願い致します。

《NEXT GAME》
9月5日(土) 関東リーグ戦 第9節 vs専修大学
@流通経済大学サッカー場  17:30キックオフ

※無観客試合の為、ご観戦は出来かねます。

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