オフィシャルブログ

ザンビアレポート⑨(松本雄太)

2020.02.20

松本平素よりお世話になっております。
商学部新3年の松本雄太です。

椰也子(3年・SOCIOS.FC/慶應義塾女子高)からもあった通り、私はザンビアで怪我をしてしまい、松葉杖なしでは動くことが出来ません。皆んなに荷物を持ってもらって、おんぶしてもらってなんとか生活出来ています。皆んな本当にありがとう。皆んなの足を引っ張っていて心が痛いです。もう後5日間位、手助けお願いします。

ザンビア遠征も気付けば残すところ5日となりました。刺激だらけのアフリカでの生活は、時間の流れが早く感じます。少しずつザンビアの環境に慣れてきました。

道路が穴だらけで、バスが横転しそうになる程揺れたとしても驚かなくなりました。交差点や渋滞で車が停車している所に、人が近付いてきて物を売り付けてきても驚かなくなりました。ホテルでお湯が出なくなっても、停電が起きても、ゴキブリが出ても驚かなくなりました。全部いつも通りのことです。

昨日、ルサカからンドラへ移動しました。今日、2月19日水曜日はFriends Of The Street Childrenという孤児院へ行き、ザンビアの郷土料理であるシマを振る舞いました。

孤児院へ行く途中、材料調達の為にChisokone Marketという市場に寄りました。そこでは、車のヘッドライトから衣服やサンダルまで様々なものが売られています。
S__52477967
 

 

 

 

 

 

 

沢山の物が売られていたものの、そこには求めていた大きさの鍋がなく、Nakadoli Marketというまた別の市場へ移動しました。
S__52477969S__52477970
 

 

 

 

 

 

 

そこで材料を揃え、いざFriends Of The Street Childrenへ。

到着し、火を起こすところからシマ作りはスタート。お皿をうちわの代わりに使い、炭の火を広げます。廣田(2年・暁星高)が歌いながら頑張っていました。彼の歌声は予想以上に美しく、顔を隠せばEXILEのボーカルになれると思います。
S__52477971
 

 

 

 

 

 

 

 

 

火を焚き、水を沸騰させ、とうもろこしの粉を入れていき、固まるまで加熱します。アフリカの暑さの中で火を扱う為、皆んな上裸になり汗を流しながらシマと格闘しました。
S__52477972
 

 

 

 

 

 

 

 

 

亮平くん(4年・三鷹中等教育学校)はびっくりする程切れないナイフを使いこなし、トマトをカットします。
S__52477973
 

 

 

 

 

 

 

 

 

料理は順番に交代しながら行い、担当じゃない人達は子供達と交流しました。
ルサカの孤児院の子供達とは異なり、ここの子供達は英語がほとんど話せません。その為、コミュニケーションを取るのに少し苦労しましたが、言葉の壁を超え、笑顔溢れる交流が出来ました。

大史くん(令和元年卒・暁星高)が寄付したウクレレに夢中になる子供達。ウクレレを手にして、多くの曲を歌ってくれました。
S__52477974
 

 

 

 

 

 

 

タイヤをジャンプ台にして前宙を披露してくれる子供達もいました。軽々と空中を舞い、難なく回転し着地します。バネ感が日本人とは全く違いました。廣田や荒(3年・横浜F・マリノスユース/慶應義塾高)もトライしていましたが、なんか重くて綺麗じゃありませんでした。現地の子供達の身体能力には驚かされてばかりです。
S__52477975
 

 

 

 

 

 

 

私達がスマートフォンで写真や動画を撮影していると、それに興味を持った子供達。撮影の仕方を教えてあげると、とても面白かったのか、スマートフォンに噛り付き、ずっと動画や写真を撮っていました。
S__52477976
 

 

 

 

 

交流を楽しんでいる内にシマが完成しました。
完成したシマはこんな感じです。
付け合わせのチキンと野菜も自分達で作りました。これを手で掴み、こねながら食べます。かなりの量ですが、孤児院の子供達はペロリと完食していました。味はというと…好き嫌い分かれると思います。塩をかけると美味しいと言っている人もいました。正直私ははまだ慣れません笑
S__52477977
 

 

 

 

 

 

 

 

 

お腹いっぱいになったところで、皆んなでサッカーをしました。試合時間は雨が降り、雷が鳴るまで!
ビブスは無いので、上半身裸チームvs服を着ているチームです。
11
 

 

 

 

 

 

 

孤児院を後にして子供達に別れを告げ、ホテルに戻ります。外観はとても綺麗です。水は出ない、停電が中々回復しない、ゴキブリが出る等少し苦労する点はありますが、ぐっすり眠れます。
12
 

 

 

 

 

 

ここまで今日の出来事を淡々と語ってきましたが、ここからはザンビアでの活動を通して得た私の想いについて書かせていただきます。
多くの人がアフリカと聞いて貧しい生活を思い描くことが出来ると思います。何かしらのメディアで、貧困で苦しむ人々を目にしたことがあるでしょう。
私も本、教科書、ネット等で今まで多く見てきました。

しかし、実際に目の当たりにしてみると想像以上に衝撃を受けました。メディアを通して見るものと全く違いました。

歩いてる私達にずっと付いてきて物乞いをするストリートチルドレン。体格からして小学生位の年齢かな?と思って年齢を聞いたら、16歳だと答えた孤児。
泥が混じったオレンジジュースを嬉しそうに飲んで、大切そうにペットボトルに保管する子供達。
言葉では上手く表せないですが、非常に胸が痛みました。

そして様々な問題に苦しむ子供達を救おうと活動されている方々がいるということ。
実際に孤児達に会い、匂いを気にしてしまった自分が本当に情けなく思いました。

このブログを読んで下さっている方々は、過酷な生活環境で、利益を求めず何年間も子供達を救う為の活動が出来ますか?
実際に現場に足を運び、無責任な意見ですが、私は出来ません。

この活動がどれ程素晴らしいもので偉大で称賛されるべきものか、肌で感じました。実際に活動されている方々には頭が上がりません。

どれ程自分達の生活が恵まれていて、それを当たり前だと思っているか。
無邪気に楽しそうに遊ぶ孤児達を見て、子供達の心の純粋さを感じると共に、私達の生活環境は豊かなのに、私の心は貧しく、傲慢で欲深いと痛感しました。
私達が小さな幸せだと思っていることが、ここの人々にとっては最大の幸せだったりします。幸せを感じられない心の貧しさ、更に高次のものを求める欲深さを感じずにはいられませんでした。

今回の経験は自分の人生観に大きく影響を与えました。

日本に帰り、何不自由なく生活しているその瞬間、地球の反対側では貧困に苦しむ人がいて、それを救おうと自分の欲を犠牲にして奮闘している人がいるということ。

今回の経験を思い出し、ふと上記のことを考える瞬間があれば、行動は変わってくるはずです。

口先だけでなく心の底から、自分の今の環境に感謝することが出来る様になったと今ブログを書いている時点での私は思っています。
これがいつまで続くのか、ずっと続くのか。
身の回り環境を当たり前だと思い始めたらこのブログを読み返し、今のこの気持ちを思い出させたいです。

不自由ない生活をする自分達がいる一方で、貧困に苦しむ人がいて、それを救おうと自分の欲を犠牲にして奮闘している人がいるという現実を直接見てきたザンビア遠征組は強いと思います。

ザンビアメンバーは遠征後、周りを巻き込んで好影響を与えまくりましょう。

少し長くなってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回のブログは、怪我をした私を気に掛けてくれて、支えてくれる心優しい荒です。彼は、2週間のザンビア生活でカミソリを使わないと誓いました。そんな荒の髭の成長も今回のザンビア遠征の見所の1つです。荒の面白いブログをご期待下さい。

記事一覧

月別アーカイブ