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ザンビアレポート⑦(横田亮平)

2020.02.18

横田平素よりお世話になっております。

今シーズン主務を務めます、法学部政治学科新4年の横田亮平です。

ムードメーカーとして大車輪の活躍を見せている廣田(2年・暁星高)よりバトンを受け取りました。出発前、成田空港の便器に携帯を落とす所から始まった彼のザンビア遠征ですが、度重なるハプニングを悉く笑いに変え、地球の裏側でも癒しを提供してくれています。紛れもなく、ザンビア遠征組のエースです。

本題に入る前に、廣田より「しっかり者(?)」という紹介を預かった件についてご説明させていただきます。恥ずかしながら、自分は現地のタクシーで携帯電話を紛失するという失態を犯してしまいました。しかし何と!心優しいタクシードライバーさんのお陰で、奇跡的に手元に返ってきたのです。アフリカの大地で人情に触れることが出来た、心温まる瞬間でした。

前置きが長くなりました。ザンビア遠征7日目のレポートを始めさせていただきます。

丁度遠征の折り返し地点となった2/17(月)は、①ザンビア大学との交流 ②現地メディアによる取材 ③在ザンビア日本国大使館訪問 という濃密な1日を過ごしました。

 

①ザンビア大学との交流
午前中は、ザンビア大学(University of Zambia/通称:UNZA)での異文化交流でした。

ザンビア大学は、ザンビアでは最も規模の大きい大学であり、9学部に約27,000人の生徒が在学しています。
各高校でトップクラスの成績を収めた者だけが入学を許されるエリート校であり、勿論ザンビア最難関の大学です。

そんなザンビア大学にて、青年海外協力隊として日本語の講師をしていらっしゃる河田実紗さんのクラスにお邪魔させていただきました。

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全員の自己紹介を終えた後、日本語コースを受講している16人と我々16人が2人1組のペアを組み交流スタート。
お互いの1週間のスケジュールを紙に書き出し、そのプリントを見せ合いながらライフスタイルの説明を行いました。

僕のペアのMulenga君は、平日は昼前から夕方まできちんと大学に通い、専攻科目以外にプログラミングの勉強もしているそうです。
自身の不勉強を痛感させられた一幕でした。

その後、日本文化を披露することになり、急遽ソーラン節を踊ることに。
現地コーディネーターの竹谷さんからの無茶振りでしたが、キレキレの修也(4年・慶應義塾湘南藤沢高等部)を中心に、皆で楽しく踊りきることが出来ました。

 

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男子生徒にアフリカのダンスを指南していただいた後、ソッカー部員による「若き血」の合唱で締め、午前の交流は終了しました。

昼食は、学食で伝統料理であるシマを皆でいただき、積極的な文化交流を図ることが出来ました。

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②現地メディアによる取材
ザンビア大学で以前講師を務められていた日本人の方の伝手により、簡単なインタビューではありましたが、現地TV局の取材を受けることになりました。
(放送されるのかどうかは未知数ですが…)

受けた質問は、
・どのくらい滞在しているのか
・どんな類の旅なのか
・アフリカにきた目的は何か etc.

考えさせられる質問ばかりでしたが、特に最後の質問は中々の難易度でした。

Q.文化交流をする意義/価値は何ですか?

以下、自分なりの回答です。
「人種や国家間に横たわる壁を乗り越える為には、勉強も必要だが、まずお互いを知らなければならない。現地に行って体感することで初めて知ったことになり、それこそが平和な世界を創る第一歩になると信じている。」

咄嗟に出た英語でしたが、強ち本質から外れていないと感じます。
想像はリアルに勝ることはありませんし、最大のインプットは「体験」です。肌で感じ、耳で聞き、心で感じて初めて「知る、分かる」に繋がるのではないでしょうか。アフリカのリアルを7日間積み上げてきたことで、文化交流の本質に近付いてきた様な気がします。

 

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③在ザンビア日本国大使館訪問

午後は、閑静な地域に居を構える在ザンビア日本国大使館に赴き、表敬訪問をさせていただきました。

1時間という限られた時間を有意義なものにすべく、事前に3つの班に分かれ、下調べと質問事項のリストアップを行いました。
その事前準備を下に、水内大使と相馬二等書記官に質疑応答の形でお話を伺いました。

・国連から評価される程女性の政界進出が進んでいること。
・地域差による偏りなく組閣し、部族間のフラストレーションを減らすことで、内戦の無い国家を作り上げていること。
・中国がタザラ鉄道の敷設を援助したことがきっかけで、ザンビアと中国の繋がりが生まれたこと。

これらは、頂いたお話のほんの一部です。
ザンビアと向き合い、日本を代表して駐在されている大使館の方々のお言葉から、普段は知り得ないリアルを学ばせていただきました。

 

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書き記すと陳腐な言葉になってしまいますが、大使館を訪問させていただけることは「当たり前」ではありません。ソッカー部のみならず、慶應義塾大学、ひいては日本を代表しての表敬訪問となります。僕達には、それに相応しい振る舞いをし、多くの学びを得て帰り、コミュニティに還元する義務があると強く感じています。

 

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○最後に

今日までの7日間で、ザンビアの様々な面を見てきました。
煉瓦造りの家が建ち並ぶ田舎、綺麗な観光地、ごった返したストリート、整備された首都。
身寄りのない孤児、ストリートチルドレン、同世代トップクラスのエリート。
道端で出くわした野生の象、町の至る所で走っているTOYOTA車。

この様に見てきた事実を、どう解釈し、どの様な行動に移していくのかが今の僕達には求められています。

「アフリカの人々は貧しい」という価値観は僕らからのラベリングに過ぎません。ましてや、「孤児院の子供達は可哀想だ」というラベリングなんて、ストリートチルドレンにとっては夢の様な場所かも知れないのです。

側面だけを見て判断してしまっては、リアルとの齟齬が生じてしまいます。だからこそ、今の自分の視野が最大だなんて勘違いしないこと。常に学ぶ事を止めないこと。
この遠征を通じて、こうした普遍的に重要なことに改めて気付かされています。

ブログの締めとして、現地コーディネーターの竹谷さんのお言葉をお借りしたいと思います。
「考え過ぎないこと。でも、考えるのを止めないこと。そして、進み続けること。」

最後までお読みいただきありがとうございました。
また、最後にはなりましたが、この遠征の実現にご尽力いただいた全ての方々に厚く御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。

そして、主務不在の中業務に奔走してくれている副務にも一言。
彬(3年・名古屋グランパスエイトU18/南山高)、ありがとう。

さて、明日のブログは、女子部から参加してくれている椰也子(3年・SOCIOS.FC/慶應義塾女子高)が担当します。満面のスマイルでチームに癒しをもたらしてくれている彼女は、ザンビア遠征に欠かせない存在です。そんな、彼女の元気一杯のブログ、お楽しみに!

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