オフィシャルブログ

「本音」(角晋太郎)

2019.11.18

角いつもソッカー部を応援して下さり誠にありがとうございます。

マネージャーの桑原からバトンを預かりました、総合政策学部4年、肝据わり人間・角晋太郎です。確かに私は大抵のことでは動じない様に見えるかも知れませんが、実は単純に危機が迫っていることに気付いていないだけの場合がありますので、ご注意下さい。
それでは早速ブログを始めさせていただきます。

「ピクピク…ピクピク…」
2019年8月30日、チームメイトが阪南大学と戦うグラウンドの脇で、私は一人仰向けで痙攣しながら意識を朦朧とさせていました。
グラウンドマネージャーという役職を任せてもらって2年目、選手という立場を離れ、実戦から遠ざかっていた私にとって、夏の試合に出場するということは、あまりに高いハードルでした。
この日は神戸定期戦前日。夏場の遠征で帯同メンバーが少なく、選手に休んでもらうという目的もあり、私は急遽試合に出場することになったのです。ポジションはCBでした。

前半25分のこと。相手の抜け出しに付いて行ってフルスプリントをした後に、明らかに身体に異変が起きたのを今でも覚えています。手足が鉛の様に重くなり、身の危険を感じました。このままでは本当にまずい…。最悪の事態を覚悟した丁度その時、淺海監督が私を呼ぶ声が遠くの方で聞こえました。
これでようやく交代出来る…。
安心してピッチを離れようとした次の瞬間、投げ掛けられた言葉は私の想像を遥かに超えるものでした。

「ポジション上げてボランチに入って」

_________そこから先の記憶はありません。

私はこの時、サッカーというスポーツの恐ろしさを知った気がします。

ソッカー部の歴史に刻まれた、この「角ピクピク事件」以外にも、私はグラウンドマネージャーを務めさせて頂いた2シーズンで、沢山の恥ずかしい経験や失敗をしてきました。
ここからはその失敗とそこから考えたことを綴らせて下さい。

私は基本的に落ち込まず、楽観的な性格です。多少嫌なことがあっても翌日には忘れるし、そもそも気付いていないことも多々あります。周りの状況に関わらず、いつも元気にKnowsを同期している僕の姿を見て、皆さんもその様に感じているのではないでしょうか。これは生まれ持った性格であり、自分のそういう所は結構気に入っています。
しかし、サッカーに於いてはそう割り切れることばかりではありません。TOPチームで試合に出ることを目標に努力している選手同様、私にとってもサッカーは生活の全てであり、ありとあらゆる情熱を懸けてきたものです。仕事でミスをしてしまった時には酷く落ち込み、自分を責めまくりました。しかもミスのレベルがめちゃくちゃ低い。私は人前で落ち込んだり、弱音を吐いたりすることが苦手なので、そんな時にはレンタカーを借りて、深夜ドライブを決行します。その車内で自分の気持ちに整理をつけ、翌日の練習までには何とか前向きな状態を作るということを繰り返しました。この機会なので正直に言うと、自分が何をしたら良いのか本当に分からなくなり、退部を真剣に考えたこともあります。
失敗が多すぎる月には、深夜ドライブが増えたことが家計に甚大な被害を与え、電気代を払えなくなるという衝撃の事件まで飛び出す始末でした。

サッカーを辞めて、その分チームの為に動き活躍すべき自分が、その役割を十分果たせていないという現実は、今でも常に自分の頭の中を巡っています。

その状況の中で、何とか前向きにやってこられたのは、二つの支えがあったからです。

それは、僕を指導して下さる方々への感謝と、仲間への愛情です。

まず、指導して下さる方々に関して。
自分を客観的に見て、本当に指導者泣かせな人間だと思います。気付かないし、覚えていない。ここは気付いて欲しいと思う所もスルーしているだろうし、一回言われただけでは身に付かないことも多いです。そんな自分に対して、根気強く高い基準を求め、本気の基準を教えて下さった、友峰さん、高橋さんを始めとする社会人スタッフの皆様。本当にありがたく思っています。まだまだ求められているレベルには達していないかと思いますが、最後の日まで成長出来る様精進していきたいと思います。

そして、愛する仲間に関して。
俺は皆のことが大好きです。個人名を挙げたらキリがないけど、皆が楽しくサッカーを出来ること、サッカーが上手くなること、試合に勝つこと、目標を達成することを心から願っています。練習中、試合中、俺は結構静かに見る方かも知れないけど、内心めちゃくちゃ感情が揺れ動いていて、チームが負けたり失点したりしたらめちゃくちゃ悔しいし、結果が出ずに苦しんでいる選手が点を取った時なんかは飛び上がって喜んでいます。心の中で。最近では草野が関東リーグにデビューした時、泣きそうになりました。
皆の頑張りや努力が俺の力になっているし、皆にとって俺もそういう存在になりたいと常々思います。

今難しい状況にある人達へ
俺から何かを教えたり、解決策を提示したりなんて生意気なことは出来ないけど、最後まで一緒に戦おう。拓海もブログで言ってたけど、今ある状況がどれだけありがたいことなのか、どれだけの人のお陰で自分がここにいられるのか理解出来れば、力が湧いてくると思うし、一緒に戦う仲間もいるはず。そして何より、サッカーが大好きな自分の為に、毎日最大限の努力をしよう。

最後に
俺は皆と絶対に関東リーグ2部優勝を成し遂げたいです。試合に出るメンバーは勿論凄く重要な役割を担うけど、優勝にはソッカー部員全員の力を集結させる必要があります。綺麗事ではなく、部員一人ひとりに出来ることは、本気で探せば物凄く多いです。
ラスト一週間、あと一試合。ソッカー部の持てる力を全て出し切って、優勝しよう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
次のブログは、山田盛央が担当します。一日に一升瓶2本の焼酎を飲み干す肝臓の強さ、その野性的な外見に裏打ちされた圧倒的なフィジカル能力、将棋に於いては数十手先まで読み切る洞察力(ちなみに初段)、そしてTSUTAYAに入って真っ先に興味を示すのがトイストーリーという可愛らしさ。人間的魅力の宝庫とも言える、慶應が誇るアタッカーは一体どんなブログを書き綴ってくれるのか。私も今から楽しみで仕方がありません。

《NEXT GAME》
11月23日(土・祝) 関東リーグ戦 最終節 vs日本大学
@中央大学グラウンド 11:30キックオフ

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