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「意味とか、効率的とか、コスパだとか」(中井晴斗)

2019.10.12

中井今回ブログを担当させていただく、4年経済学部の中井晴斗です。
皆さんがこのブログを読み始めているということは世界最大規模の台風19号で外出出来ずに暇を持て余しているということでしょうか?
では最後までお付き合い下さい。

あれは確か今年の夏の始めのことです。朝6時半の練習から吐く程走った時期がありました。遠征に行っても試合後のランメニュー等とてもハードでした。
ただそのきつい練習中、選手からは不満も漏れます。

「こんなの意味あるの?」
「もっと効率良い練習あるだろ」
「コスパ悪いよね」とか。

出ました。コスパことコストパフォーマンスという言葉。最近よく耳にします。
結果的にその厳しい練習のお陰で夏を乗り越えられ、試合後半のきつい時間も自分達の目指すサッカーを出来る様になりました。
そしてこの期間はとても意味のあるもので、後期のIリーグに向けて自信を付けるものでした。もし「意味がない」と言ってやらずにいたらどうなっていたでしょう。

最近、物事をやる前に「意味がある・ない論争」「コスパ良い・悪い論争」「効率良い・悪い論争」が巻き起こることが多いです。
そして例えやらないという決断をしても責められることはありません。むしろよく決断した!と褒められるかも知れません。
というのも、今求められている能力は「よく考えてから行動する」力だと感じるからです。就職活動中も各企業の性格診断テストで、「自分は行動を起こしてから考えるタイプだ」を選択するのはタブーで、「考えてから行動を起こすタイプだ」の方を選択するべきだと習いました。

最近読んだ本、『USJを劇的に変えた、たった一つの考え方』(2016、森岡毅)というベストセラー本にも、選択と集中が大事であり、例えば上司から10個の仕事を与えられたら10個全てに全力を尽くし6割程度の出来よりも、2,3個を選択し、それらの精度をひたすら高めることに注力するべきだと書いてありました。

確かに時代の流れ的に生活の一部や面倒なことが代替されていき、どんどん便利になる中で、自分がすべきことは何か、しなくてもよいことは何か、自分にとって何が重要かをを考えてから行動することは重要ですし、効率的です。ですのでコスパが悪いこと、意味がなさそうなもの、効率が悪そうなものには手を出さない方が得策かも知れません。

しかし本当にそうなのだろうか?とも思います。この3つの言葉が言い訳になってるだけではないかと思うんです。
困難なもの、大変なもの、時間が掛かるもの、達成出来るかどうか分からないもの。これらを「コスパ悪い」と吐き捨てて逃げているだけではないでしょうか。
効率的な勉強法は直ぐには身に付きません。効率的な勉強法に辿り着くまでに膨大な時間と多くの遠回りが存在しています。コスパの良い稼ぎ方をしている人はそれまでに大変な苦労を重ねた後に、それまでやってきたものが一つひとつ実を結び、今となってはコスパ良く稼げているのです。

実は意味のあるもの・コスパが良いもの・効率的なものは、沢山の意味がないように見えるもの・コスパが悪いもの・非効率的なものの積み重ねから成り立っているのではないかと思うんです。

そして何だか偉そうに語っていますが、これは自戒を込めたメッセージでもあります。ソッカー部内に於いては、自分は「こんなの意味ねえだろ」と評論家気取りで、本当にすべきことから逃げて来たのではないかと思うからです。

そう考えると、私達の主務、塩木康平っていう男は凄い。
彼を副務に出すミーティングの際、私は他の候補者を推していました。何故なら塩木は不器用な生き方をしているなと感じていたからです。そして周りの塩木を推している部員の話を聞いても懐疑的に思う自分がいました。

しかし当時の自分は間違っていたと思います。彼の何事にも妥協しない姿勢や全てに全力な姿勢はこの4年間で、自分が無駄だと切り捨てていた物を有意義なものに変え、そして何より全部員からの信頼を強固にしました。そして彼の良さを語り、心の底から推していた人達が、今トップチームとなって関東2部優勝という目標の目前まで来ています。

アリババ創業者、ジャック・マーもこう言っていました。

「貧乏マインドの人に尽くす程最悪なことはない。
『新しいことに挑戦しよう』と誘うと、『経験がないから無理』と諦める。
『伝統的なビジネスだよ』というと、『じゃあ成功しないね』と却下される。
『店を経営してみたら?』というと『自由はなくなる』と主張。
『起業してみたら?』というと『プロじゃないから無理』と受け入れない。

口先だけは大学教授並み。
でも行動は、盲人以下。

彼らにこう聞いてみて。
『じゃあ、あなたに何が出来るの?』
何も答えられないから。

私の結論は言い訳を熱弁している暇があったら、もっと素早く行動に移せば良い。
いつも考えてばかりいるよりも、何か実際にやってみたらどうか。」(一部省略)

正しく自分は貧乏マインドでした。しかしこれは誰の心にも存在しています。
つまり何が言いたいかというと、やらない言い訳は無数に存在するということです。
選択の連続の中で、例え妥協した選択をしてもそれを慰めてくれる友人はいますし、SNSを見れば自分の選択は正しかったと決定付けさせてくれる匿名の意見が沢山あります。
しかしそうやって言い訳ばかり続けて無意味だと思うものを切り捨て続けて残ったものが、実は1番無意味なものなのかも知れません。

4年目にして漸く重要なことに気が付くことが出来ました。この経験がこの先の人生に役立つことは間違いないですし、今まで有頂天で生きてきた自分の鼻をへし折る良い機会でした。ですのであと数年は「考えてから行動する」よりも「行動してから考える」人で在りたいです。そして人々が無意味であると笑うものを少しずつ意味のあるものに変えられる様になってから初めて、自分がすべきことを考えて行動するのも遅くはないんじゃないかなと思います。

長々且つダラダラと失礼致しました。
台風による被害がそれ程大きくならないことを祈るばかりです。

続いては斉木健将です。
彼とは1,2年のときは犬猿の仲でしたが今では話さない日はありません。明日も2人で映画を見に行く約束をしています。
恋愛関係はありませんよ。
丁度、卒業旅行はタイにでも行かない?と健将を誘おうと思っていた所です。皆さんこのことは内緒にして下さいね。

ありがとうございました。

《NEXT GAME》
10月14日(月・祝) 関東リーグ戦 第16節 vs産業能率大学
@産業能率大学グラウンド 14:00キックオフ

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