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「恩返し」(佐藤海徳)

2019.07.11

佐藤海平素より大変お世話になっております。法学部政治学科4年主将の佐藤海徳と申します。

ついに明日、僕にとって最後の早慶戦となった。
前回大会で早稲田に負けた後、同期と「来年こそは絶対勝つぞ」と約束してから過ごした1年間は、あっという間だった。いや、僕が大学1年生の時に初めてこの舞台を見た時の記憶は、ついこの前のような感じもする。

歩んできたサッカー人生の集大成として、明日の試合は絶対に活躍する。と言いたいところだが、僕は約1ヶ月半前に右膝の怪我を負い、ピッチに立つことが出来ない。僕はこの1年間、最後の早慶戦で8年ぶりに勝つ為に練習してきたのに。

去年の7月7日、3年目にしてやっと掴んだ20分間の出場では、いいプレーは何一つ出来なかった。ましてや、いい位置で獲得したフリーキックを壁に当て、18000人の観客を失望させた。本当に悔しかった。

そのリベンジを果たすことが、僕にとってサッカーをする原動力だった。しかし、手術が決まり、僕は一生早慶戦に出られないことがわかった瞬間は、何のためにサッカーをしてきたのか分からなくなった。同時期には来年の就職先が決まり、僕はもう、いっそのこと、復帰しなくたっていいんじゃないかと思ってしまった。辛かった。

でも、手術のために入院し、会場で応援に行けなかった関東リーグの立教戦では、チームのみんなは僕の応援歌を歌い、7番ポーズをして、4-0で圧勝した。その時、僕は決断した。

引退するまで、「みんなに恩返しをする」ために復帰し、主将として勝利に導き、みんなと喜びを分かち合うと。

立教戦があったから、今の僕がいる。みんなありがとう。そして、謝らせてほしい。みんなが早慶戦に向けて士気を高め、極限の中で走り込みをしている時に、「頑張れ」としか言えないような、情けなくて頼りないキャプテンで申し訳ない。僕は高校の頃まで、リーダーシップがあるような人ではなかった。今もなお、感動的な話が出来るわけでもなく、盛り上げが上手いわけでもない。行動で示すことで少しはリーダーシップを発揮してきた僕が怪我をしてピッチから離れ、役に立つ働きが出来ず、申し訳ない。

明日の早慶戦で、僕に出来ることは、みんなを信じることしかない。共に走り、共にチームを強くしてきたみんななら、絶対に勝てると信じている。

4年間の大学生活で、早慶戦に20分しか出られないなんて、思ってなかった。悔しい気持ちは、正直まだ残っている。だけど、その気持ちはもう捨てて、みんなが等々力のピッチで自信を持って闘えるよう、自分が出来ることを精一杯やりたい。早稲田に勝って、最高の同期と肩を組み、信頼している後輩達と一緒に、若き血を歌いたい。

今年こそ、有言実行。勝とう。

最後になりましたが、明日開催される第70回早慶サッカー定期戦に多大なるご支援ご協力くださいました両校OB・OGの皆様、関係者の方々に心より御礼申し上げます。このような素晴らしい舞台で、慶應ソッカー部の一員として闘えることを誇りに思います。当日は是非会場に足を運んで頂き、ご声援の程宜しくお願い致します。

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関東リーグ第7節、立教大学戦にて、得点後に仲間が7番ポーズをしてくれた。

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《NEXT GAME》
7月12日(金) 第70回早慶サッカー定期戦vs早稲田大学@等々力陸上競技場18:30キックオフ

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