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「ボーナスステージ」(横田亮平)

2019.06.12

横田平素よりお世話になっております。今回部員ブログを担当します、法学部政治学科3年副務の横田亮平です。大学サッカーの折り返し地点を過ぎたということで、ここまでのサッカー人生を振り返ることにしました。少々長いですが、最後までお読みいただけると幸いです。

「高校サッカー選手権」に強い憧れを抱く、どこにでもいるサッカー少年でした。愛知県名古屋市に住んでいた小学校3年生の時、友人に連れられて高校サッカー選手権愛知県大会の決勝に行ったことがきっかけです。当時在籍していたクラブチームのOBである元日本代表の宮市亮選手のプレーを目の当たりにして、鳥肌が立ちました。凄い、プロみたい。僕もこんな高校生になりたい。 自陣ペナルティエリアから右サイドをぶっち切る憧れの宮市君の姿は、今でも脳裏に焼き付いています。

小学校6年生の時に、父の仕事の都合で東京へ転校してきました。幸い転校先でも良い仲間に恵まれたのですが、何となく張り合いのない新生活を送る自分を見兼ねて、母が高校見学に連れて行ってくれました。それが後の母校となる都立三鷹高校との出会いです。都立高校でありながら全国大会に出場していたこと、何より、オレンジと紺のピステを来て練習中から本気でぶつかり合う高校生を見てまたビビっと来てしまいました。カッコいい。ここで全国に出る。三鷹高校に入るには新設された付属中学校に入るしかありません。猛然と受験勉強に励んだのを覚えています。

満を持して三鷹高校に入学するも、理想とはかけ離れた高校サッカーでした。出させてもらっていた1個上の代ではT2リーグ全敗で降格、自分達の代も地区予選2回戦敗退という無残な結果に終わってしまいました。本当にあっけなかった。

皆さんお気付きでしょうか。そうです。僕のサッカー人生は「高校サッカー」で終わる予定でした。「大学サッカー」という選択肢など微塵も頭にありませんでした。 大学でサッカーをやる人はプロ予備軍の人達。Jのユースに入ったことがない、選抜歴もない、そんな自分が通用する訳ない。セレクションとかあったら絶対受からないだろうなとぼんやりと思っていました。

サッカーでの悔しさは受験で晴らすを合言葉に、9月の終わりから受験勉強を本格的に開始します。 他の人より短い受験勉強期間で第一志望の慶應義塾大学に合格するも、自分でも驚いたことがあります。別に全然嬉しくなかった。どんなに勉強を頑張った所で、高校最後の大会を終えてからずーっと心の何処かで抱えていたモヤモヤは、全く晴れませんでした。もう一度真剣にサッカーがしたい。このまま終わりたくない。大学に入るに当たり無数の選択肢が用意されている中で、消えることのなかったサッカーへの熱が大きくなっていたのを見て見ぬ振りをすることが出来ませんでした。幼馴染の啓太(3年・山田啓太)が2月に入部していたのもあり、覚悟を固めます。下手で元々、もし入部を断られたらその時はその時。早慶戦を観たこともなければ関東リーグの仕組みもよく分かっていないけど、ただただ「もう一度真剣にサッカーをしたい」その想いだけを胸にソッカー部の門を叩きました。

ソッカー部にはJユース出身者や全国大会出場経験者、プロ志望の選手など、華々しい経歴や高いモチベーションを持った人がゴロゴロいます。そんな中で、何もない自分がチームに何をもたらすことが出来るのか。ソッカー部での自分の存在意義は何なのか。模索し続ける日々が始まりました。当たり前のことを当たり前にこなすだけでは生き残れない。下手な自分が人と同じことをやっていたら一生勝てない。時に怒られ、時に褒められ、常に自分なりに考えながら1:9程の割合で成功と失敗を繰り返していたら、もう3年生になってしまいました。あっという間です。

このブログを書くにあたり、過去のノートを見返しこの2年と数ヶ月のソッカー部生活を振り返っていた時、僕の大学サッカーを表すのにぴったりな言葉がふっと湧き出てきました。
「ボーナスステージ」
まさにです。この4年間は、僕にとってボーナスステージなんです。終わったはずのサッカー人生の延長戦なんです。幸せなことに、ソッカー部に所属しているという大義名分の下で、家族に支えてもらいながら今もまだ本気でサッカーに打ち込むことが出来ています。この環境が当たり前ではないと分かっているからこそ、今頑張れています。と言うより、ボーナスステージなのですからモチベーションが高くて当たり前なんです。試合に出れなかったり、グラウンドの周りを延々と走らされたり、監督に怒られたり。悩みや悔しい思いの方が多いソッカー部生活ですが、そんな毎日が何だかんだ楽しくて仕方がありません。本当です。そんなボーナスステージに、更にスペシャルなボーナスを頂きました。副務という役職です。 仕事こそ多いけれど、貴重な経験を積ませてもらっています。不器用で未熟な自分に大役を任せてくれた同期に素直に感謝しています。ありがとう。

副務という彩りを加え、更に贅沢なボーナスステージになりました。だからこそ、残り1年と半年をかけてこの4年間を最高のボーナスステージにしたい。心の底からそう思います。1人の選手としてピッチで結果を残すこと、泣き笑いして引退出来る様チームとして結果を残すこと、そして、今度こそ一片の後悔も残さずにやり切ること。その為にはやるべきことは山程あります。そして僕には周りの助けも必要です。家族、監督、同期、先輩後輩の皆さん、多々ご迷惑をお掛けしますが今後とも宜しくお願いします。

今年1部昇格出来たら、最長でインカレ決勝までサッカーが出来ます。週1回のOFFとテスト休みを除いて、大体残り420日。もし昇格出来なければ、2部リーグ最終節が引退試合なので、大体残り400日弱。1日1日と真摯に向き合い、邁進して参ります。

最後までお読みいただき誠にありがとうございます。 今後共ソッカー部へのご支援ご声援を宜しくお願い致します。

《NEXT GAME》
7月12日(金) 第70回早慶サッカー定期戦vs早稲田大学
@等々力陸上競技場 18:30キックオフ

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