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「偽物」(守永和樹)

2019.04.26

守永平素より大変お世話になっております。経済学部3年の守永和樹です。拙い文章ですが最後までお付き合い頂ければ幸いです。

ピッチ中央、私はボールを受けターンをした。するとサイドの裏にスペースがあることに気付きスルーパスを出す。しかしこれは味方と意思が合わずボールはラインを割った。「守永!」怒られるのが嫌だった私は聞こえないフリをしプレーを再開してしまうがまた名前を呼ばれた。

「守永!SFC高では10番だったかもしれないけど大学では違うんだよ!」

強烈な言葉である。まるで殴られたかのようにズシリと私の体に響く。恐らくこのプレー1つに対して言ったものではなく、普段私に感じていたおごりや慢心、その他諸々に対して言った言葉だと思われる。
ソッカー部に入部してから2年が経ったが私は多くの失敗をした。現在トップチームに所属する私に対して「何が失敗だ、トップチームにいるだけで大成功だ」と思う人もいるかもしれないが少なくとも私自身は今までの大学サッカー生活は散々失敗を重ねてきたと感じている。私と共に練習してきた人なら私の失敗を数多く目にしてきたことだろう。大学最初の1年間Dチームで試合に絡めなかったこと、初めての公式戦スタメン出場のIリーグ国士舘戦で失点全て自分が起こしてしまったこと、フットサル全国大会でメンバーに選ばれておきながら1分も出場出来なかったこと。これらは挫折であり、失敗である。よく「自分にベクトルを向けろ」と言うが他人のせいにする余地も無いような大きな失敗をした時は自分に向かう巨大なベクトルの殺傷力に傷付けられた。

このような失敗や挫折を繰り返す度に私はサッカー選手として「偽物」だと考えてきた。Bチームに上がっても勝利に貢献しない、同じチームのフットサルメンバーは皆バリバリ試合に出ているのに自分だけ出ない。サッカー選手、いやスポーツ選手なら皆試合に出て勝利に貢献することを目指す。それが「本物」だからだ。例えCチームやDチームであっても試合に出て貢献し、戦う者は「本物」であり、尊敬に値すると思う。

残念ながらトップチームに上がっても自分が「偽物」であることに変わりはない。関東リーグ出場は同じSFC高のフィジカルモンスター立石に先を越された。そしてこれからも多くの挫折や失敗をするだろう(もちろん1つもしたくはない)。この先の大学サッカー生活は私が「本物」になれるのかの戦いである。それが達成された時、「SFC高の10番」が偽物だと思われることは無くなる、はずだ。

最後までお読み頂きありがとうございます。

《NEXT GAME》
4月27日(土) 関東リーグ戦 第3節 vs日本体育大学
@Shonan BMW スタジアム平塚 11:30キックオフ
※集中応援日となっております。是非お越しください。

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