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「必然と偶然」(田村祐二朗)

2019.04.16

田村平素より大変お世話になっております。環境情報学部新1年の田村祐二朗と申します。

入学したての新1年、そして初のブログということで拙い文章ではあるかと思いますが、どうか最後までお付き合いください。

必然と偶然……。この二つの事象について自らの人生において深く考えさせられる機会があり、独自の視点からの考えではありますが、少しでも自分の人生に重ね合わせていただけると幸いです。

2018年6月3日、静岡県高校総体決勝。全校応援という舞台で歓喜に沸くスタンドと仲間達。しかし、私はそのピッチに立つことは出来ず、引退を迎える同学年の仲間の為に気持ちを体現することも出来なかった。様々な思いが頭の中で錯綜する中、悔しさのみが突き抜けていたのは今でも鮮明に覚えている。

仲間が導いてくれた全国総体。名誉挽回のチャンスとばかりに最善の準備をしていた。しかしメンバー発表の数日前、またも怪我により夢の舞台に立つ機会は突然に絶たれた。言葉に表せない悔しさで自然と涙がこぼれ落ちた。どうして自分ばかりこんな目に遭うのか。悔やんでも悔やみ切れない日々を過ごした。そこで引退することも考え、14年間やってきたサッカーを初めて嫌いになった瞬間でもあった。

ただ、そのサッカーから離れた数週間は同時に慶應義塾大学に進むにあたり、非常に大きな意味を持つ期間になったのも事実だった。大学のAO入試を突破するには、塾通いが自分にとって不可欠であり、怪我によって失われたと思っていた日々は、塾に通い続けることで成功へと自分を導いてくれる貴重な日々となった。自分のサッカー人生における最大の挫折の連続が過程となって、夢の実現を力強く後押ししてくれたのだ。

怪我は自分の人生において、様々なチャンスを逃した原因である一方、違うビッグチャンスを創出してくれた。そのチャンスを手にした今では、偶然に起こった怪我も必然的に起こったものであり、大きな価値を持つものであったと振り返ることが出来る。怪我がなければ、今の自分は間違い無くなかったと言えるし、一生涯の中でどれだけの偶然を必然へと変えることが出来るかが重要だとしみじみと感じた。言い換えれば、2018年は怪我に泣かされた年であったが、怪我に本当の意味で助けられた年であった。

ベンチメンバーとして試合に出られない立場からしか見えないものや分からないものを肌で直接的に感じることや、応援席からピッチ上で躍動する選手を声を枯らして後押しすることを通して、ピッチに立つ責任や自覚が生まれ、改めて多くの人のお陰でチームを背負って戦っていることを強く実感出来た。「チームの為に」という本質的な意味が少し見えた気がした。この境遇に直面したからこそ気付くことが出来たものである。

怪我をしていなければ、自分はこのブログを書いていないし、ましてやここにいなかったかもしれない。様々な偶然の連続が必然的に自分をこのソッカー部に連れてきたと今では考えている。ここでプレーする運命であったと。そして幸運なことに今はこのソッカー部で伝統の黄色のユニフォームを着てプレーすることに大きな喜びと誇りを感じることが出来ている。

だからこそ、慶應を代表して戦う重圧を噛み締め、様々な人々への感謝の思いをピッチで体現し、2部優勝と共に1部昇格、早慶戦勝利に精力的に貢献していきたい。

これから起きる、一見、挫折と見える様々な失敗や偶然の怪我はその後の成功の土台となって、「この失敗や挫折がなければ……」と言えると信じているし、そう考えていただきたい。決して諦めてはいけないし、笑顔で振り返ることが出来る日は必ず来る。

「神は乗り越えられる試練しか与えない」

私の胸に深く刻み込まれている一つの言葉である。

きっとそうだ、この試練は神から必然的に与えられたものなんだ。必ず成功の糧となり、原点となるのだ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。今後共、ソッカー部へのご支援の程宜しくお願い致します。

《NEXT GAME》
4月27日(土) 関東リーグ戦 第3節 vs日本体育大学
@Shonan BMW スタジアム平塚 11:30キックオフ
※集中応援日となっております。是非お越しください。

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