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負け方(鹿島祐平)

2018.10.27

鹿島new平素は大変お世話になっております。法学部政治学科の鹿島祐平です。
山浦敬史からバトンをもらいました。1浪した上に1年の夏に入部して来た彼は、サッカーを辞めることにより発生する体型の変化に一番理解を示してくれそうな人でありながら、少しばかり太ってしまった僕の事を容赦無くいじります。僕はそんな彼が結構好きです。練習後グラウンド横に座っていれば、Cチームの同期から「アザラシが座礁してるぞ!」と言われ、合宿所に戻ると「おい!カピバラ!!」と言いながら歩み寄ってくる副務にお腹の肉を摘まれる日々にも終わりに近付いていると思うと、清々するような、寂しいような、なんとも言えない気持ちに見舞われます。
 
僕は入部してから最初の2年間は選手として活動し、2年間はグラウンドマネージャーとして主にCチームのサッカーを支える立場で活動しています。サッカーへの携わり方は変わったものの、ソッカー部で過ごした時間は、自分の不甲斐なさ、至らなさを突き付けられ続けた日々のように感じます。思うように結果を出せていなかったが故に、プレーに悩み、存在意義に悩み、とにかく走りまくっていた選手時代。数えきれないほど怒られ、トラブルが発生したり、ミスをしたりしては先輩、後輩、そして同期のみんなに救われているグラマネとしての毎日。目を背けたくても、なるべき自分と今の自分との差を見つめなくてはいけない。僕個人にとってソッカー部とは、4年間を通してそういう場所でした。僕がグラマネとして関わるCチームはIリーグの1部リーグで公式戦を戦います。そこで対戦する相手は基本的に他の大学のBチームです。選手個々人のレベルで身体的にも技術的にも上回ってくる相手に対して2年間、苦しい戦いを強いられてきました。サッカーとは思えない点差で負けたことも何度かあります。

こうして4年間を振り返ると、何かと向かい風であったなと感じます。「逆境」という言葉がぴったりです。自分でも底なし沼に足を踏み入れてしまったような日々をたくさん経験しました。死ぬ気でやっていてもなかなか結果が出せないチームメイトの姿を目の当たりにしました。加えてグラマネとして格上ばかりのリーグで敗戦を重ねるチームに関わり、苦しんだ分だけ状況が良くなるとは限らないと、必死にやったからと言って結果が約束されている訳ではないこと痛感していました。
そこに戸田コーチのある言葉が刺さりました。Iリーグ後期の法政大学戦後、負けて項垂れるCチームのみんなに投げかけられた言葉です。「負け方にも色々ある」。全員がチームとしてやるべきことを意識し、実行しようとした上で、試合終了のホイッスルが鳴った時には立っていられない程走り、戦い、それでも相手に上回られてしまった敗戦には価値があると。結果だけ見ると負けた事実に変わりはないが、次の試合に繋がるものの大きさは違ってくると。これはソッカー部で活動する上で、絶対に忘れてはいけないことだと僕は思います。

160人の部員がいる中、トップチームで試合に出られるのはほんの一握りだけです。大半の人は入部時に掲げていた早慶戦、関東リーグ出場の目標を達成できずに4年間を終えてしまいます。一人一人がどれ程努力をしようとこの事実は揺らぐことはありません。結果のみを見ると、その人達のチャレンジは失敗。大学サッカーを1つの試合に例えると、負けて終えることになる人が大勢いると言うことです。しかし、大学サッカーという試合では、結果を出すことと同じ位、その負け方も大事なのではないでしょうか。負けてしまったとしても、目標を達成することができなかったとしても、思考を止めず、やるべきことを考えて実行し、これ以上は無理だと言える位もがき戦えば、次に繋がる4年間となるのではないでしょうか。
大事なのは「次に繋がる」という部分だと思います。大学サッカーが1つの試合だとすると、人生というリーグ戦はこの先も長く続きます。大学はまだその序盤の1試合にしか過ぎません。卒業と同時に次の舞台で、次の試合が始まります。人生の中で大学サッカーは単体で存在してはいないのです。大学サッカーを通過点として捉えた上で活動することが大事であり、そうした時に初めて負けた中でどこまでできたかが問われ、結果以外の部分の重要性が生まれてくるのだと思います。
 このことを理解した上で、後輩達には大学サッカーという試合、勝てるように全力で取り組んで欲しいです。そして例え結果が出なくても、良い負け方ができたと言えるように。なるべく多くのものが得られるように。側で支えてくれている人に、次の舞台は期待したい、次も応援していたいと思わせるような、熱く、がむしゃらで、見てくれている人の心を動かす戦い。そんな大学生活を送って欲しいと思います。

そう言う自分はどこまでできたのか。次に繋がる4年間が過ごせたのか。もっと失敗を恐れず主体的に動くべきだったのではないか。もっと色んな人に興味を持ち、関わりを持つべきだったのではないか。あの時もっと熱くなれたのではないか。ここに来て、「もっとできたかもな」と思ってしまうことがあります。とても寂しいことです。しかし、今頃悔やんでも仕方ありません。残りの1ヶ月を大切に過ごすこと、後輩が引退を目の前にした時に同じ気持ちになっていないように気付いたことを伝えていくのみです。

 その先に待つものを見据えつつ、大学で過ごす4年間を考える内容のブログとなりましたが、最後に現在について述べて終わりたいと思います。Cチームはこの1年間で最も大事な試合を目前に控えています。Iリーグの1部残留決定トーナメントが明日から始まります。2連勝すれば1部という舞台を来年に残すことができます。ソッカー部の未来を懸けた試合と言っても過言ではありません。苦しい戦いになることは間違いないです。ピッチに立たない自分にできることは限られているのかもしれませんが、Cチームを、慶應を代表して戦うみんなの追い風となれるように、僕の4年間の全てを懸けてそこに臨みます。応援、宜しくお願いします。Cチームのみんな、必ず勝って笑顔でシーズンを終えましょう。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。次は共にサッカーをして10年目、Cチームをキャプテンとして引っ張ってくれている竹内君の番です。付き合いが長い分、僕の弱さを誰よりも理解し、フォローしてくれます。彼が支えてくれていなかったらと思うとゾッとします。ブログの内容に期待です。

《NEXT GAME》
10月28日(日) 関東リーグ戦 第18節 vs東京農業大学
@立正大学グラウンド 11:30キックオフ

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