オフィシャルブログ

リサーチと共にあらんことを(河原悠人)

2018.10.17

河原こんにちは。経済学部4年の河原と申します。
母なる大地こと高松からバトンを引き継ぎました。私が今、こうやって笑顔でいられるのは美味しいごはんと彼女のおかげです。

私は大学二年からリサーチを担当しています。就任してしばらくは仕事というよりも作業という言葉がぴったりな、コストパフォーマンスのこの上なく悪い業務をただひたすら無心になって取り組んでいました。ミーティングに向け一週間をかけて作る動画の再生回数はなんと平均にして4回。自分のチェック込みでこの回数なので下層ユーチューバーですら思わず心が折れてしまうことでしょう。
また、こういう仕事をしていると出場する選手や監督・コーチから「ありがとう、助かっているよ」と感謝の言葉をかけられることが多く、もちろんそれ自体嬉しいことなのですが、自分自身がその作業に時間を割いていること自体に感謝されているようにしか感じることが出来ず、本当にチームの勝利の助けになっている実感は到底ありませんでした。
そして、極めつけはその立場です。例年、主務やグラマネ、学連などに比べてリサーチは速やかに担当が決まります。要するにやる気さえあれば出来ます。逆に言えばその程度のポジションなのです。なので、例えば誰かが粗相を繰り返すとその取返しでやれとか、部員一人ひとりの存在意義が厳しく問われる中で逃げ道呼ばわりされたりと、結局、こういう扱いをされるのもチームの中で絶対的な役割を果たしていないからだと考えていました。
ラストシーズン、折角ならリサーチをチームにとって不可欠な存在、いやソッカー部のアイデンティティにしてしまおう。反骨心からか、怪我も相まってか、とてつもないエネルギーが漲ってきました。そんな時、チームは降格しました。チャンスです。大きな二つ、1部昇格、そして早慶戦勝利。

私は高校時代を含め殆ど慶應が負けている試合しか見たことがありません。毎年早慶戦での恒例行事は、心の底から今すぐにでも早稲田に編入したいと思えるくらい楽しそうな応援風景と、試合後に場所も雰囲気も暗いなか行われる全体ミーティングです。そして、各主務の決まり文句は、「早稲田に試合でも、仕事でも組織でも全てにおいて下回った。」
―ちょっと何を言っているのかわかりません。試合にこそ勝てれば全てにおいて上回った事になるのでしょうか。あまりにも曖昧だなーと曖昧に思ってました。
そこで、リサーチ班はある一大プロジェクトを始動しました。名門「ア式ゼミ」です。活動内容はカテゴリーの違う早稲田の試合を七夕まで全試合拝みに行くというものでしたが、彼らは圧倒的な強さを発揮し、ぶっちぎりの1位で前期を折り返しました。ゼミ員は絶望の淵に立たされ、その恐怖に泣きじゃくる者もいました。嘘です。
それでも時間をかけ、監督コーチを含め全員で議論に議論を重ね対策をし、あとは出場する選手に託して当日を迎えました。試合は1対2で終了。一瞬ではあったものの7年ぶりに奪ったリードに狂喜乱舞する応援、最後まで気の抜けない白熱した試合展開に、私自身悔しさよりも充実感に満ち溢れていました。
後日、我らがダース・イトぺー卿(伊藤洋平コーチ)がボソッと「あのコーナーこそ組織の縮図だったのかもよ」とおっしゃられました。あれだけの準備をして、最高のプレーを見せたのに結果セットプレーで2失点。思えば去年もそうでした。そこで、サッカー面以外にも目に見えない敗因がある事にハッと気づき、同時にあの時彼らがちょっと何を言っていたのかが分かったのです。でも、本当にちょっとです。

一方でリサーチにとっては大きく自信をつける機会ともなりました。後期も中盤に差し掛かり、厳しい戦いが続き昇格という目標からは遠ざかっていますが、前期に比べ確実に成長を遂げています。何より嬉しいことは、試合後選手から「リサーチの分析がはまった」など、選手や監督に頼りにされ以前よりも強固な信頼関係を築けている事です。今年は特に下級生の頑張りに支えられている部分が大きいです。一人ひとりが分析に取り組む姿勢は私が就任した当初に比べ劇的に変わり、だんだんと他大学に警戒され始めているところからも、目に見える形となって表れていることが伺えます。そして何より、ここまで分析能力が向上したのはデータスタジアム社の方々の、惜しみない尽力があったからこそです。普段なら帰宅する時間であるにも関わらず、夜遅くまで我々に指導して下さり、実際に試合会場まで足を運び共に改善策を練って下さったりと感謝してもしきれないことばかりです。

最後にボロボロの膝にメスを入れ続け、万全の状態にまで治して下さった三浦さん、松永さん、新旧リサーチ班、Dチーム同期、イトペーさん、関田、そして両親に感謝の意を述べて終わりにしたいと思います。

次は高校時代から今に至るまで、リサーチ、そして怪我を負う部位まで、苦楽を共にしてきた北川です。
数少ない志木高の頼れる彼のブログに乞うご期待!

《NEXT GAME》
10月21日(日) 関東リーグ戦 第17節 vs関東学院大学
@青山学院大学グラウンド 14:00キックオフ

記事一覧

月別アーカイブ