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意志と身体(佐藤海徳)

2018.06.18

佐藤海平素より大変お世話になっております。今回ブログを担当させていただきます、法学部政治学科3年の佐藤海徳です。
この写真は、先月ヴィッセル神戸に移籍して大きな話題となったイニエスタ選手の写真です。
初めてこの写真を見た時、私はこう感じました、

「これが球際だ」

と。身体から約2メートルも離れたルーズボールをマイボールにしようとしている瞬間を捉えていますが、私は彼の頭の中で、「このボールはマイボールに出来る」と考えているに違いないと思いました。イニエスタ

私がこの状況になったら、相手選手も死に物狂いでボールを奪いに来ているのが見えるので、スライディングをして仲間のいる方に蹴り出していたと思います。この状況で、このように大きく足を伸ばしながら、しかも、相手を手でブロックしながらキープする人はいないと思います。もしこのようにキープしたら、内転筋肉離れ、左膝内側靭帯損傷、足首捻挫は間違いありません。

さて、今回の本題では、最近私が学んだことについて書かせていただきます。「意志と身体(カラダ)」についてです。
これは、私が2年目のシーズンを長期離脱することとなった怪我の後から、とてもお世話になっているチームトレーナーの三浦さんに学ばせてもらったことです。
簡単に説明すると、メンタル面である「意志」と、フィジカル面である「身体」は強い結びつきがあるという事です。

三浦さんのトレーニングは、第三者から見たら一風変わったトレーニングに見えると思います。重りを付けたりして行うことはあまり無く、どのように身体を動かしたら、全身を連動させることが出来るかを追求したトレーニングです。それは筋力トレーニングでも体幹トレーニングでもストレッチでも表現出来るものではありません。

相手と相撲の様に力いっぱい押し合っている最中に、「余裕そうに押してみて」と言われた時の自分をイメージしてみてください。その時、きっと顔は自然な表情に変わり、手の力だけで押すのではなく全身で押すようになると思います。全身の重みを相手に向けることでより強いパワーを出すことができ、トップレベルの選手は全身を使って相手とぶつかり合ったり、身体の芯からボールを蹴るというプレーをしているから、より身体をしなやかに大きく速く動かすことが出来ます。最初の写真のように、イニエスタ選手はこのような状況においても、歯を食い縛らず、臀部や指先など全身が力むことなく動かせています。

トレーニングを始めたばかりの頃は、自分がどれほど力んでいるかすら理解することが出来ず、この感覚が全く分かりませんでしたが、世界トップ選手の試合の写真と自分の試合の写真を数多く見比べたことによって、自分の目で動きの質を見ることが出来るようになりました。更に、トレーニングを積み重ねて来たことで、遠征で4日連続90分戦っても筋肉痛が無く、自分の手足が長く感じるような感覚を身体でも理解して来ました。三浦さんに指摘される動きの可動域の広さに毎週驚かされているのでまだまだ未熟ですが、疲労が無いことによりメンタル的にとても楽であり、練習が楽しみで仕方ないと思っています。今振り返ると、怪我を負う前までは、疲労が溜まっていても更に頑張ろうとメンタル的に無理をしていたことが常に身体が重く感じていたことに繋がっており、「頑張らないといけない」と「楽しむ」、どちらの「意志」の持ち方をしているかの差は大きいと思いました。

「意志」をどのように持っているかで「身体」が変わり、逆に「身体」の状態が質の高い「意志」を形成することを実感しました。

このことから、「身体」をいい状態にするために、学んできたトレーニングで力の抜き方を身体に刷り込ませて、無駄な力をなるべく入れないようにしています。

また、「意志」からのアプローチであれば、どれだけ心の底から試合に勝ちたいとか上手くなりたいと思っているかがそのままプレーの動きの質に表れるので、なるべくストレスを持たない生活をしています。私の想像ではありますが、イニエスタ選手は日頃の生活においても疲れを感じることは少なく、あまりストレスを抱えていないでしょう。

私がこれを学べたことは大きく、武藤嘉紀さんや主将の松木さんの様に、動きに才能を持った人と競い合っていくために、自分に限界を作らず、写真のイニエスタ選手くらいのより高い「意志」を持ちたいと思います。ソッカー部員の一人として、個の力を伸ばして競争を活性化し、強いチームにして行きます。

最後になりますが、今シーズン、私達は関東リーグでもIリーグでも目標に近い勝ち点を積み上げることが出来ていません。
しかし、試合後には相手チームに「今まで戦った中で一番手強く、良いサッカーをしていた」と言われることが少なくなく、私たちは自信を失ってはいません。今まで積み上げてきたものを信じています。ですので状況は苦しいですが、「勝たなきゃいけない」のではなく、「勝ちたい」。その感覚で心の底から勝利を追求します。
これからもご支援ご声援の程、宜しくお願いします。

《NEXT GAME》
7月1日(日) 関東リーグ戦 第11節 vs日本体育大学
@Shonan BMWスタジアム平塚 11:30キックオフ

 

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