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今の自分に出来ること(山田啓太)

2018.05.24

山田啓平素は大変お世話になっております。今回ブログを担当させていただくことになりました、法学部法律学科2年の山田啓太です。FIT入試の志望理由書作成時に塾の先生から「絶望的なまでに文才が無いな」という一言を頂いたほど、文章構成力が欠如している為、出来ることなら4年ブログまで担当が回ってこないことを願っていたのですが、今回は腹を括り、現在私がチーム内で担当している「リサーチ」という役職について書かせていただこうと思います。

リサーチは主に関東リーグや天皇杯等でトップチームの対戦相手となるチームの分析を行う役職で、就活で色々抱えている4年生3人を中心に(河原さんお疲れ様でした)、3年生4人、2年生3人の合計10人が担当しています。基本的な仕事の流れとしては、週末に行われる関東リーグで対戦相手の試合を2週に渡り、2試合撮影し、毎週水曜日に行われるトップミーティングでスカウティング内容をプレゼンする為に1週間掛けて全員で動画作成等の準備をしていきます。全ての工程を含めると1試合当たり15時間程掛かり、聞いていた以上に忙しく、ゴールデンウィークなど連戦の際には朝3時までリサーチ部屋で作業をしたこともありました。

リサーチは昨シーズンの10年振りとなる関東リーグ2部降格という結果を受け、今年から体制を一新しました。データスタジアム株式会社協力の元で試合分析のいろはを学び、また、従来のような部門ごとの分担作業を撤廃し、全員で相手チームの戦術特徴を探ることで、多角的なより正確な情報が得られる様になりました。全員で徹底的に議論を交わしながら作業を進めていくため時間は掛かりますが、自分達が自信を持ってトップチームの選手に伝えられるスカウティング内容が毎試合制作出来ています。4年生の方も手応えを感じているそうで、今後も妥協することなく全員で継続していきたいと思います。

しかし、実際にリサーチの必要性があるのかどうか、正直私もリサーチになるまでは疑問に感じていました。学生である私達の出来ることには限りがあります。また、スカウティング内容をまとめた動画のYouTubeでの視聴回数は非常に少なく、前回の個人特徴の動画再生数は5回と、さすがに私達も笑わざるを得ない絶望的な回数でした。(5回中3回は確認の為リサーチメンバーが再生)しかし、今シーズンから監督に就任された冨田賢監督は「今まで慶應が1部にいられたのはリサーチのお陰だ」とよく仰っています。私達を信頼して下さっているのが伝わり、こちらの意見を取り入れながら戦術の方向性を定めて下さいます。実際に、トップチームの練習に参加した際にはトミケンさんと対戦相手の戦い方から自チームの対応策まで話し合いをする機会もあり、リサーチの影響力を再認識しました。

 

現在、私達は1勝1分4敗で暫定10位と降格圏の一歩手前に位置し、不本意な苦しい状況に置かれています。1年での1部復帰の為にこれ以上負けられない戦いが続くので、リサーチとして選手が自信を持ってピッチに立てる様、そしてチームの勝利に貢献出来る様にこれまで以上に奮闘していきます。

拙い文章でしたが最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後共、ご声援の程、宜しく願い致します。

《NEXT GAME》
5月30日(水) 関東リーグ戦 第7節 vs東京農業大学
@慶應義塾大学グラウンド 17:00キックオフ

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