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自信と過信(柿沼亮祐)

2018.04.20

柿沼平素より大変お世話になっております。今回、ブログを担当させていただくことになりました、法学部政治学科2年の柿沼亮祐と申します。

このブログで私は自信と過信について書きたいと思います。今年、ソッカー部は目標に1部昇格を掲げています。しかし結果は伴わず、現在開幕2連敗で11位という位置に着いてしまっています。この結果は、ただ弱いということだけが原因ではないと僕は思います。少なからず去年から続く負け癖、自信の無さというものが原因の一つになっていると思います。

よくソッカー部では、俺達は最強のチャレンジャーだ、挑戦者だということを言って試合に臨みます。しかし私は、チャレンジャーや挑戦者というワードは逃げのワードだと思います。もし私達がチャンピオンであり、王者であると言っているのなら勝つことが当たり前で、勝つことが最低条件になります。しかしチャレンジャーや挑戦者というワードは、基本的に負けてしまうが勝ったら凄いという立場に自分達を置くワードです。確かに挑戦者の様な王者に比べたら低い立場に自分達を置いて勝たなければならないというプレッシャーから解放するという考え方もあります。しかし今の慶應は試合を見ていて自分達自身のことを強くないと思ってしまい自信が無い様に見えます。

半分自慢になりますが、私は塾高ソッカー部の時に数十年振りに関東大会出場を決め、更に初のインターハイ全国大会出場を決めました。その時、私は常に俺達が最強だ、勝つのは俺達だと自分に言い聞かせながらプレーしていました。特に私達は毎日3時間練習をしていたので後半には自信がありました。だからこそ私達は前半をビハインドで折り返しても流れが悪くても自分達は強いと思い、必ず後半に巻き返せると自分達を信じ、何度も試合をひっくり返してきました。

しかし今、トップチームの試合を見て思うのは、不運な失点、立ち上がりの失点をしてしまった後に、自分達が焦らずとも逆転出来るという自信が無いから攻め急ぎ、攻守のバランスが崩れ更に失点を重ねてしまうということが多いです。何より見ていて同点まではいけそうだけどひっくり返しそうな程の気概は感じられないです。これは小学生の時の監督の受け売りですが、「ゴールというものは急いだから入るものじゃない。もしそれで得点出来るのであれば常に急いだ方が良い。焦らずともチャンスは必ずどこかで来る。それを仕留められるか仕留め損ねるかで勝敗は決するのだ。」と言っていました。いつかチャンスは来るのです。それは信じるしかありません。そしてそのチャンスがいつ来ても良い様にすることが最も重要だと思います。これも自信が無いから起こってしまう現象だと思います。チャンスは作るものですが信じて待つものでもあるのです。

ソッカー部では、試合に勝った時によく今日は勝ったけれどまだ俺達は弱いんだから勘違いせず、過信することはやめようと言っています。この言葉により、確かに過信も慢心もしないが自信が傷付くこともないと私は思います。自ら、私たちは弱いと言い聞かせてしまっているからです。

今トップチームに最も必要なことは自信を付けることだと私は思います。自信とは自分の行動を信じて疑わないこと、自分達が勝つことを疑わないことです。私は、過信とは自分が強いことに対して奢ってしまい、勝つ為の準備や強くなる為の努力を怠ることだと思っています。しかしこのチームに勝つ為の準備や努力を怠る人は一人もいないと思います。ならば自分達は強い、必ず最後には勝つという自信が過信になるということもないと私は思います。私自身も試合の時は自分は天才でどんなプレーで周りを魅了させようかと楽しみながら自信をもってプレーすることを心掛けています。そしてネガティブなイメージを持って試合に入るよりこういうメンタルで行った方が良いプレーが出来る傾向がありす。

私は3月中旬までトップチームに在籍していましたが、その時私は今年のチームは去年とは違い、強いかもしれないと感じていました。私は滅多に上のチームの人、自分より上の人を褒めることはしません。それは私自身がそこに対して完全な敗北を認めてしまっている様に感じてしまうからです。そんな辛口の私が、このトップチームを褒めているので、トップチームの選手にはもっと自信を持ってほしいと思います。トップチーム以外の選手も各々のチームの為に、自分の為に本気でやっています。自分達が本気で努力しても届かないそのピッチにいるのだから自信を持ってほしいです。応援している選手は、ピッチに立っている選手が勝つと信じているのだから、ピッチに立っている選手も、そんな選手達に応援されている自分達は絶対に勝てると信じてほしいです。あなた達は強いのだ。俺達は強いんだ。戦う前から既に勝っているのだ。自分に俺は強い、俺達は強いと言い聞かせるのだ。そういう強い気持ちを持ち、自信を持って戦えば必ず結果は付いてくると私は信じています。自信を持って私は慶應は強いと言えます。

最後までお読みいただきありがとうございました。今後共、宜しくお願い致します。

《NEXT GAME》
4月29日(日) 関東リーグ戦 第3節 vs青山学院大学
@相模原ギオンスタジアム 11:30キックオフ

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