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戸田和幸トレーニング(本吉航介)

2018.03.29

本吉こんばんは。平素より大変お世話になっております。今回ブログを担当させていただくことになりました、商学部新2年の本吉航介です。まさかブログ担当の順番がこんなにも早く回ってくるとは思ってもいませんでしたので、何を書こうかと毎晩毎晩考えておりましたが、今回は私が所属するソッカー部Cチームの戸田和幸コーチのトレーニングについて紹介したいと思います。他カテゴリーの部員、ソッカー部OBの方々、そしてサッカー関係者の皆様にも選手目線での戸田コーチの指導を伝えることが出来たら幸いかと思います。拙い文章ですが、お付き合い下さい。

キックオフミーティングにて戸田和幸さんのコーチ就任が発表された際、大変失礼ながら私は戸田コーチのことを全く知りませんでした(笑)戸田コーチを知る部員の多くが「戸田さんコーチってヤバくね?」と口にする為、調べたところ、大変有名な方だということを知りました。サッカー日本代表として日韓W杯に出場し、イングランド・プレミアリーグの強豪トッテナムでもプレーした経験があり、引退後の現在は主に解説業を担っているそうです。

戸田コーチのプレー動画をYouTubeで見た私は「なるほど、戸田さんってこういうプレーを求めそうだな」という勝手な先入観を持ちながら戸田コーチの初回練習を迎えました。しかし、戸田コーチの指導は単純に現役時代の戸田選手の再現性(ハードワーク)を求める様なものではなく、その様なプレーはベースであって、その上に選手それぞれの「判断」を求めるものでした。選手のポジショニングの修正、プレーの選択、質、もちろん球際の強さ、全てを的確に理論立てて指示してくれます。ポゼッショントレーニングでは一見細かくパスが繋がれば上手く出来ていると思われがちですが、パスの強弱、長短、タッチ数をそれぞれの局面で選択しなければなりません。思考することをやめてはいけないのです。

敵味方を分けない単純なパス練習さえ自ら考えて自分の引き出しにあるプレーを選ばせるものが多く、器械的なボール・人の動きは一切ありません。前の人に合わせて自分で考えることをやめたプレーをすると、すかさず戸田コーチの喝が入ります。「タケ、お前一回もここ見てない。遠い所から選べ」「ケイゴ、へそを向けるな、体の向き、角度付けながら受けろ」「リオ、後は球のスピードに質を乗せていけ」「使いたいスペースは空けとけ」などなど。(名前出した人ごめんなさい。)

練習の設営は全てと言っていい程、戸田コーチが行ってしまいます。戸田コーチの就任当時、肉離れの怪我で練習の見学兼手伝いを行っていた私がトレーニングで使用するボードを持とうとすると「OK.OK.This is my jobだから」と言って手伝うのを断られる程でした。
練習メニューについては基本的には前日または前々日にやったものを行い、前の日よりも高い質を維持することを求められます。もちろん毎回の練習の質が右肩上がりになる訳ではありません。練習の最後にはいつもその日のトレーニングの質がどのくらいだったのかを教えてくれます。全員でそのことを共有することで明日以降の練習へのモチベーションがまた変わってきます。

戸田コーチの声は凄くハッキリしており、指示も短く簡潔で、頭で理解するのに時間が掛かりません。一方でそれをアウトプットすることが難しいのです。正しい判断をしたプレーへのチャレンジに対しては失敗しても褒めてくれます。去年に比べて消極的な失敗は減り、積極的な失敗が増える様になりました。メンバー全員が意図的なプレーをする様になった証拠だと思います。
Cチームのメンバーは戸田コーチの練習をいつも楽しみにしており、ただこなすだけではなく、自ら成長しようとする様子が伺えます。練習始めや終わりには各々アドバイスを仰ぎにいく選手やコミュニケーションを取りに行く選手も多くなりました。その日に整理が出来なかった選手はLINEを利用して質問を行ったりもしています。また、戸田コーチが用事があって来られない練習、練習試合はビデオを撮り、戸田コーチが見た後にチームでミーティングを行い、戸田コーチが気になった箇所をピックアップしてアドバイスを頂いています。

今回Cチームは3月中旬に鹿島遠征を行いましたが、戸田コーチは都合が合わず残念ながらいらっしゃることが出来ませんでした。しかし、試合のビデオは戸田コーチが視聴した後、戸田コーチの音声解説の付いた動画が送られてきて、各々の良かった点、反省点を確認し、次の日に向けてチームで修正することが出来ました。以前までは各自で見ることが多かった練習試合ビデオですが、客観的なアドバイスを頂けることで組織として個人として成長の糧となっています。

そんな戸田コーチが練習前後でよくおっしゃっていることがあります。

「サッカーはどちらかと言うと頭を使うものだからね、頭で考えたことに身体が付いてくるっていうイメージだと思うから。今やってる練習はどれも試合をする為の土台になるものであって、これに自分の色を出していけばいいね。何も俺の指示が全て正しい訳じゃないし、あくまで提案しているだけだから。分からないところがあったら是非聞いてほしい。間違ったことを教えてるつもりはないからな(笑)」

自分の色を試合で出すことだけを考えていた自分でしたが、戸田コーチの指導を受け始めてからは、チームとして組織的に動くことを意識しつつ、組織の中で自分の特徴を活かせる様にプレーしています。先日のBC戦ではサッカー人生で初めて左WBでプレーしました。(他にも多くの選手が従来とは異なるポジションにコンバートされてプレーしています。)去年はFWとしてプレーしていたので、これには少々驚きました。まだまだ実戦で完璧にいったことはありませんが、粘り強く「考えて考えて考えて」プレーし続けていくつもりです。

最後に、戸田コーチに遠征中に送っていただいたCチームへのメッセージを、一部改正しましたが、是非皆さんに読んでもらいたいので掲載させていただきたいと思います。

「みんなにもう一度、改めて伝えます。大切なことは今までの自分すら疑いの目で見てみること、自分を成長させる為なら何でも新しいものを受け入れ意識して徹底して取り組んでみること。理解出来なければ、そうなる様に努めること。一度や二度上手くいかないからといってチャレンジする気持ちを弱めないこと。出来る様になるまで、考えて考えて考えて練習し続けること。新しい考え方を積極的に受け入れ取り組むと、劇的に変わることも稀にある。稀に。君達の今までの延長線に未来が待ち受けているのか、はたまた考え方を変え、徹底して取り組んで初めて未来が見えてくるのか。それは個々人に委ねます。我々の目指すサッカーは、誰か一人に依存することなく、グループとしての効果的なボール保持から、意図的に作り出したスペースを活用してゴールに迫るもの。”効果的”という意味は相手が嫌がることを徹底して行うということ。グループとしてフリーマンを作り、グループとしてスペースを作り、活用する。グループとして相手の選択肢を削っていき、ボールを奪う。誰か一人のビッグプレーで何かを起こそうという考えは捨てること。そういうことが出来る選手は、CにはいないしもちろんAにもいない。個人としてプレーする選手は、Cチームには必要ない。上手くやろうとするな、ボールを持っていない時間に最大限の集中力を傾倒し、ボールに触る時には有利な状況を作っておくこと。ということは、徹底的に考え、走るということ。攻撃も守備も、スプリントが必要だということ。上手さや美しさは必要ない。足先で上手くやろうとする選手は必要ない。徹底的に考えて、グループとして意図的に局面を作り出し、後は走る。意図した走りを徹底的に繰り返し行うことで、相手はいつか必ず疲弊する。相手より常に一歩先に動き出すこと。ボールを奪いたいのなら、フルスプリントで襲い掛かる様に寄せなければならない。まだまだ足りない。ここから新たな競争も始まるけれど、チームとしての方針は継続していきます。更に徹底していくので気持ちの準備はしておくように。」

戸田コーチがCチームコーチとして就任してから2ヶ月弱が経とうとしています。来月からはサブチームが出場することの出来るIリーグ(インディペンデンスリーグ)が開幕します。この春休み、戸田コーチの指導を元に積み重ねてきたものを存分に発揮して、昨年果たせなかったチャンピオンシップ出場を今年こそ成し遂げたいと思います。

ここまで長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。今後共、皆様の温かいご支援ご声援の程、宜しくお願いします。

《NEXT GAME》
4月8日(日) 関東リーグ戦 第1節 vs立正大学
@山梨中銀スタジアム 11:30キックオフ

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