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才能とは夢見る力の大きさである(田中健太)

2017.11.10

田中健
日吉の銀杏並木も黄色に染まる今日この頃ですが、早稲田高校から禁断の移籍を果たし、過去にはスパイと疑われるも、今となっては誰よりも黄色い血が流れる林大晟から熱々のバトンを引き継ぎました。法学部法律学科4年の田中健太です。

長年続けてきたサッカーに区切りを付け、残り2節で学生スポーツを引退する自分が後輩に伝えたい気持ちを包み隠さず正直に話したいと思います。

この題である「才能とは夢見る力の大きさである」という言葉は小学生の頃、マリノスのコーチから年賀状と共に一言添えられたものです。当時の僕には難しく、深すぎた為、理解に苦しみましたが、ようやくその言葉の真意に気付く事が出来ました。

僕は小さい頃からプロサッカー選手になる事が夢でした。毎日がその夢の為にあると言ってもいい程サッカーには多くの時間を費やし、また落ち込む時もやたら上機嫌な時も少なからずサッカーが影響していたと思います。そんな、一見夢を追い続けてきた僕ですが、実際にあと1週間で現役を引退するにあたり、思った事が一つあります。それはどこかで自分に限界を引き、その夢の実現を諦めていたのではないかということです。口ではプロになりたいと言い、毎日「なれる」と自分に言い聞かせてきましたが、心のどこかでプロに行っても通用しないのではないか、そもそも行くのが厳しいのではないかと思っていた自分がいました。その表れとして、実際に就職活動をする事を決意した日には自分の無力さと悔しさから大量の涙が流れた事を今でも忘れません。

その時、小学生の頃頂いた「才能とは夢見る力の大きさである」という言葉を思い出しました。才能とは生まれ持った能力であり、それは身体能力や頭の良さなど先天的なものと思われがちですが、それはほんの小さな要素です。本当の才能とはどんな苦境においても自分を信じる力であり、夢を信じ貫く力の大きさであります。僕の同期には高卒でプロになった仲間がたくさんいますが、今思うと実際に彼らはその夢見る力の大きさにおいて他を凌駕していたと思います。

今現在チームは残留争いの渦中におり、残り2節で次負けたら終わり、という非常に厳しい状況に置かれています。慶應は降格するのではないかと感じている人、直接対決の残っていない慶應は劣勢であると言う人もいます。しかし、僕達にはあと2試合残っており、残留のチャンスが十分にあります。

周りを見て欲しい、どんな状況であっても声を枯らして応援してくれる下級生、トップチームの為に毎日朝から晩まで下田に残りチームの為に何が出来るかと考え行動してくれる同期のみんな、見えない所でチームを支えるマネージャー、選手と正面から向き合ってくれる監督や社会人スタッフ、全国からエールを送るOBの方々、誰一人として残留を諦めていません。慶應の残留をただひたすら信じて突き進んでいます。もう一度言います、才能とはサッカーの上手い下手ではなく、夢見る力大きさであり信じる強さです。そしてこのチームには大きな才能があります。

同期のみんな今までありがとう。色々な辛い事がこの4年間あったけど、だからこそソッカー部での4年間をこの1週間に捧げよう。俺らのサッカー人生をこの1試合に懸けよう。そして関東1部という夢の舞台を必ず後輩に残そう。さあ行こうぜ。俺らなら絶対出来る。

続いてバトンを託すのは、2歳年上だけどなんのこと、自分の代に戻ってくると聞いた時には頼むから来るなとみんなが願った愛媛の至宝、今では欠かせない同期の一人、近藤貫太です。

《NEXT GAME》
11月11日(土) 関東リーグ戦 第21節 vs駒澤大学
@龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールド 11:30キックオフ

11月18日(土) 関東リーグ戦 最終節 vs流通経済大学
@味の素フィールド西が丘 14:00キックオフ

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