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須田さんを漢にする(宮地元貴)

2016.07.05

宮地2こんばんは。
慶應義塾体育会ソッカー部主将、宮地元貴です。

「須田さんを漢にする」、私は今シーズンの初めに宣言しました。この言葉の実現を目指し、これまでシーズンを送ってきました。しかし、結果は関東リーグ前期5位、アミノバイタルカップ2回戦敗退。目標とは大きく掛け離れたものとなりました。関東リーグ前期は私の力不足でゲームキャプテンを外れ、チームを牽引することが出来ませんでした。アミノバイタルカップの全国決定戦であった早慶戦は責任感を欠いたプレーに終始し、必死に一回戦から襷を繋いでくれた仲間を裏切りました。こうした結果になった責任は全て私自身に在ります。

一つは選手としての力不足。もう一つは「チームの為に」という精神を全く体現出来なかったことです。
チームの為に闘えない。
チームの為に走れない。
チームの為に声を出せない。
私は行動が伴わない口だけの人間でした。主将である私の体たらくを情けなく思っています。敗戦から得る教訓は好ましいものではありません。しかし、この敗戦から得た教訓はとてつもなく大きなものでした。

一つは慶應のサッカーを追求すること。もう一つはチームの為という言葉の本質を再認識すること。個人が与えられた立場で自分の為に全力を尽くすことは当たり前です。自分の為にというモチベーションは多くの人にとって一番大きなものでしょう。私もそうでした。しかし、個人の役割を全うするという意識だけでは、無意識の内に自分で限界を決めてしまいます。自分が好きなプレーだけをして、チームの為に犠牲を払わない傲慢な選手は自分で可能性を狭め、大きく成長する機会を逃してしまいます。

勿論、勝つ為に個人の役割を全うすることは非常に重要ですが、チームの為にという揺るぎない信念が常に根幹に在るべきです。個人の役割とチームの為にという想いが共存することが出来なければ、目標を現実にすることは出来ないと強く実感しました。そんな当たり前のことに改めて気付かされました。度々、背負いすぎだ。頑張りすぎだ。という言葉を掛けられます。しかし、そのようなことは全く有りません。寧ろこの程度では何も背負えていません。何も背負わずに闘うことほど無責任なことは有りません。重圧に押し潰されているようでは、この先サッカーで生活していくことは出来ません。この部に関わる全ての方々の想いを背負ってチームの為に闘う。それが慶應義塾体育会ソッカー部の主将です。

主将として、サッカー選手として、一人の男として今一度、決死の覚悟を持たなければならないと強く思います。遂に第67回早慶サッカー定期戦を迎えます。このような伝統の一戦が多くの関係者のご尽力を頂き、今年も開催されることに感謝の気持ちで一杯です。私が入部してから慶應は早稲田に負け続けてきました。早稲田が喜ぶ姿を嫌というほど見てきました。先輩方が涙を流す姿を幾度も見てきました。応援して下さっている方々の期待を何度も裏切ってきました。しかし、このままでは終わりません。私達は慶應です。何度も這い上がる不屈の魂を持っています。伝統ある黄色の血が身体に流れています。先輩方が築き上げて下さった誇り高き歴史があります。私達を支えて下さる方々への感謝を示す方法はただ一つ、勝利のみです。試合に向けて闘志を燃やしている人、メンバーに入れず悔しい思いをしている人、仕事や運営に励む人、明日初めて早慶戦を体験する人、其々が様々な思いを持ってこの一戦に臨むと思います。

早稲田に勝つ為には全部員145人の力が必要です。この一戦の主役は部員一人ひとりです。綺麗事を言っている訳では有りません。先ずは自分自身と向き合い、自分と闘うこと、そして全部員がチームの為に行動することです。
慶應の本気を見せてやろう。チームの為に皆が本気になった時、そこには未だ見たことがない素晴らしい景色があると信じています。そして何より須田さんの喜ぶ顔が見たい。ここまで情熱を持って、愛情を注いで下さる監督は他にいません。この大学生活において、サッカー選手として、それ以上に人間として大きな影響を受け続けている恩師に少しでも恩返しがしたい。私の使命はチームの為に誰よりも闘うこと。そして、慶應を勝利に導くこと。

明日人生最高の舞台で須田さんを漢にします。

《NEXT GAME》
第67回早慶サッカー定期戦
7月6日(水) 19:00kickoff @等々力陸上競技場

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