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延世留学(山浦新)

2014.02.26

山浦今回のブログを担当する新4年の山浦新です。既に新2年井上、新3年飯高がブログを書いている為、内容が重複してしまう部分もあると思うため留学の概要や生活の様子などは省略し、今回の留学について書きたいと思います。
(井上のブログ「韓国武者修行~延世大學校に行ってきました~」はこちら・飯高のブログ「延世武者修行~とある一日の流れ~」はこちら)

2月5日から18日までの約2週間、韓国の延世大のサッカー部へ短期留学へ行ってきました。まず今回の短期留学へ行くにあたって本来新2、3年生が行くことが慣習になっていたにも関わらず私の希望を快く了承していただいた監督や、韓国まで付き添っていただき延世大の関係者とのやりとりをしていただいた福井総監督やOBの櫻井氏(H19年卒)に感謝したいと思います。

この留学を通して感じたことは沢山ありますが、全体としては日本から一歩外に出たことで逆に日本サッカーの良さや、慶應の良さが感じられることが出来ました。2週間練習に参加させていただきましたが、技術であったり練習に対する集中力や、勤勉さ等は明らかに日本の方が高いと感じました。一方で、フィジカルやスピードであったり勝負所での集中力などは延世大の選手は目を見張るものがありました。実際に期間中に行った練習試合4試合では失点はなく、大事な場面でセットプレーでしっかり点を取っていて、慶應もこのようなところは見習わなければならないと思います。
3人とも短い時間でありましたが試合に出場させていただくことが出来ました。そこで試合中の声の重要性を再確認しました。自分はボランチで出場させていただいたのですが、守備をするとき等に周りを動かすにも言葉が分からず何とか簡単な英語で指示をしたのですが、英語をほとんど勉強していない彼らには簡単な英語もあまり通じず、うまく守備をすることは出来ませんでした。
また、井上のブログでも触れられていたことですが、延世大の選手たちの多くがJリーグを目指しているという話を選手たちから聞きました。理由としては給料の問題に加えて、サポーターの数であったり応援の熱が日本の方が魅力的であるそうです。ソッカー部にもJリーガーを目指している選手はいますが、プロ選手になるためのライバルは国内だけでなく様々なところにもいるのだということを認識し、彼らに負けないように今まで以上に努力をしなければならないと感じました。

ある日の夜に「ハさん」という延世大のOBで日本でも指導者経験がある方に食事をごちそうになったのですが、日本の育成は素晴らしいという話をされていました。彼は「Iリーグ」のようなものがあることに感銘を受けていました。Iリーグのようなものは韓国にはなく、トップレベル以外の選手にもサッカーにおいても人間性においても成長をする場がある日本には韓国サッカーは勝てなくなるということを言っていました。私たちが普段あるのが当たり前に思っていたIリーグですが、とてもありがたい場だということを意外なところで認識することも出来ました。

この2週間で得た経験は、すぐに形になって現れるものではないとは思いますが、将来の自分にとって大きな財産になることは間違いないと思います。しかしあと約一ヶ月半で大学生活最後のリーグ戦は始まります。まずはそこで最高の結果が得られるようにチーム全員で頑張っていきたいです。

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写真:観光

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写真:OBの櫻井氏(H19年卒)と飛行場にて

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