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第50回延世定期戦 歴史的勝利に向けて

2013.08.23

こんばんは。

本日よりトップチームは、第50回慶應・延世サッカー定期戦を戦うため韓国に飛び立ちました。

長年行われてきた延世大学校との定期戦も今回、第50回を迎えました。まず、その歴史について少し書きたいと思います。

この定期戦は、昭和39年に初めて延世大学校が来日し、日吉陸上競技場で対戦したのが始まりです。初めての対戦は、終始防戦一方となりましたが、0-0の引き分けで終えました。

同年、ソッカー部は戦後初の海外遠征として韓国を訪問しました。延世大学校を含む、高麗大学、慶熙大学、漢陽大学と5試合を行いました。まだ国交も回復していない状態。当時のソッカー部副部長の舟橋省三氏は「戒厳令解除直後でもあり、ある程度緊張した空気を覚悟してまいりましたが、民情も安定しており、一般の人たちの日本をなつかしく思う気持ちが感じられ嬉しく思いました。」と述べています。

ソッカー部一行は、大変な歓待を受け、すばらしい経験をしました。連日試合会場には1万人を超える大観衆が押しかけました。しかし、対戦相手は皆、身体的にも、能力的にも上をいき、その差を身をもって感じました。3戦を3連敗し、最後の漢陽大学との試合に臨む直前、当時監督だった小林忠生氏(S28年卒)は、意気消沈していた選手諸君に対して、「我々は慶應チームである以前に日本人として注目されている。勝敗はともかく日本人らしい激しい立派な試合をしよう。」と、選手を送り出しました。

見事に最終戦を1-0で終え、当時の犬飼基昭主将は、遠征を振り返り、「この度の遠征で一番強く感じたことは、慶應というチームはやればどこまでもやれるチームだということです。この“やろう”というムードを作ることが一番難しいことであり、我々上に立つ四年生に課せられたもっとも重要な問題です。」と述べています。この犬飼氏の言葉は50年経った今でも変わらない、ソッカー部の精神に繋がるのではないでしょうか。

このような熱い試合が行われて以来50回に渡り、開催地を韓国・日本と交互に変えて開催されてきました。

しかし、48回目までの本定期戦において、ソッカー部はたったの4勝しかすることが出来ていませんでした。そんな中、昨年12月に日吉陸上競技場で行われた第49回大会は、2-1で本塾が4年ぶりの勝利を収め、歴史的勝利を挙げ、大変満足のいく定期戦となりました。

 

そういった数々の歴史的背景を胸に、韓国の地に降り立った私達は、空港において、延世大学校の方にお出迎えいただき、バスで延世大学校に向かいました。

今回私たちが泊まらせていただいているのは、普段延世大学校サッカー部の選手たちが生活をしている部屋です。

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韓国での始めての食事を食堂にて食べ、練習へと向かいました。

 

 

 

 

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グラウンドでは、三田ソッカークラブ前会長の松井茂夫氏より、第1回目の定期戦のお話などをしていただき、選手一同その話に聞き入っていました。

その後、須田監督より、延世大学校の選手たちとの交流がどれだけ大切なことか、そしてその延世大学校に勝つことがどれだけ大きなことかを話していただき、気合い十分に練習に入りました。

昨日までの疲労などを考え、今日の練習は軽めのメニューとなりました。

社会人スタッフもミニゲームに参加し、全員で一体となり練習を終えました。

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最後の集合では、今回の遠征のキャプテンである武藤(3年)が明日の試合に向けて、抱負を語り、全員一丸となり戦うことを誓いました。

 

 

 

 

韓国での1日目を終え、そして伝統の一戦を明日に控え、今回選手として参加している唯一の4年生の福本(4年)に今の気持ちを述べてもらいました。

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「今回の韓国遠征は、主に2つの大きな目的のもとで行っています。
ひとつは、延世大学校との定期戦に勝利することです。
関東リーグ後半戦開幕まで残り2週間弱という限られた時間の中での、韓国の大学トップレベルのチームとの試合は、非常に大きな意味を持ちます。これまでやってきたことの確認や新たな課題の発見のみにとどまらず、勝利という結果を掴むことで、良い形で開幕戦に繋げたいと思います。

そしてふたつ目は、延世大学校の選手や関係者との交流を図ることです。
異なる文化や価値観に積極的に触れることで、多くの刺激を受けられたらと思います。私も2年前の定期戦で韓国を訪れた際に、延世大学校の選手からサッカーへの取り組む姿勢など様々なことを学びました。このような経験を多くの選手がすることで、この遠征がより実り多いものになればと思います。

私個人としては、選手では今回の遠征に参加している唯一の4年生ということで、チームがこれらふたつの目的を達成できるように、ピッチ内外で存在感を出していきたいと思います。」

 

この50年間で延世大学校サッカー部と慶應義塾体育会ソッカー部の間に生まれた絆は、多くの歴史、そして多くの友情により、強く結ばれています。

3日間という少ない時間ではありますが、その中でも、この定期戦の重みを感じ、そして延世大学校の方たちと絆をつくり、内容の濃い遠征にしたいと思います。

まずは明日、必ず歴史的勝利を収めます。

《第50回慶應・延世サッカー定期戦》
8月24日(土)
15:30Kick off @延世大学校グラウンド

応援の程、よろしくお願い申し上げます。

 

★ソッカー部公式HPに韓国語ページを開設致しました。こちらをご覧ください。

 

 

文責 鶴岡 昇太朗

 

 

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