オフィシャルブログ
「初心忘るべからず」(山口紘生)
2021.05.28
平素よりお世話になっております。今回初めてのブログを担当させていただくこととなりました、商学部1年の山口紘生です。拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただければ幸いです。
ソッカー部に入部してから早くも2ヶ月が経ちました。最初は圧倒されていた大学サッカーのスピード感や強度の高さにも次第に慣れ、余裕を持って取り組んでいた授業の課題も期限間際に提出するようになってきました。人は物事に慣れてくると往々にして初心を忘れ、その代わりに力の抜き方やサボり方を覚え、日々を受け身の姿勢で過ごすようになります。しかし、楽な選択をし続け、惰性で日々を過ごしても結局後悔するのは自分なのだ、と私は高校生活で身を持って学びました。
高校1・2年生の頃の私は、当時の監督に怯えきっていました。練習中にミスをして「今のはバレてないかな?」と恐る恐る監督を一瞥すると物凄い形相でこちらを見つめている、なんてことが日常茶飯事でした。自分と同じように萎縮していた仲間と、試合会場に着いたらそれとなく駐車場で監督の車の有無を確認していたことも記憶に新しいです。しかし、人間の適応能力は凄まじく、数ヶ月も経てば頭と体はその状況に完全に慣れてしまいます。1日をなんとかやり過ごす術も覚え、なんの成長もしないまま、ただ月日だけが流れました。平生から怒られないことだけに全精力を注ぎ込んでいた私が、当然試合に出られるはずもありません。2年間ベンチ外で培ったサポート技術だけがトレーナーに勝るとも劣らないレベルにまで達し、いつしかサポート隊長的な立ち位置でチームに帯同するようになりました。2年生ながら試合に出場し、活躍する同期の仲間を横目に、ボトルを両手に抱えてピッチの外を駆け回る日々。毎日を機械的に過ごし真剣に自分と向き合うことを避け続けた者と、毎日を主体的に過ごし自分の弱さと向き合い続けた者の違いは2年間で明確に分かれました。その差を最も痛感させられたのが高校2年の冬、選手権第3回戦の昌平戦前夜でした。大一番を備え選手達が精神を研ぎ澄ませている中、洗濯機の前でメンバー入りをした後輩の洗濯物が終わるのをいつまでも待っていた自分の惨めさは今でも鮮明に覚えています。
高校の時何度も辞めようと思ったサッカーを今でも続けているのはきっとその時の悔しさが未だに忘れられないからだと思います。13年間に及ぶサッカー人生をランドリールームでの惨めな思い出で終えてたまるか!と何処かで思う自分がいるのです。サポート係ではなく選手として自分のサッカー人生を悔いなく終えるためにも、覚悟を決めてサッカーもランも常に初心を忘れずに、課題はそれなりに頑張ることをここに誓います。
高校時代を思い出しながらこのブログを書いていたのですが、今思えば私が当時苦手としていた監督は凄い人だったなと思います。自分ならあれ程の熱量を持って日々サッカーに向き合えるだろうか、と今では素直に尊敬しています。「それにしてもあんなに怒らなくてもいいのに」という本音は、本人にこのブログが届かぬことを心底願いながら、さりげなく書き添えておくことにします。
大変長く拙い文章ではございましたが、最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。今後共ソッカー部へのご支援とご声援の程、宜しくお願い致します。
《NEXT GAME》
5月30日(日) 関東リーグ戦 第7節vs流通経済大学
@駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場 11:30キックオフ
「サッカーが上手くなりたい」(氏家健太朗)
2021.05.22
平素は大変お世話になっております。今回のブログを担当させていただきます商学部3年、氏家健太朗と申します。今回のブログでは、飾らず自分の本心を綴らせていただきたいと思います。おふざけなしの期待外れの文章かと思いますが、おふざけは4年のブログにとっておきたいと思います。拙い文章ですが、最後までお付き合いください。
「サークルの奴ら、今頃飲み会から帰ってきて13時位まで寝るのだろうなあ」
すごい勝手な偏見ではありますが、こんなことを思いながら5時半に自転車を漕ぎ、朝練のため下田グラウンドに向かうことがあります。練習も厳しく、ランも死ぬ程きつい。逃げたくなる時もあります。何のためにソッカー部に入ってこれ程頑張っているのか考えるようになりました。
プロの選手になるため?
ただサッカーが好きだから?
良い企業に就職するため?
サッカーが好きだったらサッカーのサークルで好きな時間に好きな頻度でやればいいですし、良い企業に就職したいなら、体育会に入らない方が就職活動に集中することが出来、本気で就職活動すれば良い企業に入れるでしょう。では何故、ソッカー部に入ったのか。「サッカーが上手くなりたい」からです。1年時に書いたブログでは、格好つけて「早慶戦出場」が目標と言っていましたが、サッカーが上手くなることが私の一番の目標であり、「うっま!」と言われることが一番の喜びです。勿論早慶戦に出たいですし、出るつもりです。
多くのことを犠牲にしてまでソッカー部に入っているのならサッカーにとことん打ち込むべきだと思います。中途半端にサッカーする位なら、ソッカー部を辞めて、他の自分の好きなことに打ち込んだ方がよっぽど楽しいし、充実した4年間の学生生活を送れると思います。
学生生活も半分を過ぎ、残りのサッカー人生も2年ありません。「サッカーが上手くなりたい」からソッカー部に入ったのだから、他のことは考えずに、思いっ切りサッカーに打ち込みたいと思います。
大変拙い文章でしたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。今後共、ご支援ご声援の程宜しくお願い致します。
《NEXT GAME》
5月30日(日) 関東リーグ戦 第7節vs流通経済大学
@駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場 11:30キックオフ
「決断」(村上健)
2021.05.13
平素よりお世話になっております。今回ブログを担当させていただくことになりました、法学部政治学科1年の村上健です。初回ということで何について書くか考えた末、今回は「決断」というテーマのもと、自身のサッカー人生について振り返っていきたいと思います。拙い文章ですが、最後まで読んでいただければ幸いです。
私は小さい頃からいつも「決断」することを避け、いつも誰かに勧められたことだけをやってきた。サッカーを始めたきっかけもその内の一つであり、両親にやってみなよと言われて始めたのである。サッカーと言えばフィールドプレイヤーだよと友達に言われてフィールドプレイヤーになり、左利きだからという理由でメッシ好きな少年に。そのまま何も考えずただボールを追いかけ、小学6年時には都選抜に選出されたこともあった。当時の自分は実力以上に評価されていたことに気付かず、完全に天狗となっていた。
このように何も自分で「決断」しなくとも、ある程度は成功していた現状に満足していた反面、人に言われるがままのサッカー人生に嫌気が差していた自分もいた。そんな中、私のサッカー人生の中で一つ目の大きな「決断」が迫られる転機がやってきた。それは、中学進学時にFC東京の下部組織からスカウトをいただいたことである。完全に浮かれていた私であったが、内定条件はキーパーとして入団することであった。当時フィールドプレイヤーとしての実力を過信していた私には少し納得のいかない条件でもあった。しかし上記にも述べたように、現状のサッカー人生に嫌気が差していた私はキーパー転向という新たな挑戦をすることを「決断」した。
それからの日々は想像を遥かに超える苦難や葛藤のオンパレードであった。当時から有名だった熊倉匠がライバルとして立ちはだかり、全国レベルの仲間達には到底及ばず、必死に食らい付くことで精一杯だった。何度も自分の「決断」を後悔し、一人で涙を流していたことは今でも鮮明に覚えている。チームは最後の大会、高円宮杯で全国2位という輝かしい成績を取ったが、3年間最後まで出場出来ずに終わった私はどこか複雑な想いを持ったまま卒団した。
腐るに腐った私は文武両道がモットーの國學院大學久我山高校に入学し、再び「決断」することを避ける自分へと逆戻りした。監督やGKコーチに言われるがままにプレーをするようになり、好きでもない勉強に精を出すことも出来ず評定も低かった。そのまま一年と半年ほどを無駄に過ごした私であったが、ここであることに気が付いた。それは小学生の頃とは違い、他人に言われるがままに過ごす日常に輝きはないということだ。そんな時、志望校のために必死に努力をする先輩方や、チームのレギュラーを勝ち取って全国を目指す同学年の仲間を見て、色のない日々の虚しさから抜け出そうと強く心に誓った。それからの私は小さな頃からの夢であった選手権に出場することを実現するために無我夢中で取り組んだ。そして2年の冬、遂にその夢を叶えることが出来た。自ら「決断」することが自らを本気にさせる原動力になったのだ。
中学時代とは対照的に、今度は「決断」によって清々しい経験と成功を得ることが出来た。しかし振り返ってみれば、当時は失敗だと後悔していたキーパー転向という「決断」をしたことによって、選手権に出場することが出来たのではないかと考えた。無駄になる「決断」など一つもない。むしろ「決断」こそが未来を豊かにする一歩となるのではないか。自らの実体験と共にそう考えた私は更なる「決断」に踏み切ることにした。それは慶應義塾大学に進学してサッカーを続けることだった。そのためにはサッカーとの両立が可能なAO入試を受けるという「決断」が必要であった。近年、知名度と人気が上がり、高倍率になったAO入試は頭の悪い私には無謀だと蔑む人もいた。私も決して不合格が怖くなかった訳ではない。重圧やプレッシャーに押しつぶされそうになった日もあった。それでも私は自分の意志を曲げたくなかった。仮に合格を実現出来なかったとしても、今後の人生に必ずや意味を為すものだと分かっていたからである。そしてあのとき「決断」をしたおかげで私は今、伝統あるソッカー部の一員となり、こうしてブログを書くことが出来ている。
何かを成し遂げた成功者は皆、当たり前のように自ら「決断」をしてその成功を掴んでいる。私は「決断」に基づいた挑戦がたとえ失敗に終わったとしても、その経験がきっと将来の成功を掴むための活路になると信じている。これからの4年間、いやこの先の人生ずっと、転機が訪れる度に自分の「決断」を信じて邁進していくことをここに誓い、文章を終えたいと思う。
大変長く拙い文章ではございましたが、最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。今後共、ソッカー部へのご支援とご声援の程、宜しくお願い致します。
《NEXT GAME》
5月30日(日) 関東リーグ戦 第7節vs流通経済大学
@駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場 11:30キックオフ
「未来予想図」(笹龍平)
2021.05.06
平素よりお世話になっております。今回初めてブログを担当させていただくこととなりました、経済学部2年の笹龍平と申します。拙い文章ではございますが、最後まで読んでいただけますと幸いです。
このブログを執筆するにあたり、入部してからの一年間を振り返ってみたが、これまでで最も刺激的な一年だった。「本気」の環境でサッカーをしたいという気持ちから入部を決意した。それから日々の練習で自分の実力のなさを痛感し、それでもどうにかなれともがき、成長を実感した時や、ゴールを決めた瞬間はもう、言葉では言い表せないほどのものである。そのような生活を送れていることに、まず感謝したい。
この一年間で、私が一番重要だと感じたのは「心の力」である。勿論、走力や技術の向上は不可欠だが、「心の力」が強ければ、どんなに辛い時でも一歩を紡ぎ出せるし、目標に向かって頑張り続けることが出来るはずである。少なくとも私は、そう信じて一年間過ごしてきた。
そのような中で、一つ自分が大切にしている考え方がある。
「明日」の自分が輝けるような準備を。三年後胸を張って卒部出来るように。
「未来」の自分のためにも、「今日」を全力で過ごす。
というものだ。
私は高校まで、「ああしとけば、こうしとけば」と後悔をし、それを言い訳にしてしまうことがあった。そんな自分を変えたいと思ったことも、この部活の門を叩いた一つの大きな理由である。
勿論入部することはそれなりの犠牲を伴う。しかし中途半端な四年間にはしたくない。
毎試合応援しに来てくれる家族、毎日頑張れと伝えてくれる人、期待してくれている人に恩返しを出来るよう、そして自分の心の支えである最高な仲間を大切に、トップチームで活躍するという最大の目標を叶えるために、一日一日を大切にしていきたい。
最後に、「心の力」の軸となっている、ある人達の言葉を紹介して終わります。
福本拓海コーチ
「辛い時こそ弱さを見せるな」
これは、今の自分の軸になっている言葉です。
清水凜太郎君(4年・William Fremd High School/Sockers FC Chicago Academy)
「弱みを伸ばしても所詮はアベレージ、強みを伸ばすことによって唯一無二の選手になれる」
何か名言を下さいと言ったら、この言葉をくれました。
誰よりも熱く、ダメな時は厳しく言ってくれる、最高な先輩です。
拙い文章ではございましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。今後共ソッカー部へのご支援ご声援の程、宜しくお願い致します。
《NEXT GAME》
5月15日(土) 関東リーグ戦 第6節vs拓殖大学
@味の素フィールド西が丘 14:00キックオフ
- 「最幸のサッカー人生」(田村祐二朗)
- 「最後は勝って笑おう」(下谷秀太)
- 「恩返し」(川野太壱)
- 「必死のパッチ」(宮本景)
- 「虎の巻 “森友紀編”」(森友紀)
- 「こんな日でも神様は見ている」(廣田尚)
- 「コーチのバトン」(三浦竜佑)
- 「change before you have to〜変革せよ、変革を迫られる前に〜」(小林蓮)
- 「後輩たちへ」(横幕悠)
- 「自分なりの答え」(齊藤滉)
- 「夢と覚悟」(宮本稜大)
- 「微力でも、それでも」(倉橋真菜)
- 脱・「いてもいなくても変わらない存在」(川上くるみ)
- 「当たり前の毎日のために」(大嶽真恋)
- 「For」(竹本海人)
- 「決戦前夜」(宮澤開)
- 「情熱」(齊藤淨)
- 「他生の縁」(加藤翔生太)
- 「悪ガキの最後の悪あがき」(島田雄大)
- 「間違いじゃなかった」(岡田舜立)
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