オフィシャルブログ
『あの選手はだれ?』(宮澤開)
2020.09.29
平素より大変お世話になっております。今回初めて部員ブログを担当させていただくことになりました、経済学部2年宮澤開です。拙い文章ではございますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。
「宮澤ってだれ?」
これは入部して約9ヶ月が経過した頃に部室で耳にした言葉です。このブログを読んで下さっている家族や友人にはとても恥ずかしい上に情けない話になりますが去年1年間、私は公式戦に1度も関わることが出来ませんでした。おまけに自分のプレーやキャラを出し切れないままでいました。カテゴリーの違った先輩方からすると、部に所属していないも同然の存在であることを、この言葉ではっきりと認識しました。「あれ誰?」といった様に見ている人の目を引いた上での疑問ではなく、名前を聞いた上で理解されていないというのは流石にメンタルに来ましたが、今思えば仕方のないことであると思います。この出来事で個性の強い部員ばかりのこのチームでは、変わらなければ埋もれて死んでしまうと思いました。何が足りていないのか考えた結果、自分には圧倒的にコミュニケーションが足りないことに気付きました。先日マルセイユに移籍した長友佑都選手のチームメイトとのコミュニケーション等を見てみると、やはり一流プレーヤーのコミュニケーション能力の高さに驚かされます。何故自分には出来ないのか原因を考えた時に出てきたのは、自信のなさにあると思いました。露骨に出るのがプレー中です。周りの技術レベルの高さに付いていく為、目の前のことに必死である私は、自分のコーチングに自信がない、下手くその言うことなど信頼されていない、ある程度上手になれば視野が広がって周りに声を掛けられる様になり、信頼もされるといった様に周りのリアクションを待つばかりで自分からアクションを起こしていませんでした。ところが、これは大きな間違いで声の質や量も一つの技術です。声を出してみないことには気付けないこともあるし、声が出せるだけでプレーの幅が広がることに遅ればせながら気付きました。高校までは、決して強いとは言えないチームに所属していた私は試合に使い続けてもらったっていたこともあり、自然とチームから信頼されていて声で悩むことはありませんでした。ところが、大学に入って周りに上手い人達が多いことで、改めて声の大切さを日々感じています。私はこれらのことに気付き、日々意識はしているのですが、正直まだまだ足りていないと思います。もう一段階ギアを入れて自信を持ったプレー、コーチングをして一日でも早く、トップチームで試合に出られる様に日々努力していきます。そして試合を見に来た人に言わせてやります。
「あの選手はだれ?」
拙い文章でしたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。今後共、ソッカー部へのご支援とご声援の程、宜しくお願い致します。
《NEXT GAME》
10月10日(日) 関東リーグ戦 第12節 vs中央大学
@AGFフィールド 11:00キックオフ
※一部の試合会場において、一般のお客様にご来場・ご観戦いただける予定となっております。尚、グラウンド非公表の試合は部員および保護者(人数制限あり・会場によっては来場不可)のみの観戦となり、一般の方はご観戦いただけません。
「他者評価」(山本雄士)
2020.09.25
平素より大変お世話になっております。今回初めて部員ブログを担当させていただくことになりました、法学部法律学科1年山本雄士です。拙い文章ではございますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。
中学時代からサッカーに於いては自分が思っているより高い評価を周りから受けることが多かった。中学、高校時代は1年生の時からスタメンで使ってもらうという機会が多々あった。自分よりもっと上手い選手を差し置いて試合に出る度に、応援席にいる皆んなが本当に自分を応援してくれているのだろうかと疑心暗鬼になった。試合に出させてもらっておいて、なんて自己評価が低くネガティブな人間なんだと言われるかも知れないが、大学生になった今客観的に振り返っても、当時の自分のプレーがそこまで評価されるべきものだったとは思わない。ボール回しの練習で自分が余りにも下手だった為同じチームでやりたくないと先輩が違うチームに移動したり、ボランチで起用されたにも関わらずビルドアップで山本にはパスを出すなと監督からチーム全体に指示が入ったりと、試合には出させてもらっても心から充実した日々だったとは言えない。
体育会に入っても多くの同期がIチームに所属する中、自分は最初からSチームに所属させてもらった。初めは大学生のスピード感に圧倒されていたが、約半年も同じ環境にいると不思議と慣れてしまうもので、最近はチームの足を大きく引っ張る様なプレーはしなくなった、と思う。プレーが安定してきた一方で、コーチからの評価はかなり不規則に変化する様になった。それも悪い方向に。自分が思っているより低く評価されることがこんなにも悔しいのかと今まであまりない経験に正直うろたえた。
自分ではやっているつもりが、周りから見たらやっていない。自己評価と周りからの評価が食い違う原因はこれに尽きると思う。指導者からの評価が高い選手は自分がしっかりやっている様に見せるのが上手い。声を出すだけでやっている様に見えるし、目に見える結果を出せばそれは評価せざるを得ない。選手側は上手い選手や強い選手などプレー面だけで人を評価しがちになるが、指導者側が起用する選手の基準には試合に勝つ為にチーム全体の士気を上げられることや、プレーの土台となるサッカーに懸ける情熱を持っていることが前提としてある。今の自分を見つめ直すとサッカーに対する姿勢がまだまだ足りていない。それがプレーに現れているのかも知れない。
自分ではやっているつもりが、人から見れば全然やっていない。そんな自分に気付かせてくれるこの環境には感謝しなければいけない。自分の評価を自分でして、それに満足していてはそれ以上の成長はない。だからこそ、思う様に評価されないことで腐ったりせず、今まで以上に必死に練習に取り組んでいきたいと思う。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後共ソッカー部へのご支援、ご声援の程宜しくお願い致します。
《NEXT GAME》
9月27日(日) 「アミノバイタル®︎」カップ 2020 第9回関東大学サッカートーナメント大会 vs國學院大學
@RKUフットボールフィールド 16:30キックオフ
※無観客試合の為、ご観戦は出来かねます。
「慶早戦で恩返し」(古川紘平)
2020.09.19
平素よりお世話になっております。法学部政治学科2年の古川紘平です。
半年前に書いた前回のブログで私のサッカー人生と慶早戦への抱負を長々と書かせていただいたので、今回何を書こうかかなり悩みましたが慶早戦直前にして今私が思うことを短めに書かせていただきたいと思います。拙い文章ではありますが、読んでいただければ嬉しいです。
お時間があれば前回のも是非読んでみて下さい。
さて、本日は関東リーグ前期最終節、相手は早稲田大学。前回のブログでは慶早戦で得点することが私の「冗談」と述べましたが、遂に本日、私が待ち侘びていた日がやって来ます。
早いもので関東リーグも前期がもうすぐ終えようとしています。
ありがたいことに私自身途中出場も含めて前期は全試合出場させていただけましたが、納得の行く結果が得られたとは到底言えません。
やはり関東一部リーグのDFは今まで経験したことがないレベルの選手ばかりです。
いくら押してもビクともしないフィジカルバケ。
タイミング良く飛んでも上から叩いてくる空中戦バケ。
上手く背負えたと思えば足をニョキニョキと伸ばしてボールを奪ってくる柔軟バケ。
審判が見ていない所でいやらしい駆け引きをしてくる挑発バケ。
シーズン序盤は開幕戦での得点を機に3得点と勢いに乗れたものの、中盤戦からはJ内定の名だたる関東リーガーDF達を前に最後の最後で力んでしまったりと、なかなかチームの勝利に貢献することが出来ませんでした。試合後の帰りのバスで自分の頭の中では反省して修正出来ても、いざ試合になると思い通りのプレーが出来ないことが多くありました。関東一部リーグは私が想像していた以上にハイレベルな厳しいリーグです。今まで地区リーグでプレーしてきた私にとって、サッカーで思い通りにいかない経験があまりなかっただけに関東リーグの壁に跳ね返され自身を失うこともしばしあります。
しかし、その様な中でも試合で使ってもらい、日々成長を感じているのも事実です。監督は日頃から「感謝」の大切さを説きますが、今こうして貴重な経験が出来ているのも周りの人々のお陰であることを忘れてはいけないと強く思います。
サッカーを何不自由なく存分にさせてくれる両親、私を継続的に起用して成長の場を与えてくれる監督、私のプレーを見てラグビー選手といじる程技術面で信頼していないのにしっかりパスをくれるチームメイト。挙げていけばまだまだ居ますが、私には感謝すべき人々が沢山居ます。
そしてこうした感謝の気持ちはFWである以上、ゴールという形で応援してくれている人々に喜んでもらい恩返しするしかないと思っています。
ソッカー部に入る人誰もが関東リーグ、慶早戦に出て活躍したいと思う中、自分がその舞台に立てることは当たり前ではありません。チームを代表して出場出来ることの重みを忘れずにプレーします。
新型コロナの影響で早慶クラシコは延期になり、関東リーグもリモートマッチと異例な形ではありますが、この様な中でもサッカーが出来ることに感謝をし、その形は自分は得点という形で恩返ししたいと強く思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日はオンラインとなりますが、是非応援していただけますと幸いです。
今後共ソッカー部へのご支援、ご声援の程宜しくお願い致します。
《NEXT GAME》
9月19日(土) 関東リーグ戦 第11節 vs早稲田大学
@RKUフットボールフィールド 15:00キックオフ
※無観客試合の為、ご観戦は出来かねます。
「サッカー小僧」(島田雄大)
2020.09.12
平素より大変お世話になっております。初めてブログを担当させていただくことになりました、商学部2年の島田雄大です。今回私は、自分自身がサッカーに対して抱く思いと、今後の決意を述べさせていただくことにしました。
私がサッカーを始めてから、早いことに16年が経ちます。私がサッカーを始めたきっかけはサッカーの街とも言われる浦和に住んでいたこともあり、親が浦和レッズの試合を見せてくれたことでした。その時に、当時ブレイクしていた田中達也選手のプレーに憧れを抱いたことがきっかけです。その当時から今もずっと、私の夢はプロのサッカー選手になることでした。毎日サッカーで遊んで、サッカーを見て、サッカーを常に楽しんでいた小学生。それなりに結果が出たが、そこまで努力することもせず、馴れ合いでサッカーをしていた中学生。周りに圧倒され、プロになりたい夢を隠し始めた高校生。周りに迷惑しか掛けず、何も成し遂げることが出来ないまま、過ぎてしまっている大学生の半分。私は自分に甘く、周りに流され易い。分かっているのに直せない。直そうとしない。大きな欠点です。
しかし、サッカーを本気でやれるのもあと2年しかありません。ここでもう一度自分と真剣に向き合って、最後まで夢は諦めずに、残された大学サッカー生活の2年間を悔いのない様にがむしゃらにもがいてみようと思います。その先に何があるかは分かりませんが、私にはサッカーを本気で出来る環境があります。そのことに感謝し、家族や友達だけでなく、今まで関わってきた全ての人に恩返し出来る様に残りのサッカー人生を「サッカー小僧」として全力で貫いていきたいと思います。
拙い文章ではありましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。今後共、ソッカー部へのご支援、ご声援の程、宜しくお願い致します。
《NEXT GAME》
9月19日(土) 関東リーグ戦 第11節 vs早稲田大学
@RKUフットボールフィールド 15:00キックオフ
※無観客試合の為、ご観戦は出来かねます。
「最近免許取りました。」(塩貝亮太)
2020.09.06
平素より大変お世話になっております。初めてブログを担当させていただくことになりました、商学部1年の塩貝亮太です。今回私は、建設的なアプローチで「どの様に私はこの世に生き、そして現在慶應義塾体育会ソッカー部に所属しているのか。」を述べていきたいと思います。
私は小学生の時、サッカーでは東京ヴェルディジュニアユースに加入する実力を持ち合わせながら、中学受験では『ぴったんこカンカン』でもよく取り上げられる香川照之、賀来賢人でお馴染み都内屈指の名門エリート養成学校の暁星中学に合格する等、これ程までに文武両道が似合う漢がいるだろうかと言う位のエリートでした。その時の私は世の中にいる誰よりも自分が優秀で東大卒のバロンドーラーも夢ではないと思っていました。しかし、世の中はそう甘くはありません。まずサッカーでは他のヴェルディの子たちが毎日サッカーに明け暮れる生活を送っている中、私は中学受験もあり、激太りしてしまいスタートで大きな遅れを取ってしまいました。そしてヴェルディユースに昇格する為に暁星高校が中高一貫であった為に勉強は二の次でサッカーばかりしていました。しかし中3の5月の関東リーグvs横浜FC戦で後半から途中出場したのですが、フォワードの斉藤光毅(現横浜FC)にこれでもかと言う程チンチンにされ、その後試合に出場する機会は皆無でした。勿論ユース昇格の目標は叶わず、ここで私の歯車の一つ目が狂いました。サッカーが駄目なら東大があるじゃないかと思ったのですが、勉強でも周りがコツコツ頑張っている間、何もしていなかった私は高校進学が危ぶまれるとまではいかないものの、相当落ち零れてしまっていました。この時点で私の東大卒のバロンドーラーの夢は完全に絶たれました。
夢を失い呆然と只々寝て起きてご飯を食べて、時にはダンスを始めてみたり、時には髪の毛を染めて校則違反を犯したりどうしようもない自分を拾ってくれたのが当時暁星高校の監督をしていた林先生でした。それまで私はプロになる為以外の理由でサッカーをしたことがなかったのですが、初めて暁星高校サッカー部で人間として成長する為にサッカーをするということを学びました。私の捻くれた根性を林先生と当時のフィジカルトレーナーが「人間ってそんな怒れるの?」と言ったくらいの喝で叩き直して下さいました。そして勉強で落ちぶれた私を助けてくれたのは両親でした。数学を高1で捨てようとしていた私に何とか数学をやるように説得してくれた両親には感謝してもし切れません。そんな訳で何とか慶應義塾大学に滑り込んだ私でした。
私にとって慶應義塾大学はこれまで私を育ててきてくれた人への恩返しの場であると考えています。「施されたら施し返す。恩返しだ!」であります。
拙い文章ではありましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。今後共、ソッカー部へのご支援、ご声援の程、宜しくお願い致します。
《NEXT GAME》
9月12日(土) 関東リーグ戦 第10節 vs筑波大学
@流通経済大学龍ケ崎フィールド 17:30キックオフ
※無観客試合の為、ご観戦は出来かねます。
- 「最幸のサッカー人生」(田村祐二朗)
- 「最後は勝って笑おう」(下谷秀太)
- 「恩返し」(川野太壱)
- 「必死のパッチ」(宮本景)
- 「虎の巻 “森友紀編”」(森友紀)
- 「こんな日でも神様は見ている」(廣田尚)
- 「コーチのバトン」(三浦竜佑)
- 「change before you have to〜変革せよ、変革を迫られる前に〜」(小林蓮)
- 「後輩たちへ」(横幕悠)
- 「自分なりの答え」(齊藤滉)
- 「夢と覚悟」(宮本稜大)
- 「微力でも、それでも」(倉橋真菜)
- 脱・「いてもいなくても変わらない存在」(川上くるみ)
- 「当たり前の毎日のために」(大嶽真恋)
- 「For」(竹本海人)
- 「決戦前夜」(宮澤開)
- 「情熱」(齊藤淨)
- 「他生の縁」(加藤翔生太)
- 「悪ガキの最後の悪あがき」(島田雄大)
- 「間違いじゃなかった」(岡田舜立)
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