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ザンビアレポート⑥(廣田尚)

2020.02.17

廣田平素よりお世話になっております。環境情報学部新2年の廣田尚です。

今回のザンビア遠征で、ソッカー部が掲げたテーマは「アフリカのサッカーや社会情勢を知り、今後の人生形成の一助とする」です。

今回の遠征で、私は本当に数多くの経験をしています。大学生や村人達との練習試合、ムタレさんが運営する孤児院への訪問や現地の人達との何気ないコミュニケーションから多くのことを感じ、考えています。まだまだ折り返し地点ではありますが、参加して本当に良かったと思っています。

ザンビア遠征を企画していただいた淺海監督と中町さんを始めとするスタッフの方々、円滑に遠征が進むように奮闘してくださるコーディネーターの竹谷郷さん、遠征に快く送り出してくれた両親には本当に感謝しています。ありがとうございます。

ダラダラと長い前置きになってしまいました。ザンビア遠征6日目のレポートを始めます。

交通で優先されるのは人ではなく車、道に飛び出してくるのは子供ではなくゾウ、天気予報では雷雨なのに、快晴続きのザンビアでの生活も、早くも6日目を迎えました。

ルサカのNatwangeホテルに移動してからは3日目です。2泊を経過して、私はようやく自分の部屋を手に入れました。(用意されたベッド数が足りず、ホテルのスタッフにお願いして、職員用の寝室で寝泊まりしていました。大柄な黒人男性と2段ベッドを共有する経験は、これからの人生形成の一助となると考えることにします。)
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午前はルサカ市内で開かれる日曜市に行きました。数多くの出店があり、客引きも止まりません。彼らは「マイフレンド、マイフレンド」と声を掛け、手を握ってきます。値段も自分で交渉するのが当たり前で、少しでも隙を見せるとぼったくろうとしてきます。
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80クワチャ(※日本円で約700円)で購入したザンビア代表ポロシャツ。相場を知らないので、高いのか安いのかは分かりません。頑張って値切ったので、多分お買い得なはず。

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その後購入したアフリカンチェス(マンカラ?)。店主と遊んだ流れで買わなきゃいけない雰囲気に持ち込まれました。店主が最初に提示してきた価格は800クワチャ(※日本円で約7000円)。明らかにぼったくろうとしていました。交渉の結果、250クワチャ(※日本円で約2300円)になりました。驚異の70%OFFです。それでも高い。
女子部監督の伊藤洋平監督(通称:いとペーさん)やOBの永澤先輩(令和2年卒・山手学院高校)とアフリカンチェスで親交を深めています。せっかく買ったので、日本でもアフリカンチェスで遊びたいと思います。勝負したい方は廣田まで。

日曜市を後にし、ザンビアの美容室に行きました。カット代は90クワチャ(日本円で約800円ほど)。これも相場を知らないので、高いのか安いのかは分かりません。
「Up to you. Please Zambian stylish hair style!!!!」と片言の英語で伝えると、ハットを被った美容師さんは落ち着いた口調で「…OK.」と返してきました。不安と期待で胸を膨らませながら、バリカンの音を聞いていました。完成形はこんな感じ。
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何とも言えない仕上がりですね。ホッとした反面、少し残念な気もしました。
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午後はバルサアカデミールサカ(BARCA Academy Lusaka)で練習をしました。バルサアカデミールサカは、人工芝のフットサルグラウンドを4面保持し、サッカーテニスやサッカーバレーのコートも用意されていて、日本でも中々見ないレベルの充実したサッカー施設です。1300mの高地でしっかりと練習を行い、疲労困憊になりました。

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夜は夕食を済ませた後、宿泊者の方にビリヤードを教えていただきました。超初心者の私に手取り足取り教えてくれています。ザンビアの地でビリヤードに目覚める事は予想していませんでした。

ザンビア遠征6日目はこんな感じです。
今日は少し観光色が強かったように感じます。

貧と富が隣り合わせにあるアフリカ社会の現実を目の当たりにし、いかに自分が恵まれた存在であるかを再確認しています。それと共に、肌の色が違っても、ストリートチルドレンであっても、私と何も変わらない同じ人間であるということも再確認しています。世界に、自分に真剣に向き合うことの出来る今回の遠征を大切に過ごしていきたいと思います。

7日目のブログは横田(4年・三鷹中等教育学校)が担当します。今シーズン主務を務める亮平くん。下級生の私に対しても、気さくに接してくれています。しっかり者(?)の亮平くんが書くレポートが楽しみです。

ザンビアレポート⑤(酒井綜一郎)

2020.02.16

酒井綜②平素よりお世話になっております、法学部政治学科新3年の酒井綜一郎です。廣田(2年・暁星高)だと思っていた皆さん、申し訳ありません。今日は、私が担当させて頂きます。
ザンビアに来て5日が経ちました。今日は、日本人のムタレさんがザンビア人の旦那さんと共に経営している孤児院を訪問しました。

これまでサファリに行ったり、ヴィクトリアの滝を見たりと、アフリカの良い面しか見ていませんでしたが、ここに来て初めてアフリカの現実を目にし、衝撃を受けました。

まず、彼ら孤児達が寝ている場所を見せていただきました。

 

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写真を見て分かる通り、コテージです。上手く伝わらないかも知れませんが、かなり汚いです。その上、強烈な臭いがします。またこの臭いは、寝室だけでなく、彼ら自身からも少ししています。

私は1人の孤児と友達になりました。その話を少しさせていただきます。
彼の名は、バレンタイム・ムウェルウァ(Valentime Mwelwa)、16歳です。私が携帯を見せると、日本を見せてくれ!もっと世界を見せてくれ!と興味津々でした。笑

 

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彼と話していく内に、彼がどういう経緯でここに来たのか教えてくれました。英語が完璧に理解出来た訳ではなかったので、完全に合っている保証はありませんが、少しだけ紹介させて下さい。

彼には家族がいました。父親と母親の3人家族で、元々ナミビアで暮らしていました。ですが、両親からはかなり嫌われていたらしく、虐待を受けていたそうです。幼い頃に父親が亡くなり、母親と2人になりました。生活が厳しいことから、よりフラストレーションが溜まった母親。彼女からの暴力を回避する為、ストリートに出るようになり、家に帰る日数が減っていったそうです。彼が8歳の時、母親が病にかかり、彼が数日間家を空けて帰った時には既に亡くなっていたそうです。そう、だから僕は母さんの死際に会えなかったんだ、と言っていました。
ストリートでの生活時は、周りから暴力を受けなかったのかい?と聞いたところ、受けたよと彼は言っていました。ストリートの生活環境は、より悪く、食事がままならないことや悪臭、雨が凌げないことから溜まったフラストレーションを払拭する為ドラッグ、女の子は勿論のこと男の子同士のレイプ、暴力、盗難が日常茶飯事だったそうで、生きることがどれだけ大変かと言うことを教えてくれました。その後、ムタエさんに保護され、彼はこの孤児院に来ました。

これがアフリカの現実です。この話を聞いただけで、私がいかに恵まれているのか、幸せな暮らしを送れているのか、改めて実感したのと同時に日々当たり前となっている生活の中にどれだけ多くの幸せがあるのかということを教えてくれました。

また、彼の左腕には文字が彫られていました。

 

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JESUS。イエス(キリスト)という意味もありますが、彼が言うには侮辱(天国に行け)の意味として他の子供に彫られたそうです。当然、嬉しくないよと言っていました。

彼には夢があります。
一体どんな夢だい?と聞いたところ、彼はこう答えました。

僕は、僕みたいなストリートチルドレンを大人になって救いたい。その為にまずは学校に通い、卒業したい。

好きなことをして、好きな様に生きて、三食食べられて、携帯を持てて、学校に通えて、テレビが見られて、服が揃っていて、ベットがある、地球の裏側で今まで平凡に暮らしていた私にとって受け入れ難いものがここにはありました。ここまで環境が違うと、私は果たして彼らと同じ感謝の気持ちを日々感じて生きているのか、生きる大切さの意味を理解しているのか、なんとなく生きていないか等、一気に沢山の疑問が自分に対して浮かんできたと同時に同じ人間なのにここまで違いがあることに涙が出そうになりました。

暗い話しかしていませんが、勿論子供たちともサッカーや手繋ぎ鬼、だるまさんが転んだ等をして遊びました。

 

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お別れの間際にムタレさんと2人で話す機会がありました。

彼女はこう仰っていました。
当然、招き入れても逃げる子はいます。日本人とは違うメンタリティの壁がアフリカの人達にはあり、ストリートの生活で歪められた彼らの内面を改善させるのはとても難しいです。また、ここに入りたいと泣きついてくる子もいますが、ここが飽和状態になればそれこそ彼らをストリートに返すことになる為、私達は全員を受け入れることは出来ません。そういった多くの子供達を1人でも多く私達は救いたいんです。

 

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今までそんなことを考えたことがなかった私にとってムタレさんは尊敬に値する人でありますし、自分がとても小さく感じました。アフリカに来なかったら、この様な現実を知ることは出来なかったでしょう。

本当にとても貴重な経験が出来たと思っています。今の生活が当たり前じゃないということを身をもって再確認させていただいたのと同時に日々の生活に感謝し、生きていられることの大切さ、有り難さを感じながら日々歩んでいきたいと思います。

明日のブログは、廣田です。浪人に間違われ続けて早一年が経つ彼ですが、まだピチピチの2年生です。ザンビアで色々とアクシデントに遭った彼が面白い文章を書くのは間違いありません。乞うご期待!

ザンビアレポート④(髙月彩香)

2020.02.15

平素より大変お世話になっております。ザンビア遠征4日目のレポートを担当します、環境情報学部新3年の髙月彩香です。今回、女子部からもザンビア遠征に参加させていただくことが出来、大変嬉しく思うと同時に、充実した実りある遠征にしようと心に決め、アフリカまでやって来ました。
 
4日目は、リビングストンからルサカへ10時間以上を掛けて、バスで移動しました。バスに乗り込むと、その周りには売り込みを目的とした人達が沢山集まり、あっという間に取り囲まれました。
この人達は、これで稼いだお金で生計を立てていると思うと、考えさせられるものがあります。
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バスからの景色は様々で、緑の生い茂る中で牛が普通に歩いている所もあれば、大きな電光掲示板の下で車が大渋滞している所もありました。
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ルサカに到着すると、そこは沢山の人で溢れかえってました。大型バスを降りた後は、小型バスとタクシーに分かれて4日間お世話になる宿’Natwange backpackers’まで向かい、最終的に19時位に到着しました。
今回は、3人部屋、2人部屋、1人部屋の3種類があり、どこもとても綺麗な部屋です。

夜ご飯は、近くのスーパーまで車で行き、各自ピザ等をテイクアウトして、部屋で食べました。写真は、スーパーで甘いものについ目が輝く、マネージャーの倉橋(2年・國學院大學久我山高)です。
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ザンビア遠征4日目は、移動時間が長く疲労も溜まりましたが、無事宿に到着し、全員元気に過ごしています。
そして新拠点地ルサカでの生活が始まりました。今までいたリビングストンとは異なる部分も多く、戸惑うこともありそうですが、臨機応変に対応しながら、楽しくやっていけたらと思います。

5日目は、常に皆んなから愛のあるいじりを受けている廣田尚(2年・暁星高)が担当します。

ザンビアレポート③(立石修也)

2020.02.14

立石平素よりお世話になります。ザンビア遠征3日目のレポートを担当します、経済学部新4年の立石修也です。この度はザンビア遠征が実現したこと、大変嬉しく思います。協力して下さった方々の為にも遠征を良いものにしたいと思います。
 

 

 

 

 
さて、3日目も快晴の中、ニック(運転手さん)のバスに乗り込みました。半袖でとても心地が良く、ザンビア日和です。うっそうと茂る森の中を進むと、世界遺産「ヴィクトリアの滝」の轟音が聞こえてきました。
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山奥に潜むこの巨大な滝は、世界三大滝の一つ(残りはナイアガラの滝・イグアスの滝)に数えられます。1kmを超える川幅が生み出す怒涛の水ラッシュは圧巻でした。滝しぶきを浴び、轟音を聞き、五感で滝を感じることが出来ました。念願の滝を見ることが出来、大きな財産になりました。
 

 

 
ホテルに戻って各自お昼ご飯を食べ、14時に再びニックのバスに乗り込みました。うっそうと茂る森の中を30分程進むと、藁葺き屋根に石造りの家が点在する村に到着しました。今日の試合相手は、ムクニ村のムクニ・ユナイテッドです。
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バスを降りると全村人(100人位)がグラウンドに集まって来た為、大観衆の中プレーすることになりました。10分でアップしろと言われましたが交渉して15分でアップをし、その後45分ハーフの熱戦を繰り広げました。ザンビアの選手は一歩の伸びが違います。バネ感が半端なく、坐骨間に上半身が落ちています。球際の勝負では工夫が必要です。苦戦を強いられましたが2ー1でなんとか勝利し、全村人から祝福を受けました。
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試合後は、うっそうと茂る森を通りホテルに戻りました。夜は皆んなでバーベキューをしました。
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荒(3年・横浜F・マリノスユース/慶應義塾高)の膝の接触や高津(4年・桐蔭学園高)の食生活、廣田(2年・暁星高)の好奇心など不安材料は多いですが全員無事に過ごせています。残りの期間も油断せずに遠征を終えられればと思います。
時差やwifi環境など難しい所はありますが、また順次更新されますので是非明日以降のブログもお読みください。

4日目は、女子部から参加してくれている高月彩香(3年・村田女子高)が担当します。

ザンビアレポート②(北澤快)

2020.02.13

北澤平素より大変お世話になっております、総合政策学部新3年の北澤快です。
ザンビア遠征2日目となりました本日は、主に、サファリパーク内での動物見学、デイビッド・リビングストン教員養成校との練習試合がありました。
それでは、2日目の流れを写真を使って報告していきます。

 

 

朝活を済ました後、朝7時にホテルを出発し、国立のサファリパークへ向かいました。

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約2時間ほど、サファリパーク内でのライドを満喫しました。動物でなはく、バオバブの木を熱心に伝えて下さったガイドの方が印象的でした。

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パーク内を少し歩き、間近でシロサイを観察することが出来ました。
圧巻でした。

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サファリパークを後にし、市場に向かいました。そこでは、シマというザンビアの主食を素手で頂きました。身も心もアフリカ人になった気分でした。
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ザンビア料理で力を蓄え、遠征の初戦へ。
非常に激しい試合で、観客も大盛り上がりでした。普段温厚なGK荒くん(3年・横浜F・マリノスユース/慶應義塾高)が観客にキレてたのが印象的でした。

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試合後には、学校内でザンビアの伝統のダンスに触れました。酒井くん(3年・慶應義塾高)のダンスを見て、彼のルーツはザンビアにあるのではと錯覚しました。

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ザンビア遠征2日目は、アフリカにおける食文化や伝統文化、この国における動植物の生態系など、朝から新しいものに触れる機会が多く、とても濃いものになりました。そして、それだけ長い1日であったと私自身感じています。交流試合に関しては、年に一度しか対外試合をしないチームとは思えない程、個の能力が高く、試合中にも限らず驚きを隠せませんでした。10番の選手においては、関東リーグでも通用するのではないかと思う程のポテンシャルで、印象的な選手でした。彼は間違いなくザンビアの未来です。名前を聞くのを忘れてしまったのは大失態だったと反省しています。

少しアフリカの生活にも慣れ始め、吸収することが多くあった2日目でした。残りの日々も、新たなものに積極的に触れる姿勢を忘れずに過ごしていきたいと思います。
3日目は、朝から、待ちに待ったビクトリアフォールズ見学があります。新3年の三田(3年・都立駒場高)が写ルンですを何枚使うのかが見ものです。

次回は、プライベートで砂漠に一人旅をする立石(4年・慶應義塾湘南藤沢高等部)が担当します。乞うご期待下さい。

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