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ザンビアレポート12(三田健太郎)

2020.02.24

三田平素よりお世話になっております。

経済学部新3年の三田健太郎です。高津(4年・桐蔭学園高)の紹介内容についてですが、アフリカ人はストレートの髪が好きらしく、めちゃくちゃ触ってきます。

 

 

 

ザンビア遠征12日目、活動内容を写真と共に報告します。

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午前はゼスコユナイテッドU-23と再び試合を行いました。今回は前回とは異なり同世代位の選手。

結果は2-0で勝利。得点者[アシスト]は三田[北澤(3年・國學院大學久我山高)]、廣田(2年・暁星高)[日川(3年・高崎高)]です。ザンビア遠征最終試合で得点を挙げられたことを素直に嬉しく思います。

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試合後はマーケットに行きました。
イモムシ?を皆んなで食べたのが思い出です。食感はカリッカリ。味はカツオブシの様な味でしたが、これを口の中に入れるのは考えるだけでゾッとします。

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夜は中町さんに中華料理店に連れて行っていただきました。ザンビアでの最後の晩餐です。円卓を皆んなで囲んで楽しく且つ、有意義な時間を過ごすことが出来ました。

以上を活動報告とさせて頂きます。ここからは私個人の想いを綴らせて頂きます。

僕はこの遠征での経験で、人生観が変わりました。それ程、意味のある遠征でした。
しかし、ここで僕が感じたことをこのブログで綴ったとしても、僕達が来る前にメディアを通して“分かった”と思っていて、実際には“分かったつもり”だったことと同様に、全ては伝わらないと思います。

そこで私はザンビアで感じたことではなく、ザンビアで気付いたことの1つを綴りたいと思います。少し長くなってしまいますが、お付き合い下さい。

それは「事実と解釈の違い」です。以下は常にチームに同行していただいた元JICA隊員の竹谷さんのお話です。
「例えばコップ半分の水があるとする。この“事実”は変わらない。しかし砂漠でのこの水と、飲み会後に放置してあるこの水とでは全く“解釈”が異なる。」

これは日本で孤児院を知るのと、実際にザンビアで孤児院を知るときの“解釈”の違いにも当てはまると思います。“事実”は変わらないが、“解釈”はその時、その場、その人の価値観によって変わります。
事実をどう解釈するかはとても難しいことです。しかし、この遠征で、自分の中に新たな“解釈“を見出せたことはとても大きな一歩だと思います。

人生を終わらないジグソーパズルだと例えるならば、今回の遠征は自分の人生を形成する上で、1つの大きな“ピース“になったことは間違いないです。そして、大事なことは、ここで得た“ピース“をどう成長させていくかではないでしょうか。単に経験しただけで終わらせない。次に繋げていくことが私たちの使命であると感じています。

次回の担当は、ザンビア遠征での試合中、ベンチに群がる子供達から貴重品を守り続けてくれたマネージャーの倉橋(2年・國學院大學久我山高)です。

最後に、昨年のドイツ遠征も行ったのでザンビア遠征を半ば諦めていたけれど、遠征があると伝えた時、快く勧めてくれた父さん、母さん、ありがとう。この上ない経験が出来ました。

《NEXT GAME》
未定

ザンビアレポート11(高津海人)

2020.02.23

高津平素より大変お世話になっております。
毎朝髭の写真を自撮りしている、荒貴史こと荒(3年・横浜F・マリノスユース/慶應義塾高)から紹介をあずかりました。総合政策学部新4年の高津海人と申します。ルサカは蚊が少なく、気候も最高で、今朝はゴキブリが5匹出ました。シャワーの水を出そうとすると感電する人も出始め、順調にザンビア遠征の終わりを迎えようとしています。

さて11日目の出来事を綴りたいと思います。
午前は標高1300メートルのグラウンドで、16.44を20本、その後ミドル走を行いました。飲んでは行けない水道水をがぶ飲みする廣田(2年・暁星高)には目を向ける暇もなく、疲弊しました。その後中町さん主催のミニゲーム大会が開催され、賞品欲しさにピッチを駆け回りました。
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午後は、地元の小学校を訪問しました。バスが着くや否や、現地の学生達が群を成して押し寄せてきました。まるで韓流スターかの様な歓迎を受けました。10分ハーフの試合を行い、親睦を深めることも出来ました。

 

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ザンビア遠征で感じたことはこれまで皆んながブログに綴った通りのことです。
「幸せには様々な形がある」
私がザンビアに来て強く感じたことです。私達にとっての当たり前が彼らにとっての幸せの時もあれば、その逆も然りです。
1日10クワチャ(日本円で約100円)を求めてストリートに足を運ぶ子供。1本1クワチャの水を売り、生活の足しにする母親。一見、貧しそうに見え、全く幸せを感じていない様に思われますが、彼らを不幸だと言う資格は私にはありません。彼らが感じることの出来る幸せを、私達は見逃している恐れがあるからです。

このザンビア遠征を通じて、生きていることへの感謝、人間の根底にある優しさを再認識しました。ここで得たことを、日本に帰ってからも自分の生活に還元することがザンビア遠征の成功に繋がると考えています。
残り僅かとなったザンビア遠征ですが、最後までアフリカの大地を噛みしめながら、五感を研ぎ澄まし、走り抜きます。

最後まで読んでいただきありがとうございます。明日のブログ担当はザンビアで自慢の髪の毛を触られすぎて毎日手入れを怠らないみたけんこと三田くん(3年・都立駒場高)です。
是非ご覧下さい。

《NEXT GAME》
未定

沖縄遠征レポート③

2020.02.22

春寒の候、ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。
TOPチームは暖かな日差しのもと、沖縄にて2/17から2/28の12日間の遠征に来ております。

初日は少し寒さを感じましたが、立ち上げを行い天然芝という最高の環境で練習をし、その後走りのメニューを行いました。
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2日目は、早朝から砂浜でのトレーニングを行いました。砂浜でのトレーニングは普段の環境とは異なり、より実りのある充実したものとなりました。
また練習後はビーチの清掃を行いました。

3日目は天然芝での走りのトレーニングを早朝に行い、午前中に紅白戦を行いました。3日目からは沖縄らしい温かさを感じ始め、動きやすい気候となりました。また毎晩、ポジションごとの発表を行い翌日の午後には選手提案のメニューでの練習を行いました。実際に練習メニューをこなすことで、フィードバックが生まれより質の高い理想像を選手皆で共有することが出来ました。
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4日目は沖縄SVと練習試合を45分×3本させていただきました。公式戦を意識し、昨シーズンの公式戦ユニフォームを着用して試合に臨みました。
1本目では先制されるものの、2本目には山田大(3年・京都サンガFCユース/立命館宇治高)と中畝(4年・桐蔭学園高)が得点を決め勝ち越します。3本目立ち上がり早々、飯塚(3年・慶應義塾高)が決めるもすぐに失点を喫しました。一進一退の中、齊藤滉(2年・FC町田ゼルビアユース/都立町田高)が得点し最終結果4-3での勝利に終わりました。
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5日目は1日OFFとなり、各自沖縄を満喫したり息抜きの1日となりました。
遠征も折り返しとなった6日目は、3部練を再開し午後は重慶当代力帆足球倶楽部斯威隊と練習試合をさせていただきました。
体格差を感じる相手でしたが前半に馬場(4年・桐蔭学園高)のパスから杉本(4年・名古屋グランパスエイトU-18/南山国際高)が得点し先制します。本塾の流れのまま杉本に古川紘(2年・学習院高)合わせ追加点を挙げました。試合はそのままリードを守りきり、2-0での勝利となりました。
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金武町の方々のご協力のもと、TOPチームの沖縄遠征は充実した練習を行えております。心より感謝申し上げます。
遠征後半には大会も待ち受けております。前半の合宿の成果が現れる様、後半も気を引き締めて取り組んで参ります。

今後共、皆様の温かいご支援ご声援の程宜しくお願い致します。

文責:大嶽真恋

《NEXT GAME》
未定

沖縄遠征レポート②(橋本健人)

2020.02.22

橋本平素より大変お世話になっております。総合政策学部新3年、橋本健人です。

沖縄遠征は3日目を迎え、今までの2日間とは違い、沖縄らしい、暖かく過ごしやすい気候になってきました。

3日目は、まだ日の出ていない6時30分からラントレ、午前中は紅白戦、午後はGK、ストッパーが考案したTRのハードな3部練を行いました。今回の遠征でも、ポジション毎にTRメニューを考え、より主体性を持って強くなる為に練習に励んでいます。

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4日目は、沖縄SVさんとの練習試合でした。勝ったら午後OFF、負ければTRというとても重要な試合で、皆ハードなTRで疲れている中、勝ち切ることが出来ました。得点してくれた人ありがとう。
勝利することは出来たものの、「声掛け」の部分で沖縄SVさんとの差を感じました。声だけで改善出来ること、声だけで解決する問題は多々あります。前の選手を動かす「声掛け」はまだまだ課題があるので、この遠征中に質を上げていければと思います。
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5日目は、体調不良者が出たこともあり、1日OFFとなりました。それぞれ観光したり美味しい物を食べに行ったり、充実したOFFを過ごしたはずです。
私は同期と祐二朗(2年・藤枝東高)と一緒に万座毛という景色の素晴らしい所でまったりした後、夜はアグー豚を堪能しました。帰りはお店の方が車で送迎して下さり、沖縄の人の優しさ、温かみを感じ、とても良いオフでした。

6日目からまたハードな練習が再開します。この遠征から、新たに、練習のセッション毎に円陣を組むことや、練習後に全員とハイタッチをしています。一体感を持って、一歩一秒にこだわり、気持ちを入れて練習に臨む為です。ハードではありますが、とても良い雰囲気でTRに取り組めています。
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「常に関東リーグのつもりで練習に取り組めているか」
日頃から淺海監督がおっしゃっていることです。
関東リーグで「Deep impact」を残す為に沖縄でのTRを全力で取り組み、強くなって下田に帰ります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

《NEXT GAME》
未定

ザンビアレポート⑩(荒貴史)

2020.02.21

荒平素より大変お世話になっております。同期の雄太(3年・國學院大學久我山高)から紹介をあずかりました、商学部新3年の荒貴史と申します。雄太が言ってた様に僕は今、髭を生やしています。アフリカ人に負けない位です。雄太が歩けない時は彼をおんぶしました。雄太の手にチクチクの髭を擦り付けました。本当は嫌なのに笑ってくれてありがとう。怪我してるとは思えない雄太の笑顔はチームを明るくします。

さて今回僕はザンビア遠征10日目について書きたいと思います。

その前に以前、快(3年・國學院大學久我山高)のレポート2日目(http://keio-soccer.com/official-blog/44193.html)にて、試合中に僕が観客にキレたとありますが、僕の守るゴール裏(ほぼゴール横)にいる観客の挑発に乗っかってしまい、熱くなってしまいました。皆んなびっくりさせてごめん。
また、立石くん(4年・慶應義塾湘南藤沢高等部)のレポート3日目(http://keio-soccer.com/official-blog/44229.html)にて僕が膝を接触したとありますが、アフリカ人の振り抜いた足が右膝を直撃しました。謝られた記憶もなく、国際試合の厳しさを痛感しました。ちなみに現在右膝は全く痛くありません。ご心配をお掛け致しました。

すみません長くなりましたが10日目の報告を開始致します。ブログも少々長くなってしまいましたが最後までお付き合い下さい。

本日はザンビア遠征初の2部練習でした。
午前はホテルからバスで15分のところにあるグランドで2時間弱のトレーニングを行いました。
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そこでは偶然にも僕がこのザンビア遠征でどうしてもしたかったことが叶いました。
ヴィクトリアの滝も見たかったですし、サファリも楽しみでしたし、アフリカ人との試合も楽しみでしたが、一番期待していたイベントは、アフリカ人のGKとトレーニングをすることでした。
当初の予定では実現しないことでしたが、今日たまたま隣のコートでアフリカ人のGKが練習していたので、迷わず参加させてほしい旨を伝えました。返事は「Of course! 」、夢のアフリカ人とのGKトレーニングが始まりました。
一緒にトレーニングをして感じたことは、技術は日本人程ではない、けれどそれを大きく上回る身体能力、そしてサッカーに対する意識の高さです。
身体能力の面で、アフリカ人のキーパーは横に一歩跳ぶだけでポストまで手が届きます。僕だったらもうワンステップ必要なところを彼らは一歩で届きます。びっくりしました。
また、サッカーに対する姿勢で関心する点がありました。
実は今日一緒に練習した子は、後輩2人を連れて個別に練習していました。いわば自主練習です。チームの練習はないのか?と聞くと、午後にあると言いました。
彼はもっと良いGKになりたいと言い、自分もこのメンタリティは大切であり、決して忘れてはならないと再確認しました。

ソッカー部FW陣へ
今まで以上にシュート練習に付き合ってください。宜しくお願いします。

練習中、僕は特別英語が得意な訳ではありませんでしたが、「good save! 」「one more! 」「come on! 」等、簡単な英語でコミュニケーションをとりました。彼も僕のプレーを褒めてくれて、互いに質の高い良いトレーニングが出来ました。良い経験でした。
写真が今日一緒にトレーニングしたレヴィソン君(ゼスコユナイテッドU-20)です。

 

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練習が終わり、帰ろうとしたバスが40分程エンジントラブルで発車出来ない等のハプニングもありましたが、皆んなで昼食を摂り、午後の試合へ挑みます。

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午後はゼスコユナイテッドU-23と練習試合を行いました。
今回もアップとして与えられた時間は10分。
雨が降りそうな曇り空の下、35分ハーフで試合開始です。

本塾スタメンは
立石
北澤、廣田
宮川、三田、福本、日川
横田、永澤、高津

です。

相手のゼスコユナイテッドU-23は、体格は小柄ながら技術、身体能力の高いチームでした。
試合立ち上がり、本塾は慣れない芝、白線のないピッチに苦戦します。
15分、クロスのこぼれ球をダイレクトで合わされて失点を許します。
その後は本塾もボールを保持出来るようになり、横田(4年・三鷹中等教育学校)、宮川(令和元年卒・暁星高)、のシュートでゴールに近づきます。
そして25分、昨年関東大学サッカーリーグ2部優勝に大きく貢献した福本(令和2年卒・済美高)が、この試合でも魅せてくれました。
ペナルティエリア付近でボールをフリーで受けると右足を振り抜きます。ボールは左上の隅を突き刺し同点に追い付く。GKとして1番後ろからシュートを見てましたが、本当に綺麗なコースでした。

前半は1ー1で終了しました。

後半は福本に変えてソッカー部OBの中町選手(平成22年卒)がボランチへ入ります。数年前、日産スタジアムで応援していた中町選手と同じピッチに立つことは僕にとって感慨深いものがありました。調子に乗って試合中、まち!左見とけ!と呼び捨てしました。

後半は、相手が本塾の背後を積極的に使ってきましたが、横田、永澤(令和2年卒・山手学院高)、高津(4年・桐蔭学園高)の長老3バックが体を張って守ります。
攻撃に於いてはチャンスをいくつも作りますが相手GKのセーブにより中々追加点が奪えません。
雨がポツリと降り始めた61分、立石が前向きでボールを持つと、裏へスルーパス、50m程走って最後は魂のスライディングでゴールを決めたのは、、、途中出場で女子部から参戦の藤田椰也子(3年・SOCIOS.FC/慶應義塾女子高)です!
ピッチもベンチも大興奮。自分も気が付いたらややこーーーと叫んでいました。
逆転ゴールの数分後、雷が鳴り始めたことにより、2ー1で試合終了です。
ドラマの様な終わり方により3試合目も勝利を飾ることが出来ました。

試合後は互いの健闘を称え、握手をしました。
雨が強くなる前にホテルへ戻りました。

これまでに3試合行いましたが、どこのグラウンドもお世辞にも綺麗なピッチとは言えません。僕の守るゴール前は特に凸凹が激しいです。
それでも試合前にゴールのネットを張ってくれたり。
1m程に伸びてる草を刈ってくれたり。
白線のない草地に鎌で線を掘ってくれたり。
この環境の中でも日本から来た我々を迎えてくれて、出来る準備を最大限にしてくれたザンビアのチームには感謝しかありません。
明後日に予定されている最後の試合もリスペクトと感謝の気持ちを忘れず、必ず勝って、ザンビア遠征全勝で帰りたいと思います。

また最後になりますが、今回の遠征は開催するに当たり、中町さん、郷さんを始めとする多くの方々のご協力により成り立っています。間違いなく今までの人生の中で最も刺激的な2週間になっており、とても充実した日々を過ごしております。この場をお借りしてご協力いただいた全ての方々に感謝申し上げます。ありがとうございます。

長くなりましたが読んでいただきありがとうございました。明日のブログ担当は今回の遠征のムードメーカー高津くんです。きっと面白い彼のブログも是非ご覧ください。

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