オフィシャルブログ

第56回慶應・延世サッカー定期戦

2019.12.10

寒さの厳しい季節となって参りましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

先日、12月7日(土)に伝統ある第56回慶應・延世サッカー定期戦が開催されました。
日本と大韓民国にて隔年で開催地を変えて行われるこの定期戦は、本年、慶應義塾大学グラウンドにて行われ、現役戦は0-0の引き分けとなりました。
試合結果はこちらをご覧ください。

このブログでは、遠くから来日して下さった延世大学校サッカー部の選手・OBの皆様と過ごした4日間の様子をお伝えしたいと思います。

6日(金)、18名の選手とスタッフ、24名のOBの方々が来日しました。選手の皆さんは日本に到着すると、そのまま午後は試合に向けた前日練習を下田グラウンドにて行いました。練習後には、イ・ドンヒ(1年・学生コーチ)が選手全員と夕食を一緒に食べ、中を深めていたようです。OBの皆様は午後に日本に到着され、夜は両校のOBの皆様とスタッフによる懇親会が行われました。

定期戦当日の7日(土)は、まず20分×4本のOB戦が行われました。小室誠治会長(三田ソッカー倶楽部会長)が2得点を挙げるなど、大量得点の熱い試合が繰り広げられ、4-4となりました。その後、決着を着ける為PK戦を行い、4(2PK1)4の最終結果で本塾OBチームが勝利となりました。世代を超えた皆様の活躍に、現役部員も刺激を受けたことと思います。
OB集合写真
 

 

両校OB集合写真

 

 

当日は、雨も降る悪天候の中、わざわざお越しいただき誠にありがとうございました。

この定期戦が新チームで挑む最初の試合となった本塾は、翌日に天皇杯の予備予選を控える過密スケジュールの中挑みました。
ペナント交換
 

 

 
両チーム主将によるペナント交換
 

 

 
入りは堅い印象だった本塾でしたが、守備から上手くリズムを作り集中力を欠かさず、一進一退の攻防が繰り広げられました。後半は徐々に本塾が試合のペースを掴み始め、新主将の松岡(3年・FC東京U-18/慶應義塾高)を中心に攻撃を仕掛けます。しかしながら、相手の高い身体能力を活かした守備に阻まれ、あと1歩の所でゴールを奪えず0-0の引き分けで試合終了となりました。本塾の強みである走力は通用した部分が大きかったものの、決定力不足等の様々な課題が残る試合でした。
現役集合写真
 

 

 

両校現役集合写真

 

 

 
試合の後は武蔵小杉にあるホテル精養軒にて、両校OB・スタッフ・選手を交えたレセプションが行われました。会の始めには冨田勝部長(慶應義塾体育会ソッカー部部長)、チェ・スンリョル様(延世大学校サッカー部OB会会長)、小室会長よりご挨拶を頂きました。その後は本塾OBの小林忠生様(S28年卒)から挨拶と乾杯の音頭を頂き、歓談の時間へと移りました。小林様は1964年に当時ソッカー部監督として長く続く延世大学校との定期戦第1回の礎を築いて下さった方でもあります。
歓談中は、言語という壁がありながらもジェスチャーを使いながら互いに親交を深めておりました。わいわい
 

 

 

交流を深める選手達

 

 

 

更に今回の定期戦には、今年9月に延世大学校サッカー部の監督を退任されたシン・ジェフム前監督に16年間の感謝の気持ちを込めて感謝状が贈られました。終盤には、記念品の贈呈と両校キャプテンからの言葉、両校部歌の斉唱を行いました。延世大の部歌は全員の大きな声がきちんと揃っており、その勢いに圧倒されました。
感謝状  延世大学校部歌 

 

 

 

 

 
冨田部長によるシン前監督への感謝状の贈呈(左)と延世大学校の選手による部歌の斉唱(右)

最後に、八木啓太総監督(慶應義塾体育会ソッカー部総監督)の中締めのお言葉をもってレセプションが終了しました。

8日(日)は本塾部員が延世大の選手を都内を案内しながら1日観光をして過ごしました。
観光集合
 

 

 
朝の集合時の1枚
 

 

 

 
観光2観光1観光3

 

各グループの様子
 

 

朝から夜まで時間を共にし、渋谷や原宿などのにぎやかな街中を歩き、お寿司や焼き肉を食べたりと、楽しんでもらえたようです。以下、観光に参加した選手の感想となります。

杉本
平素は大変お世話になっております。法学部政治学科3年の杉本崇太朗(名古屋グランパスエイトU18/南山国際高)です。先日、延世大の選手達と東京観光をして来ました。前日にはピッチ上で激しく闘い合いましたが、ピッチを離れれば彼らはとてもフレンドリーで良き友となりました。現在の日韓関係は良好とは言えません。しかしながら、彼らとは言語や国籍を超えて、楽しく充実した時間を過ごすことが出来ました。このような貴重な機会を作って下さった関係者の皆様、誠にありがとうございました。

 

そして昨日9日(月)の昼、羽田空港から出国し韓国に帰国されました。

第56回慶應・延世サッカー定期戦に伴う4日間の日程は勿論、準備段階からOBの方々を始めとする多くの関係者の方々にご協力いただきました。この場を借りて深く御礼申し上げます。

この4日間、言葉の壁はありますが、サッカーといった共通のスポーツを通じてコミュニケーションを取り絆を深める部員の姿が印象的でした。延世大学校サッカー部とは定期戦のみならず、本塾の部員が渡韓し2週間程度のサッカー留学をし、交流を深めております。今後もこの良好な関係が長く続くことを願っております。
次回は韓国での開催となります。遠方での開催となりますが、是非多くのOBの皆様にご参加いただますと幸いです。

12月より始動した新チームは、現在第25回東京都サッカートーナメント(学生系の部)予備予選の真っ最中となります。8日(日)に行われた1回戦を突破し、まずは3月に行われる予選(本選)への出場権を獲得すべく戦って参ります。2回戦は慶應義塾大学グラウンドでの開催となっておりますので、是非足をお運びいたけますと幸いです。

今後共、ご支援ご声援の程宜しくお願いします。

《NEXT GAME》
12月12日(木) 第25回東京都サッカートーナメント(学生系の部)予備予選 2回戦 vs青山学院大学
@慶應義塾大学グラウンド 時間未定

文責:竹本友眞