オフィシャルブログ

夢(冨田純)

2016.07.13

冨田こんばんは。平素より大変お世話になっております。4年主務を務めております冨田純です。

7月6日に開催されました、第67回早慶サッカー定期戦に多大なるご協力を賜りましたOBの皆様、ご来場いただいた皆様、関わってくださったすべての皆様に心より御礼申し上げます。早稲田に勝ち、若き血を応援してくださる皆様と一緒に歌いたかったのですが、その願いは叶いませんでした。結果で皆様に恩返しをすることが出来ず、本当に悔しい気持ちでいっぱいです。

本大会、主幹事校主務として運営をしてきました。強く感じたのは大会に関わって下さる方の多さです。16時の開場から21時の閉会までのたったの5時間。そのために形は違えど、どれだけの人が準備をしてきたか、どれだけの方が協力してくださったか、どれだけの方に応援していただいたかということを考えると、この大会の素晴らしさを改めて感じます。このような大会を本年度も無事開催することが出来たことをとても幸せに思います。12,307人の大きな声援のもと、プレー、または運営をできた部員達は、間違いなく今までとは違うなにかを感じ、今後のソッカー部人生、そして今後の人生に生かしていってくれると思っています。

このブログでは今回の早慶サッカー定期戦、そして自分のサッカー人生の「夢」について書いていきたいと思います。私たちソッカー部において、小さい頃、夢がサッカーに関わることである人がほとんであったと思います。自分もサッカー選手を夢見るサッカー少年だった一人です。兄の影響で小学生からサッカーを始め、2002年のW杯、世界を相手に闘う日本代表選手達を見て、サッカー選手は私の夢になりました。日本代表の試合にみんなが釘付けになり、次の日の学校の話題はそれで持ち切りでした。そんな選手への憧れから、私は放課後毎日、公園でサッカーをしていました。小学生の自分はただサッカーをすることが大好きでがむしゃらにボールを追っていました。とにかくサッカーが大好きでした。それから中学、高校と幸運にも全国優勝という貴重な経験を2度もすることができました。全国優勝などそれから何年か前の自分からしたら想像もできなかったようなことが、いつの間にか目標となり、実現できた時なんとなく実感が湧かなかったのを覚えています。ただ、とにかく嬉しくて仲間と抱き合って泣きました。その中には現主将の宮地(4年・東京ヴェルディユース)とグランドマネージャーの川原(4年・桐蔭学園高)がいました。この経験は今でも私の誇りです。

小さい頃にサッカー選手になりたいと夢見たことで、私は多くの人と関わり、多くの経験をすることができました。夢に向かっているというような意識はその頃の私には到底ありませんでしたが、自分にとっての目標が次々とできていったのは夢があったからです。どこかで聞いたことのあるような言葉ですが、夢は自分を大きく成長させてくれました。
それなのにいつの間にか「サッカー選手」は私の夢ではなくなっていました。
それは「自分はなぜサッカーをしているのか」という疑問から考えられます。もちろんいつかまでかはその問いに対して迷わず「サッカー選手になりたいから」と答えたでしょう。しかし今改めてこの問いに答えるのはとても難しいものです。
大学生にもなって、社会にでる一歩手前、毎日なぜそんなに厳しい環境でサッカーをするのか。大学生ともなれば足もそれほど速くならない、背も高くならない。サッカーの能力にはなんとなく限界が見えてきてしまっているかもしれない。
大きく言えば自分がどういう人間かなんとなく分かってきて、自分の世間での立ち位置も見えてくる。大学生はそんな時期だと思います。しかし、ただプロになるための通り道として、ただ好きなサッカーで楽しく過ごす場所として、サッカーがあるのだとすれば、それは余りにももったいないと私は思います。
サッカーにはいろいろな面があり、プレーするだけがサッカーではないと思います。チームを指揮する人や運営をする人、そのチームを支援する人。会場をつくる人、広報活動をする人、そして試合を楽しみに応援に来る人、様々な人がサッカーに関わっています。そしてそこから多くのことを考えさせられます。自分と向き合うということ。努力をするということ。チーム、組織と共に考えるということ。感謝をするということ。諦めないということ。挙げ始めればきりがありませんが、サッカーは大切な多くの事柄を私たちに教えてくれています。サッカーに16年間関わってきて、サッカーの素晴らしさを深く感じることができました。きっとサッカーはこれからも自分の人生を素晴らしいものにしてくれると、心から信じています。
子どもの頃憧れだったサッカー選手という夢は形を変え、早慶サッカー定期戦で12,000人の大観衆のなか早稲田に勝利することが私にとってのひとつの夢になっていました。本大会の運営をする中で私は、チームの皆が必死になって運営をしてくれている姿を見ました。本気になって声を枯らし、負けた時一緒に泣いてくれる応援団の姿を見ました。全部員の期待を背負って、堂々と闘う仲間を見ました。

夢はまたも叶いませんでしたが、早慶サッカー定期戦は結果ではない何かを教えてくれました。もしかしたら、見に来てくれていたお客さんの中にこの舞台が夢になった少年がいるかもしれません。もしかしたら闘う選手たちの姿でだれかに勇気を与えることができたかもしれません。このような経験が出来たことへの感謝を忘れずに、来年以降の後輩のみんなに定期戦での勝利という夢を託したいと思います。
本年度の定期戦を終えて、自分たちはもう一度前を向き直さなければなりません。今後に控える天皇杯、後期の関東リーグ、その先にあるインカレとまだ私たちには夢を掴むチャンスがあります。本気になって闘う先に、また素晴らしいなにかが待っていると信じ、日々の練習に取り組んで行きます。

まだまだ未熟な私たちですが、これからも変わらぬ皆様の温かいご声援をどうぞよろしくお願いします。

imageimage

 

 

 

 

 

 

 

《NEXT GAME》
未定

須田さんを漢にする(宮地元貴)

2016.07.05

宮地2こんばんは。
慶應義塾体育会ソッカー部主将、宮地元貴です。

「須田さんを漢にする」、私は今シーズンの初めに宣言しました。この言葉の実現を目指し、これまでシーズンを送ってきました。しかし、結果は関東リーグ前期5位、アミノバイタルカップ2回戦敗退。目標とは大きく掛け離れたものとなりました。関東リーグ前期は私の力不足でゲームキャプテンを外れ、チームを牽引することが出来ませんでした。アミノバイタルカップの全国決定戦であった早慶戦は責任感を欠いたプレーに終始し、必死に一回戦から襷を繋いでくれた仲間を裏切りました。こうした結果になった責任は全て私自身に在ります。

一つは選手としての力不足。もう一つは「チームの為に」という精神を全く体現出来なかったことです。
チームの為に闘えない。
チームの為に走れない。
チームの為に声を出せない。
私は行動が伴わない口だけの人間でした。主将である私の体たらくを情けなく思っています。敗戦から得る教訓は好ましいものではありません。しかし、この敗戦から得た教訓はとてつもなく大きなものでした。

一つは慶應のサッカーを追求すること。もう一つはチームの為という言葉の本質を再認識すること。個人が与えられた立場で自分の為に全力を尽くすことは当たり前です。自分の為にというモチベーションは多くの人にとって一番大きなものでしょう。私もそうでした。しかし、個人の役割を全うするという意識だけでは、無意識の内に自分で限界を決めてしまいます。自分が好きなプレーだけをして、チームの為に犠牲を払わない傲慢な選手は自分で可能性を狭め、大きく成長する機会を逃してしまいます。

勿論、勝つ為に個人の役割を全うすることは非常に重要ですが、チームの為にという揺るぎない信念が常に根幹に在るべきです。個人の役割とチームの為にという想いが共存することが出来なければ、目標を現実にすることは出来ないと強く実感しました。そんな当たり前のことに改めて気付かされました。度々、背負いすぎだ。頑張りすぎだ。という言葉を掛けられます。しかし、そのようなことは全く有りません。寧ろこの程度では何も背負えていません。何も背負わずに闘うことほど無責任なことは有りません。重圧に押し潰されているようでは、この先サッカーで生活していくことは出来ません。この部に関わる全ての方々の想いを背負ってチームの為に闘う。それが慶應義塾体育会ソッカー部の主将です。

主将として、サッカー選手として、一人の男として今一度、決死の覚悟を持たなければならないと強く思います。遂に第67回早慶サッカー定期戦を迎えます。このような伝統の一戦が多くの関係者のご尽力を頂き、今年も開催されることに感謝の気持ちで一杯です。私が入部してから慶應は早稲田に負け続けてきました。早稲田が喜ぶ姿を嫌というほど見てきました。先輩方が涙を流す姿を幾度も見てきました。応援して下さっている方々の期待を何度も裏切ってきました。しかし、このままでは終わりません。私達は慶應です。何度も這い上がる不屈の魂を持っています。伝統ある黄色の血が身体に流れています。先輩方が築き上げて下さった誇り高き歴史があります。私達を支えて下さる方々への感謝を示す方法はただ一つ、勝利のみです。試合に向けて闘志を燃やしている人、メンバーに入れず悔しい思いをしている人、仕事や運営に励む人、明日初めて早慶戦を体験する人、其々が様々な思いを持ってこの一戦に臨むと思います。

早稲田に勝つ為には全部員145人の力が必要です。この一戦の主役は部員一人ひとりです。綺麗事を言っている訳では有りません。先ずは自分自身と向き合い、自分と闘うこと、そして全部員がチームの為に行動することです。
慶應の本気を見せてやろう。チームの為に皆が本気になった時、そこには未だ見たことがない素晴らしい景色があると信じています。そして何より須田さんの喜ぶ顔が見たい。ここまで情熱を持って、愛情を注いで下さる監督は他にいません。この大学生活において、サッカー選手として、それ以上に人間として大きな影響を受け続けている恩師に少しでも恩返しがしたい。私の使命はチームの為に誰よりも闘うこと。そして、慶應を勝利に導くこと。

明日人生最高の舞台で須田さんを漢にします。

《NEXT GAME》
第67回早慶サッカー定期戦
7月6日(水) 19:00kickoff @等々力陸上競技場

コンプレックス(安井迅郎)

2016.07.01

安井こんにちは。本日の部員ブログを担当いたします、経済学部3年の安井迅郎です。
早いもので今日から7月が始まり、2016年の折り返し地点に達しました。僕にとって激動だった上半期を終え、今日から始まる下半期に向けフレッシュな気持ちになっています。このような1年の節目且つ早慶戦の5日前という大事な日のブログを担当出来ることを光栄に思う一方で、同期でマネージャーの駒野からは良いブログを書いてリツイート数を稼げとプレッシャーを掛けられていて若干緊張気味です。

タイトルにもあるように、僕自身のコンプレックスについて書こうと思います。僕にはサッカーを始めて以来あるコンプレックスがあります。それは「サッカーが下手くそ」なことです。僕は華麗なドリブルをすることも決定機を演出するようなパスを出すこともできません。むしろ、良いパスを出してやろうとすると「お前のプレーはそれじゃないぞ」とか、「色気付くな」といった愛のあるコーチングを受けることさえあります。僕がやっているのは本当にサッカーなのかな、と思うこともあります。自分のミスでチームに迷惑を掛けてしまうことも少なくありません。そんなコンプレックスと向き合いながらこれまでサッカーを続けてきました。
高校サッカー部に入るとき、ソッカー部のOBで現役時代は愛媛の黒豹の異名で知られていた父の遺伝もあってか足が速かったという理由だけで高1の時からAチームに入れてもらうことが出来ました。しかし高校サッカーは甘くはなく、足が速いだけでは全く通用せず、むしろ足元の技術の無さが目立つ様になりました。毎日の練習での勝敗で罰走を賭けたミニゲームでは、飛び抜けて下手くそな僕がいるチームがいつもビリになりました。1ヶ月連続ビリという前人未到の記録はおそらく破られていないでしょう。そのうちチームメートは僕と同じチームになるのを露骨に避ける様になり、同じチームになると文句を言われ、世界一恐れていた林先生からは毎日下手くそだなぁと罵倒され続けました。それが嫌で悔しくて毎日始発電車に乗って朝早く学校に行ってひたすら自主練をする様になりました。練習を積み重ねても上手くならない、さらには徐々に大学受験が近づき勉強も猛烈にやらなければならない、そんな日々に次第に肉体的にも精神的にもボロボロになりました。半年続けても一向に状況が変わらず流石に心が折れそうになりました。上手くなる為にするはずの自主練がいつしか周りに迷惑を掛けない為にする様になり、好きで始めたはずのサッカーが苦しいものになっていました。今思えば当時はコンプレックスと向き合えていませんでした。そのうち練習に行くことが憂鬱になり、周りには明かしたことは無いけれどサッカーを辞めたいとさえも思いました。しかし、そんな僕の様子を見た高校のコーチからヘディングの練習をしてみたらどうかとアドバイスをもらいました。足元の技術では勝てなくてもヘディングだけは勝ってやろうと思い、バカになってヘディングを練習するようになり、光明を見出すことが出来ました。バスケットボールのゴールにサッカーボールをぶら下げてそれに向かってひたすらヘディングをするというとてもスマートとは言えない練習を繰り返しているうちに、当初は苦手だったヘディングがみるみるうちに強くなっていきました。練習試合で林先生の前で打点の高いヘディングを連発すると、次の試合でなんと初めてトップチームの先発で試合に出て活躍することが出来ました。試合後、全部員の前で林先生に褒めてもらいました。怒られることがほとんどで、大学受験に合格したことの報告を除けば、褒めてもらうことは最初で最後の経験だったので今でも鮮明に覚えています。

「一芸は身を助ける」
この時に掛けてもらった言葉で、僕の座右の銘にしています。これは、「一芸を身付けておくと、いざという時に生計を助けることもある」という意味の言葉です。高校時代にこの言葉を身に染みて実感し自信をつけることが出来た成功体験やそれまでの苦悩を忘れない為にも、座右の銘として胸に刻み、辛い時等に思い出す様にしています。
大学でプレーしていると、僕にとっての「一芸」のヘディングはある程度手応えを掴みつつある一方、全国から有力選手が集まる関東リーグには上には上がいると実感しています。高校時代に苦しんだ経験があるからこそ今では純粋にサッカーを楽しめています。また、下手くそな自分でもチームの役に立つことが出来るのではないかと考えることが出来ています。もちろん上手くなる為の努力は惜しんではいませんが、下手くそでも敵に上手くやらせないことは出来るのではないか、体を張ってゴールを守ったり声を張り上げて味方を鼓舞することは出来るのではないか、筋トレをしてフィジカルを鍛えたりサッカーを勉強してポジショニングを工夫すればもっと役に立てるのではないか等色々なことを考えながら日々取り組んでいます。幸い多くの方々からのサポートもあり、素晴らしい人工芝のグラウンドや広いトレーニングルーム、ランドリーやお風呂といったサッカーを追求する為にこれ以上無い程の恵まれた環境があります。更には、関東リーグや早慶サッカー定期戦といった誰もが憧れる素晴らしい舞台まで用意されています。残すところそれ程長くはないソッカー部生活、コンプレックスに正面から向き合いながら日々サッカーを追求し、必ずや関東リーグや早慶定期戦で試合に出て勝利に貢献したいと思います。そして、サッカー選手としても一人間としても成長し続けたいと思います。
駒野からのプレッシャーもあり柄にもなく真面目な内容になってしまいました。正直、彼の期待に応えることが出来たか不安です。だらだらと長い文章になってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございます。
最後になりますが、5日後の早慶定期戦で5年ぶりの勝利を掴めるよう部員一同努めて参ります。温かいご声援の程、宜しくお願いします。

《NEXT GAME》
第67回早慶サッカー定期戦
7月6日(水) 19:00kickoff @等々力陸上競技場

2 / 212

記事一覧

月別アーカイブ