BRBお知らせ

■2015年度東京都3部リーグ 第4戦vsBeagles(1-0勝利)

2015.05.10

2015/5/10(日) 15:20 KICK OFF

慶應BRB

Beagles

1 1 前半 0 0
0 後半 0
得点者(アシスト者) 5分 慶應BRB 伊藤豪一郎
警告・退場 警告20分 慶應BRB 遠藤智也
警告55分 Beagles 16番
慶應 先発 番号 ポジション 番号 慶應 SUB
毛利 惣治 29 GK DF 44 長久 徹史
水澤 仁雅 33 DF MF 3 金房 拓海
山田 慎 2 DF MF 7 冨田 太一
山村 祐樹 36 DF FW 28 塩津 直輝
上田 裕介 32 DF LB 46 田村 裕貴
伊藤 豪一郎 6 MF HB 48 鶴岡 昇太朗
毛利 拓史 13 MF
遠藤 智也 18 MF
山本 翔太 8 MF
仲小路 啓介 11 FW
石川 一将 9 FW
慶應 選手交代 OUT IN OUT IN
HT 伊藤 豪一郎  金房 拓海
HT 山本 翔太 冨田 太一
HT 仲小路 啓介 塩津 直輝

戦評

じろじろ見るわけにはいかない。東京都社会人サッカー3部リーグは試合前。基本はアップに精を出したり、メンバー用紙を見直したりの時間帯である。チャンスは相手サイドにボールが転がっちゃった時だ。すいませーんなんて言いつつ、一瞬のチラ見に託す敵情視察。勘所を掴んだらとって返し、すぐさま監督に囁く極秘情報。
「おヘソ出ちゃいそうな腹の奴います」
「間違いありません。相手10人です。テン・リトル・インディアンズです」
「血相変えて電話掛けまくってます。選手証が未着かもしれません」
「5番のスパイク、アシックス・ボンバーと思われます」
そうだ。俺達はこうしたみみっちい情報に心弾ませて、背反と相対性に生きる都3部リーガーだ。優勝したい。上のレベルでやりたい。でも今日この日は楽に勝ちたい。5-0とか結構好き。強くなりたい。まだまだ上手くなりたい。でもこっちが強いのと敵さんが弱いのって同義語だろ? バルサなら別だけど、中途半端に強いお兄さん方に蹂躙される週末なんてまっぴらだろ? かくて相手の弱点を知るほどに燃えるバーニング・ハート。相手がリスなら山羊の俺でも獣だぜ。静かに孕んだ思惑を載せて、日曜のピッチに交錯する視線。じろじろ見るわけにはいかないではないか。

さて2015年5月10日のこの日、試合前に対戦相手の頬を緩ませてしまったのは慶應BRBの方だったかもしれない。本職GK不在がその場で判明。突如のプリニー式すったもんだ。破局にしてはならない。本来FWの毛利惣治のGK起用が決定し、白い当て布にマッキー極太でしたためた即席背番号が作られる。いわゆる「貼番」である。
「相手GK貼番レンジャー1号です」
「ユニが赤なので赤レンジャーですがリーダーっぽくないです」
このような伝令が相手チームBeagles内に走ったかどうかだが、貼番に加えダブダブのユニミッキーマウス状のグローブなど、大柄な方からの借り物感は隠しようがない。恥ずかしいからじろじろ見ないで欲しい。リーグ第四戦キックオフ。

開始直後は初顔合わせらしい組み手争い。何となくサイドがいけそうかな、という感じで左サイド縦に抜けて折り返してみたら今季初出場MF伊藤豪一郎先制弾。開始5分。うまく相手の出鼻をくじいてくれたようで、前半はこのままBRBペース。貼番レンジャー1号の毛利は、正面のボールを数回難なく捌いた程度であとは水澤仁雅、山村祐樹、山田慎、上田裕介の、どことなく名前が似通ったバック4がシャットアウト。前半終了。もっと追加点取れたよなとか言ってたのが懐かしい。

ハーフタイム。田村裕貴監督、GK交代を決断。さぁ祭りだ。わっせわっせで毛利のユニをはぎ取り、よってたかって新たな貼番を付け直し、選ばれたMF遠藤智也を問答無用で裸に剥いてじゃんじゃん着せる。ソックスも使い回しすかという悲鳴には聞こえないふりだ。5分後にブザーが鳴って、2015大宮健保コレクション第二部開演。舞台裏の苦労が深いほど、ステージは妖しく輝くの。貼番レンジャー2号・GK遠藤トモヨール18番は何事も無かったようにゴールマウス。

後半の前に、素人GKの見分け方をお伝えしたい。キックとCKである。サッカー歴がそこそこあれば、誰もがGKの真似ぐらい経験済み。シュート練習でイェーイ俺GKやるー、FK対決でイェーイ俺GKやるー、ミニゲームでイェーイ俺GKやるー。たまにやると楽しいのだ。そしてこいつマジかと思わせる横っ飛びを見せる奴が10人に1人ぐらい。一方キック練習とCK練習。イェーイとGK役を名乗り上げる奴はいない。つまらないから。結果、手中のボールを見つめ、えーとこれ、どうやって蹴ればいいのかしらと苦笑する遠藤ヨール。後半一転のBeaglesペースに招かれざる大活躍。自慢の身体能力で右に左に止めまくるはいいが、パントキックは異様なドライブで失速落下、CKはそもそも何をすればいいのか分からずアワアワし通し。ついにはゴールキック時にペナ外すぐで待ち構える相手FW登場。アデバヨールの異名を持つ感覚派MFに、置いたボールを思いっきり蹴るなんて下品な経験は無いのだ。
かくて大宮健保コレクションは進む。シュートは何本でも止めますが味方の攻撃には繋げませんという新たなモードを世に問うて。FW石川アランチス・ド・ナシメント一将による、全身全霊でボールキープを試みますが、相手が全身全霊で奪いに来るならそりゃ潔く渡しますよという教育的時間稼ぎにやきもきしながら。アデバヨールが止めて、ペレが取られる大宮河川敷。第七次慶應BRBの生き様を見よ。試合終了。1-0。開始5分の先取点を守り切って勝ち点3。苦しい勝利を重ねる僕等。

写真

 

難敵を倒し、殊勲のヨールを囲んで。 この時点で今日は2-0の危なげない勝利だったと思っている者1名。

難敵を倒した記念に殊勲のヨールを囲んで。
この時点で今日は2-0の危なげない勝利だったと思っている者1名。