BRBお知らせ

■2014年度東京都1部リーグ 第3戦vs東京消防庁サッカー部(5-0勝利)

2014.04.25

2014/4/20(日) 18:00 KICK OFF

慶應BRB

東京消防庁

5 2 前半 0 0
3 後半 0
得点者 2分 慶應BRB 三浦 良介(古賀 久善)
14分 慶應BRB 三浦 良介(筒井 寛樹)
52分 慶應BRB 川越 勇治
76分 慶應BRB 三浦 良介(古賀 久善)
90+2分 慶應BRB 甲斐 悠佑(川越 勇治)

 

 警告・退場 警告30分 東京消防庁 生江 良
慶應 先発 番号 ポジション 番号 慶應 SUB
小野 真朋 61 GK GK 21 藤安 雄治
筒井 寛樹 22 DF DF 7 金房 拓海
佐潟 隆平 2 DF DF 27  毛利 拓史
三上 佳貴 3 DF MF 8 市川 慎士
大山 元輝 5 DF MF 10 森田 達見
古賀 久善 6 MF MF 17 小坂井 深
加美 義人 16 MF  FW 18 甲斐 悠佑
川越 勇治 24 MF
藤村 龍生 11 MF
太田 大輔 13 FW
三浦 良介 12 FW
慶應 選手交代 OUT IN OUT IN
78 加美 義人 甲斐 悠佑
81 太田 大輔 市川 慎士
85 筒井 寛樹 毛利 拓史

戦評

「今の話、本当だろうな」
「間違いない。俺達は知らなかっただけなんだ」
「でも、おかしくないすか? だって僕等そんなもの見たことすら・・・」
「お前は黙ってろ! すまんその話、もう一回だけ聞かせてくれ。おい親父! 酒だ! この店一番の酒をこいつに振る舞ってくれ!」
「分かった。すぐに信じられないのも無理はない。何度でも言ってやる。いいか、試合には勝ち点0と1の他に、3てのがあるんだ」
「でも負けて0だろ? 引き分けて1だろ? じゃ3てのはどうすれば・・・」
「そこだ。どうやら勝つ、というものがあるらしい。勝つと勝ち点3なんだ」
「本当に本当なのか? サッカーってなんだか知らない内に1点取られて、後半サブの奴が思い詰めた顔で入ってきて、最後の10分なんてこの世の終わりみたくなるんだけど結局笛が鳴っちゃて、監督にどやされたりあきれられたり哀れまれたりして家路に付くとああもう明日仕事じゃねえかよって一連じゃないのか?」
「ところがだ! 勝ち点3には喜びってのが付いてくるんだ。お前ら試合後の相手が盛り上がってんの、なんかおかしいとは思わなかったか? あれが勝ち点3の喜びだ」
「あれか!」
「あれすか!」
「俺達にも出来るのか? 教えてくれ! それは俺達にも出来るのか!」
「出来るとも! 簡単さ! 勝てばいいんだ。相手より点を多く取って試合を終えればいいんだ。そうすりゃ勝ち点3だ」
「1点多く!」「勝ち点3!」「喜び!」
「日曜の夜も怖くない!!!」

慶應BRB最後の勝利は2013年11月17日。それ以来2014年4月20日の今日まで、公式戦での勝ち星が無い。負けはすべて1点差。気まじめな彼らは、どの試合でも力尽きるまで走り、足が折れるまで蹴り、負けて自分の至らなさを責める。どうやったら勝てるのか考えあぐねる。さらに翌日の月曜日から金曜日まではデスクで責められっぱなし。土曜日だけ夢をほんの少しだけ見て、日曜にまた突き落とされて考え込む。この繰り返しで五ヶ月。さすがにこんな修行僧のような日々は何かおかしい、要は難しく考えずに勝てばいいんだろ? という雰囲気が満ちてくる。ここで輝いたのが「え、勝てばいいんすよね」を言わせれば関東リーグ級のFW三浦良介。合理的思考のみを食べて生きる彼に、勝ちたいなら勝てば良い、以外のロジックは無い。勝ちたいなら勝つ、その具体的手段としてゴールを取る。俺は今、シンプルで合理的な筋道に貫かれている。この快感が分からない奴が愚民でなくて何だ。だって勝てばいいんすよね? 開始2分でゴールを取ればいいんすよね? 前半もう1点取っておけばいいんすよね? 後半にも1点とってハットトリックかませばいいんすよね? これで上昇気流だとか、新戦力のMF川越勇治も1得点1アシストでいよいよ馴染んできたとか、FW甲斐悠佑の初ゴールも生まれたしとかって、いったい何の関係があるんすか? 勝てばいいんすよね?
その通りだ慶應BRB。考えすぎずに勝ち点3だ。慶應BRB 5-0 東京消防庁サッカー部。今はともかくこの夜を喜べ。

■2014年度東京都1部リーグ 第2戦vsアストラ倶楽部(0-1敗戦)

2014.04.08

2014/4/6(日) 18:30 KICK OFF 於大井第2グラウンド

慶應BRB

アストラ倶楽部

0 0 前半 1 1
0 後半 0
得点者 22分 アストラ 坪内 俊樹

 

 警告・退場 警告84分 アストラ 岸 寛大
警告90+1分 慶應BRB 佐潟 隆平
慶應 先発 番号 ポジション 番号 慶應 SUB
今泉 誠也 51 GK GK 21 藤安 雄治
筒井 寛樹 22 DF DF 7 金房 拓海
三上 佳貴 3 DF DF 27  毛利 拓史
佐潟 隆平 2 DF MF 8 市川 慎士
大山 元輝 5 DF MF 17 小坂井 深
古賀 久善 6 MF FW 11 藤村 龍生
加美 義人 16 MF  FW 18 甲斐 悠佑
川越 勇治 24 MF
太田 大輔 13 MF
森田 達見 10 FW
三浦 良介 12 FW
慶應 選手交代 OUT IN OUT IN
41 太田 大輔 藤村 龍生
57 森田 達見 小坂井 深
74 大山 元輝 甲斐 悠佑

戦評

慶應BRBリーグ第二戦の相手はアストラ倶楽部。暁星高校OBで結成された、日本で2番目に古いクラブチーム(1918年設立)である。ちなみに最古は東京蹴球団(1917年設立)。この2チームいずれもが2014年の今日もなお、社会人という枠を守りつつ東京都1部リーグに所属している事実。百周年記念パーティーとかあったら呼んでくんないかなという人情。このあたりが東京の社会人サッカーに漂う情実である。

さてキックオフ。アストラの強さは、相手に応じて戦い方を変えられることにある。飯田橋の狭い空の下、ひたすら相手を出し抜くことを学んだ彼らのサッカーとはつまり、相手が強いと見るやボヤボヤとボールを回してぬるま湯の展開に持ち込み、最後にさっと煮え湯をひと掛け、勝利を盗み去る。弱点があったらそこだけ熱湯に浸し続け、じっくり煮込んで勝点3を確保する。馬鹿正直なだけじゃ100年は続かないのだ。

そのアストラがこの日、慶應BRBに真っ向勝負を挑んでくる。昨年は違った。BRBが2-0で勝利した昨年のゲームでは、少ないチャンスをすくい取る戦い方だった。100年前からサッカーやってる集団に「今年はいける」と思われてしまった原因は何か。関東社会人の負けをまだ引きずっているのか。去年いた誰かがいないからか。単に調子が悪いだけか。はたまた単に弱いのか。試合は前半22分、相手シュートのこぼれが3度相手にこぼれる不運もあって先制をくらい、そのままのらくら70分もってかれて試合終了。原因を内に抱えた旅の始まり。

■2014年度東京都1部リーグ 開幕戦vsCriacao(1-1引き分け)

2014.04.06

2014/3/30(日) 16:30 KICK OFF 於慶應義塾大学日吉グラウンド

慶應BRB

Criacao

1 0 前半 0 1
1 後半 1
得点者 70分 Criacao 村井 匠(西山 慶)
83分 慶應BRB 三浦 良介(川越 勇治)

 

 警告・退場 警告15分 慶應BRB 佐潟 隆平
慶應 先発 番号 ポジション 番号 慶應 SUB
神舎 宏 31 GK GK 51 今泉 誠也
大山 元輝 5 DF DF 22 筒井 寛樹
三上 佳貴 3 DF MF 8  市川 慎士
冨田 賢 4 DF MF 9 原田 亮
佐潟 隆平 2 DF MF 11 藤村 龍生
太田 大輔 13 MF MF 17 小坂井 深
古賀 久善 6 MF  FW  12 三浦 良介
加美 義人 16 MF
川越 勇治 24 MF
森田 達見 10 FW
甲斐 悠佑 18 FW
慶應 選手交代 OUT IN OUT IN
55 森田 達見 原田 亮
72  加美 義人 三浦 良介
82 佐潟 隆平 筒井 寛樹

戦評

「Criacaoと書いてクリアソン!」東京都社会人サッカーのフリークを自称するなら、知らないで済むのは今年まで。来年以降になだれ込んだら、したり顔はもう相手のものだ。「意味はポルトガル語で『創造』。クリアな顔でもないし、もちろんクリア村でもないからね~」も賞味期限切れが迫っている。何故なら彼らは一過性の存在では無い。Criacaoと書いてクリアソン。東京都社会人サッカー1部リーグに現れた新星。慶應BRBリーグ開幕戦の相手。その誕生の原動力は、地域草の根でも、学校OB活動でも、職場仲間の団結でもない。まずチームビジョンあれ。続いてそれに殉じる選手あれ。ビジョンのために結成された、おそらく東京初のチーム。あえて分類するなら新興ベンチャー系とでも呼ぶべきか。世界を目指すと言い切って相手を見据えるその名前は、結局のところ何にもならないかもしれないし、いつか何かになるかもしれない。少なくともCriacaoと書いたらクリアソンだ。Criasonとか書いてもギリギリ許されるのは今年までなのだ。

さて慶應BRB対Criacao。連綿と続く歴史を背負うチームと、壮大な未来を語るチームの戦いは、両者の描く時間絵巻とは裏腹に、足元だけを見つめた堅い内容となった。チャー・シュー・メーンで蹴り込んで、ポカ・ホン・タースで競り合って、ドデ・スカ・デーンともみ合って、こぼれたらまたチャー・シュー・メーンを繰り返すこと45分。時折MF森田達見が才能の片鱗を見せるも、前半のシュート数は両軍併せて1。90年続いたチームも、90年続かせようとしているチームも、2014年3月30日この試合の勝ち点を失いたくないのだ。

後半に入り、疲れもあってか流れの振幅に勢いがつき始め、お互いゴール前までボールを運ぶように。70分。先制は新興チーム。途中交代のFWが明日を目掛けて。追い込まれた古豪。FW三浦良介、DF筒井寛樹を投入し、見てくれを捨てた直滑降の破壊力勝負。鐘が鳴るまでにこじ開けられるか。間に合った87分。右サイドで筒井が産んだ流れから、新戦力MF川越勇治→三浦と繋いで同点ゴール。綿棒に似た何かが薄暮に吠える。たなびいたままタイムアップ。勝ち点1を分け合って最低限の結果。フゥと一息14分の1試合終了。

写真

初出場のGK神舎を囲む。着衣的なこもごもで出場許可が遅れ、列に間に合わなかったわけでは決してない。

初出場のGK神舎宏を囲む。着衣的なこもごもで出場許可が遅れ、列に間に合わなかったわけでは決してない。

07

空と花と円陣と。人工芝も加わって、美しき国の21世紀社会人サッカー。

綿棒に似た何か(中央)。2014年のBRBを救う一撃だったかもしれない。

綿棒に似た何か(中央)。2014年のBRBを救う一撃だったかもしれない。