BRBお知らせ

■東京都1部リーグ 第十一戦 VS.FC OSSA (0-1敗戦)

2013.09.23

2013/9/22(日) 18:30 KICK OFF

慶應BRB

FC OSSA

0
(勝点25→25)
0 前半 1 1
(勝点18→21)
0 後半 0
得点者  44分 FC OSSA
 警告・退場  [警告] FC OSSA
慶應 先発 番号 ポジション 番号 慶應 SUB
関根 宏一郎 1 GK GK 21 藤安 雄治
 金房拓海 7 DF DF 2 水澤仁雅
三上 佳貴 3 DF DF 20 今村匠実
冨田 賢 6 DF DF 22  筒井寛樹
大山 元輝 5 DF MF 17 小坂井 深
加美 義人 36 MF MF 30 原田亮亮
古賀久善 37 MF FW 12 三浦 良介
藤村 龍生 26 MF
森田 達見 10 MF
甲斐悠佑 18 FW
毛利 惣治 14 FW
慶應 選手交代 OUT IN OUT IN
HT 藤村龍生 三浦良介
58 加美義人 原田亮
71 金房拓海 今村匠実

戦評

「だから一位の方が関東参入戦の組分けで少し有利になんのよ、一回戦の相手が各県の2位以下になるわけ。8三歩成る、と」
「え、でもさ、その辺の差はあって無いようなもんだし、なんていうかこっちがチャレンジャー的な立場? の方が戦いやすい時もない? あ。ゴメンそれポン。見逃さないよ。アラワシの眼」
「いいじゃん出られんだから。勝ちゃいいんだろ? 君達ぐちゃぐちゃ悩みすぎ。すいませんお姉さんナマ追加! めんどくさいんでピッチャーで! いえ、だから人数分ピッチャーで!」

前節9月1日、東京都1部リーグ3位以内に与えられる関東社会人サッカー大会(関東リーグ参入戦)の出場権を獲得し、後は優勝か2位か3位かの慶應BRB。その後荒天により公式戦や練習の中止が相次いだ関係で、9月22日の今日まで3週間、することなくて余韻に浸りっぱなし。「今日フワッと試合に入ったらやられるヨ!」のヨが既に「ヨーロレイヒー」のヨ。一里塚で武装を解いちゃった集団が、どこまでヨイショと腰を上げられるか。サッカー選手の前に人間としての資質が問われる一戦となった。さらに相手はFC OSSA。法政大体育会出身者が母体、ここまで4位は6引分けのせいで、敗戦は対早稲田の1つだけときて、細かい部分が勝敗を分ける相手。ちなみに読みはオッサである。文章から外して際立たせてみたが、深い意味はない。

試合開始。ボール支配率で上回るBRB。今日の自分達に勢いでがーっと行く術は無いと知り、コイン落としゲームさながらパスを一つずつ丁寧に通し、耐えられなくなった相手が雪崩を打つのを待つ構え。しかし相手陣地の奥までは運ぶものの、最後のところで人智を超えたウォーッと来るものが足りない。一方、負けたら昇格アウトのOSSAディフェンスにはウォーッと来るもの満載。これで落ちたろ、今度こそ落ちたろの連続チャンスをゴールライン上で防がれる。物理の法則からいえばとっくに奈落の底のはずコインが、根性としか呼べない形態で台の端。その内こちらのタネ銭が尽きて、押し戻されて、揺り動かされて、躍動されて、44 分に気持ちのこもったFKを決められて前半おしまい。0-1。

後半、ウォーッ以外の言語をそもそも知らない男、FW三浦良介を投入。右サイド裏スペースに勝負を賭けるも、肝心のチームが責任回避症候群。自分の持ち場だけ頑張りまーす、あとは蹴りまーす、僕以外の皆さんよろしくー、ボンボヤージュ! 的サッカー出現。主役のいない舞台。指導者のいない革命。2013年9月22日のBRB。オープニングのナレーションが、そろそろエンディングだってのにまだ終わらねえ、という感じで時間が過ぎ、こちらも途中投入MF原田亮ボレーシュートがまたもゴールライン上でクリアされて打つ手無し。さすがに最後の10分は騒ぎ立てたが、大きなうねりにはならず、試合もおしまい。0-1のまま。

慶應BRBは敗戦に意義を求めない。
勝ち点ゼロなら、どこまでいってもゼロ。あっちこっちひっくり返してもゼロ。延々と続く無の荒野。「この敗戦を糧に!」その甘ったるい言葉は、とんでもない格上との試合、チーム創設以来初の敗戦、百歩譲って今シーズン初の敗戦ならありか。慶應BRB 0-1 FC. OSSA。今季リーグ2敗目となる試合を通じて、チームにもたらされたものなど何もない。2敗のチームが1敗のチームより上にいるという、締まりのない順位表だけが成果。
一方で、確実に一試合分・90分の経験を刻んだ顔がズラリ。試合前に比べてその分だけの何かが加わった心身で、一人ひとりが明日を生きる。それもまたコイン落としだ。今日の一枚がスコンといいとこ転がって、明日雪崩が起きるかもしれない。来月かもしれない。10年後かもしれない。とっくにサッカー辞めた頃かもしれない。落とし方が異様に下手で、ポツンと一枚、ウンともスンとも言わないかもしれない。敗戦に意義はない。人生には、どの経験だって意味がある、のかい諸君。もしチームの勝利となって花開くことがあれば、改めてその時に言えばいい。あの日の負けには意味があったと。それまでは黙って無の荒野。

さてと。クラブハウスを後にする。全くもって冴えない一日だった。鞄を担ぎ、見上げれば秋の夜空、のはずが沖合から憤怒の大魔神登場。
「お前ら、今後の走り込みに文句は一切言わせない」
これまた何とも理屈の通じなそうな。チームに敗戦の意義はなくとも、福田雅監督の指揮するチームが負けた場合、今後の練習方針と選手達の社会人生活に与える影響は計り知れない。今日はやっぱり負けちゃダメだった、コインがえらいところに転がっちまったと、選手達がようやく気付いた瞬間である。

ふがいない敗戦に目を覚ました魔神と、目を合わせずに帰りたかったところを見つかって木の葉のように翻弄される民衆のイメージ。波風立ててくれる人がいるだけ幸せと思わなければいけない、をテーマに急遽封切り決定、週末を中心に最近は平日まで浸食しつつ絶賛上映中。

ふがいない敗戦に目を覚ました魔神と、目を合わせずに帰りたかったところを見つかって木の葉のように翻弄される民衆のイメージ。波風立ててくれる人がいるだけ幸せと思わなければいけない、をテーマに急遽封切り決定。週末を中心に最近は平日まで浸食しつつ絶賛上映中。

 

■東京都1部リーグ 第十戦 VS.三菱商事サッカー同好会 (3-0勝利)

2013.09.01

2013/9/1(日) 14:20 KICK OFF

慶應BRB

三菱商事サッカー同好会

3
(勝点22→25)
0 前半 0 0
(勝点17→17)
3 後半 0
得点者  62分 甲斐悠佑
71分 太田大輔 (毛利惣治)
90+2分 太田大輔 (甲斐悠佑)
 警告・退場  [警告] 三菱商事サッカー同好会
[警告] 三菱商事サッカー同好会
慶應 先発 番号 ポジション 番号 慶應 SUB
関根 宏一郎 1 GK GK 21 藤安 雄治
佐潟 隆平 32 DF DF 2 水澤仁雅
三上 佳貴 3 DF DF 20 今村匠実
冨田 賢 6 DF DF 22  筒井寛樹
大山 元輝 5 DF MF 7 金房拓海
加美 義人 36 MF MF 17 小坂井深
古賀久善 37 MF FW 30 原田亮
藤村 龍生 26 MF
太田 大輔 13 MF
甲斐悠佑 18 FW
毛利 惣治 14 FW
慶應 選手交代 OUT IN OUT IN
HT 藤村龍生 原田 亮
60 加美義人 小坂井深
86 大山元輝 金房拓海

戦評

夏は14時20分キックオフ。ロングパイル人工芝の照り返し。
観客席39℃。いやー今日、あまりにクソ暑いからどこまで行くかと思ってさー、の持参温度計がハードワーク。それでも37℃ちょぼちょぼぐらいまではアラやだこの子微熱だわ、とか笑っていたのがあれよとインフルエンザ級になって、ていうかここ日陰じゃねえかよという声も潜め気味。深呼吸一拍、おそるおそる置いたピッチレベル49℃。もうダメ。大和言葉で表現する話ではない。清少納言は匙を投げ、与謝野晶子が君を泣き始める世界。母さん今から僕たち激しい運動をします。今日のこれからをもって宇宙人にサッカーという競技を説明したら、何か決定的な誤解が何万光年の彼方に生じるでしょう。例えば日なたに置いたベンチには、一度座ってアチアチアチと踊ってから日陰までズルズル下げること、といった。しかも皆、今日はぜってー負けらんねえと口を究めます。いい大人のはずなのに、まずは生きて帰って来ようとか、分別あることを言う人は一人もいないのです。なぜなら本日の相手は三菱商事。慶應ソッカー部出身者を多く揃え、2月の天皇杯予選ではしてやってくれた相手との一戦だから。常識の四角四面じゃ割り切れない世界に身を置いて、今日負けたらその土台ごと崩れてしまうような、そういう試合だから。

2013年9月1日の東京都社会人リーグ1部、三菱商事サッカー同好会-慶應BRBは上記のような構図でキックオフ直前を迎える。決意のまなじりも凛々しく、もうこの身なんてどうだってという青年将校の面持ち。ちょっと物々しすぎるか。ここで福田雅監督、今週の一計。本来は試合後のはずだったMF太田大輔の婚約発表を試合前円陣で実施。がんじがらめの両チーム因縁と、その絡み合ったところへ鉛をぶら下げるような酷暑との強烈タッグに、ダイスケ結婚おめでとうをぶつける。一歩間違えば消化不良に繋がる大きな賭け。結果は地鳴りのような祝福。悲壮感は消え、アップは日陰でやろうかしら、ダッシュの本数減らそうかしらといったチマチマした事も言わなくなり、いっちょ景気よく行こうぜ兄弟、でこの集合写真。49℃に咲く花。

試合開始。三菱商事が三菱商事らしい戦い方。ピッチもベンチも関係なく、チームのために走って飛んで闘ってボトルを洗う。西に東に困った味方あらば労を惜しまず助けまくる。対戦相手としては誠に厄介だが、同胞としては、世界を股に掛けてこれこのように業務に邁進されているのかと思うと頼もしい限り。やっぱ三菱商事すげーわ、と感心してる内に1点取られてるのが思うつぼなので、ひとまず前半は、スカウティング通り相手ディフェンスラインの隙間を突く攻撃が通用するのか確認と、2トップも怪我明けだしの45分。相手FKに肝を冷やしたが、まぁそれで済ませて前半終了。

後半。相手に疲労によると思われる交代が相次ぐ。後半11分の時点で交代枠が使い切られる。実はこの時点で勝負は付いていたのかもしれない。一方のBRBは2トップの試運転も済み、相手陣内・深い位置での楔が決まり始めて波状攻撃。17分、FW甲斐悠佑のセンタリングが三菱商事DFの手に。左サイド奥、審判からは見えにくい位置ときて、故意かどうかは微妙。PKきっちり決めて先制。相手がゲームプランを失ったところを逃さず、28分にはこの日抜群の動き出しでチャンス量産の太田が、FW毛利惣治とのパス交換から抜け出して2点目。ロスタイムにも太田。甲斐からのパスを受けて冷静に。惜しみない運動量と金払いでチームを支える男が、今日という日に結実の2ゴール。ディフェンスもしっかり締めて、望外の3点差でタイムアップ。さらに試合後に届いた他会場結果により、慶應BRBは東京都一部リーグ3位以上が決まり、関東社会人サッカー大会(関東リーグ参入決定戦)への出場権を確保。早くも饐えた匂いが立ち込めるロッカールームに咆哮一周。反響せよシャワー室タイル壁。

それにしても伴侶を決め、酷暑に2点を決め、ライバルからの勝ち点3を決め、おまけに関東大会出場を決めてガッツポーズ。こんな事が許されていいのか。書いていても全くもって釈然としない。しかし小さい奴と思われてもつまらないので、ダイスケおめでとうで本稿を締め、当日夜に行われた狂乱の祝宴がどのようにDF佐潟隆平の記憶を奪ったかについては教えてあげないのである。

写真

まだ婚約発表前につき、やや気合い過多の円陣

まだ婚約発表前につき、やや気合い過多の円陣

集合写真。新郎の頭に角を出す者がなかった点に、BRBの成長を感じていただきたい。一方で、ピッチ49℃に付きみんな膝を付きたくなくて後列を選んでる内に、という可能性も捨てきれない。

集合写真。新郎の頭に角を出す者がなかった点に、BRBの成長を感じていただきたい。一方で、何しろピッチが49℃なもんで、みんな膝を付きたくないから後列を選んでる内に、という可能性も捨てきれない。

太田に主役を奪われたが、この日は怪我から復帰した主将・甲斐の4/17以来となる公式戦でもあった。フル出場1得点が今後の弾みとなるか。

太田に主役を奪われたが、この日は怪我から復帰した主将・甲斐の4/17以来となる公式戦でもあった。フル出場1得点が今後の弾みとなるか。

ロスタイム3点目。 太田大輔、2位以下に大差を付けて競技場も最後のカーブ。笑顔が見られます。もう金メダルは間違いありません。

ロスタイム3点目。
太田大輔、2位以下に大差を付けたまま競技場も最後のカーブ。笑顔が見られます。もう金メダルは間違いありません。