BRB・一貫校からのお知らせ

■東京都1部リーグ 第九戦 VS.V.F.C東京 (5-1勝利)

2013/7/28(日) 18:45 KICK OFF

慶應BRB

V.F.C東京

5
(勝点19→22)
2 前半 0 1
(勝点15→15)
3 後半 1
得点者  20分 三浦良介 (森田達見)
38分 久保雅史 (森田達見)
49分 V.F.C東京
59分 三浦良介 (加美義人)
83分 原田亮 (藤村龍生)
90+1分 大山元輝 (加美義人)
 警告・退場  [警告] 慶應 大山元輝
[警告] 慶應 三浦良介
[警告] 慶應 冨田賢
[警告] V.F.C東京
慶應 先発 番号 ポジション 番号 慶應 SUB
関根 宏一郎 1 GK GK 21 藤安 雄治
今村 匠実 20 DF DF 32 佐潟 隆平
三上 佳貴 3 DF DF 17 小坂井 深
冨田 賢 6 DF DF 26  藤村 龍生
大山 元輝 5 DF MF 30 原田 亮
市川 慎士 8 MF MF 40 大塚 直樹
加美 義人 36 MF FW 14 毛利 惣治
久保 雅史 11 MF
太田 大輔 13 MF
森田 達見 10 FW
三浦 良介 12 FW
慶應 選手交代 OUT IN OUT IN
30 市川 慎士 原田 亮
70 今村 匠実 佐潟 隆平
81 太田 大輔 藤村龍生

戦評

大変な事態である。何しろ先週、慶應BRBはセルベッサFC東京に敗れたのだ。今季23年ぶり一部昇格のBRBに、確たる勝利の方程式はない。「こないだ勝ったんだから今日も勝てんだろ! えぇ? 勝てんだろ!」「カテンダロ!」「今日も!」「キョウモ!」「コナイダモ!」「イツマデモ!!!」耳から蒸気がピーの勢いで叫び、頭のネジを外したまま90分走って我に返る。ああ今日も負けなかった。前々節まで6勝1分の理由全部がこれである。そこにくらった今季初黒星。さぁ困った。「こっからは6連敗で、6勝1分6敗でシーズン終了・・・」寝付きが悪いタイプ。「いや、星の並びは○○○○○△○●だから、この後は△●●●●●。最終成績6勝2分6敗。合計14試合でリーグ全13試合より多くなっちゃう点は、この際無視しましょう」半端な偏差値が邪魔するタイプ。「マルマル、サンカク、マル、クロマル、マルマル、モリモリ、みんな食べ・・・ いや、何でもないっす。断じて何でもないっす」明らかに仕事が出来ないタイプ。これまで勝利、あるいは無敗の二文字で束ねられた集団が、それぞれ余計なことを考えはじめた時の脆さたるや。突き詰めて積み重ねてきた分、ほつれた後の再構築の難しさたるや。

試合開始。相手のVFC東京は、これぞVFCというサッカーを展開。圧巻の制空権を持つFW根本知治を全面に押し出したした長短のクロス、こぼれ球にはFW浜崎真人らの手練が襲いかかる。これがやたらめったらのボカ蹴りサッカーならいざ知らず、蹴る方からして経歴に頷くしかない納得の球筋。ちょ! ちょっと! 止めてくんない! そこに蹴るのだけは! 止めてくれるはずもない。もう! 相手の嫌がることばっかして! もう何なの! 聞き入れてくれるはずもない。かくてBRB陣内には正確で無慈悲なクロスボールが雨あられ。前半15分まででVFCシュート数7本、BRBは当たりそこねのホゲホゲ1本。GK関根宏一郎の好守なくば2~3失点が妥当なところ。守備陣はクリアに汲々とし、中盤は頭上越えられて右往左往し、前線はボールを追っかけ回すだけ。組織としての慶應BRBは消え、目の前のボールに反応するだけの11人と化した。

背番号12・三浦良介。組織とか個人とか何すかそれ、自分はそもそも目の前のボール追っかけて汗かくだけっす、が身上のFWである。実際その発汗量は地域リーグのレベルを軽く凌駕する。さらにこの日は高い湿気も手伝って粘度も十分。あっという間に妖怪・ヌラヌラ男爵へとメタモルフォーゼを遂げ、その時が来るのを待った。19分。BRBクリアボールの処理に相手ディフェンスがもたつく。ここが千渡と背後からヒタヒタと現れたヌラ男爵、ヌルりとボールを奪取すれば、体をぶつけに来たDF陣の間をヌラヌラすり抜け、気付けばGKと一対一。ハイドロプレーニングで勢いを増したシュート刺さって1-0。歓喜の抱擁はドジョウつかみ大会のごとく。
さらに劣勢チームの先制で生じた一時的混乱に乗っかって内容までやや盛り返し、38分にはゴール前に侵入したMF久保雅史のシュートが相手に当たってゴールイン。狐につままれたような2-0で前半終了。

後半。VFC のMF河合崇泰による、GKお口アングリFKで幕開け。2-1。一点差となって、勝負の時間帯。前半同様、構図としてはVFCがこれでもかとねじ込み、BRBは耐えてカウンター。押し切るのか、凌ぎ切るのか。再び登場は三浦良介。14分、今度はMF加美義人のスルーパスで抜け出すと、角度のないところから逆サイドへ流し込む。アナタあの子が! 闇雲に走るだけだったあの子が! ちゃんと膨らんでからパスを呼び込んで! 「ゴールの可能性は感じさせるが、得点の匂いは全くしない」とかクソミソに言われてたのに、GKの動きをちゃんと見て! 感涙のベンチ。なるか脱皮。キワ物扱いヌラヌラ男爵ではなく、負け試合をひっくり返すFWに化けた瞬間が今なのか。

試合はこの後、VFCに怪我人が出たこともあり攻撃がややペースダウン。2点差をバックにやっと一息、BRBがこの試合はじめて意思を持ってボールを回す。38分には途中投入のMF原田亮、期待に応えてCKヘッド一発、さらにロスタイムにはお待たせしましたDF大山元輝・今季初ゴールで5点目。後半途中までは押されっぱなしの展開で、終わってみれば4点差勝利。あの内容で負ける日もあれば、この内容で勝つ日もある。明日だってどうなるか分からない。それでも内容をとことん追求し、勝敗には妖怪を使ってまで固執する。そのようなサッカーと人生を大いに良しとして、明日も慶應BRBは行く。

写真

スタメン。特にどうということもない一枚なだけに、どうしてもGK関根ヘアースタイルの行く末が気になる。

スタメン。特にどうということもない一枚なだけに、GK関根のヘアースタイル行く末が気になる。

劣勢が続いたが、DF陣は良く体を張った。写真は冨田賢。是非東京都国体選抜に残って欲しい。

劣勢が続いたが、DF陣は良く体を張った。写真は冨田賢。是非東京都国体選抜に残って欲しい。

MF原田亮(中央・30)のヘディング決まって4点目。3点差に突き放す一発に表情緩む。MF藤村達生(左端・26)、DF佐潟隆平(右端・32)と途中投入の三人はいずれも期待に応えた。

MF原田亮(中央・30)のヘディング決まって4点目。3点差に突き放す一発に表情緩む。MF藤村達生(左端・26)、DF佐潟隆平(右端・32)と途中投入の三人はいずれも期待に応えた。